私は最近思うことがあります。
「世に言う成功者の内実は、
人々の汗の土台の結果を代表する人だったり、
人間的には素晴らしいとイコールではない。」
と思います。
(私は松下幸之助さんは、道義的な生き方的にも実績的にも、共にすごいと尊敬していますが。)
昔にコヴィーさんがオリジナル「7つの習慣」という本で
「社会的な成功より、真の成功とは人格的な成功だ。」
と書いてありました。
昔はその言わんとする意味にあまり共感できませんでした。
しかし、今日ある人の自叙伝を読むと多くの「成功者」は
部下の犠牲や涙で大きくなったり、
金稼ぎ第一主義で、道徳などを二の次に出世したり
権力者に取り入ることがうまかったり、
自分のエゴイズムで道理をまげて、一時期的に栄えたりする中で、
自伝ですから美化や正統化も多少あるでしょうが、大筋は世見的にもお金持ちですが、けっして世俗的に栄えたいわけではなく、その筋を通す、正しさを貫ける強さ、自己犠牲の精神に感銘を受けました。
彼が西郷隆盛、二ノ宮尊徳、吉田松陰などを尊敬しているといい、ちょっと嬉しかったです。
結局立ち位置や、集団の表面的なきれい事より、結局は人、人格なのかもと最近は思うようになりました。(私自身は原則中心主義者ではなく、良い方向をコンパスにした、根っからの合理主義者ですが、、、))