何もかもが大きく変わっていく
今の世にあって
「幸せ」とは いったいなんでしょう。
何が、「自分にとって」の幸せなのでしょうか。
このことを疎かにしていては、
幸せな人生など、おぼつかないでしょう。
渡○淳一氏「幸せ上手」から抜粋
渡辺○一さんの2010年に講○社からでた「幸せ上手」は、これまでの書き下ろし作品ですが
「幸せ」について、少し触れてみたいと思いました。
若い頃から渡辺○一さんのファンで、多彩な恋愛小説を読破してきました。
70年の直木賞「光と影」80年 「遠き落日」近年の「告白的恋愛論」など
華麗な現代ロマンを描く作家として渡○淳一ファンも多いのではないでしょうか。
健康であることの定義を、「健康とは、全身すべての臓器を感じないこと」
と彼は書いています。
いつも胃のある位置が分かっている私は、健康とは言えないようです。
健康であるためには、全身の血が滞りなくサラサラと流れていること。
そうなると、コレストロールや血圧も高めの私の血はサラサラではなく、ドロドロということになります。
そうならないためには、血管と神経この両者の関係を理解することだそうです。
心の持ちようで血管は開いたり縮んだりするので、ふさぎ込まないことが大事になってきます。
いつも明るく、何でもやってみようと前向きに生きていくと、血の流れも良くなり病気も治りやすくなるそうです。
そこで、友人のAさんのケースを少しだけ触れてみたいと思います。
2年前にガンの告知受けた日から今日まで、泣き言も言わずにいつも前向きなAさんに教えられてばかりです。
どうしたらそんなに前向きでいられるのか、その強さの裏には宗教があるようです。
信じるものは救われる。信念を持つことが如何に大事か・・・・。
幸福感は人それぞれ違いますが、「今、私ね、幸せだと思ってるのよ」そう語るAさん。
心の奥までは入れませんが、その言葉に偽りはないと思っています。
日頃Aさんは、私たちや家族に対しても、決して弱音をはくこともなく気丈に振る舞います。
抗がん剤治療による入退院の繰り返しで頭髪もなくなって、それでも明るく笑顔で迎えてくれる。
その精神力の強さにはほんとうに尊敬に値します。
Aさんの体調の良い日には一緒にスーパーへお買い物に出かけたり、
何気ない会話の中にも笑いを忘れないように心がけています。
笑うことで副交感神経が優位になって、それが病気の治療薬だそうです。
年齢をとるとともに病気の一つ二つは出てきますが、一病息災、弱いところと共存し
まだ見ぬ明日に希望をもって生きるという気持ちの切り替えがいいようです。
何が自分にとっての「幸せ」なのか、彼女は知っているのだと思います。
私自身、人と比べる「幸せ」は意味がないと思っています。