DANCIN`HEART

あなただけが 私の恋人♪
 思い出して あの浜辺を♪
ふと見交わす あなたの瞳に 
赤い太陽が 満ちあふれて♪ 

童話の世界

2015年03月14日 | 感想

テレビや新聞で、童話作家の松谷みよ子さんの訃報を知り悲しい気持ちです。(2月28日老衰のため東京都内の病院で死去。89歳。)1960年の長編童話「龍の子太郎」で国際アンデルセン賞を受賞。「モモちゃん」シリーズ、「いないいないばあ」などの赤ちゃん本シリーズも子供と一緒に読みました。幅広く支持され皆に愛された松谷みよ子さんは、民話研究室の主宰者でもありました。全国の民話や民間伝承を採集する活動にも長年取り組まれていましたね。

 心にに残る言葉は

書こうとすると言葉はたくさん出てくるものの,相手を傷つけることになるだろうと思うようになったのです。空想の世界ではない世界を書きたいので,否応なく仮面を引きはがすようなことになります。
 一方,童話というのは凝縮した世界を書くので,生々しく人を分析したり,裏側を覗いたりして人を傷つけるということがありません。それに人の裏側をみる,それが真実だろうかと思い,私は童話という手法を選んだのです

常日頃、作家の仕事は大変な仕事だと思っています。故森瑤子さんが、ある雑誌の対談記事の中で、小説に登場する人物が夫や娘のことになると、胸が切り刻まれる思いです。そのように血が滲む思いで小説を書かれているのだと知ってから、それは身を切るような辛い作業だと思いますが、嬉しいにつけ、悲しいにつけ心の描写を文字に出来るなら、それも幸せな事だと思います。童話の世界であれば、空想的な夢見る世界を文にして絵を描くことで表現できますからね。勿論、それなりの想像力の豊かさも大事な事と思います。時代のニーズにあった作品であれば、多くの人に支持されていくのでしょうね。松谷みよ子さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。たくさんの夢と希望と微笑みを有難うございました。

 



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