テレビ東京系列で毎週土曜日放送中の
観れるときは欠かさず観ている番組なのですが、毎週一つの歴史的な美術作品にスポットを当てて紹介している番組です。
番組の特徴として
「紹介する作品の内容に沿ったミニドラマが挿入される」
というのがあるのですが、今日放送分の鈴木春信の「雨夜の宮詣で」ではミニドラマの趣向がとんでもない事になっていて観ていて唖然となりました。
絵の作者である鈴木春信が現代の東京、しかも秋葉原のメイドカフェにタイムスリップしてメイドさんと絵について談義するという内容でメイドさんが古い年号をばっちり判っていたり春信が現代用語をある程度理解しているなど(スムーズなドラマ進行を考えれば当然ですが)最初観たときは
「この番組(美の巨人たち)に何が起きたんだ!?」
とかなり焦りました。
しかしこのミニドラマ「雨夜の宮詣で」のモデルになっている茶屋の娘さん(江戸きっての美人と言われ、春信の美人画の題材に取り上げられた事から超有名人となった)とメイドカフェのメイドさんをかけている(ミニドラマのタイトルが「茶屋今昔物語」だったりします)という一見するとかなりぶっ飛んだ内容ですが実はしっかりと紹介された作品にきちんとあった内容のものになっていたのです。
単なるドキュメンタリーに留まらず色々と趣向を凝らした番組を作ってくれる美の巨人が大好きです。
リンク: KIRIN~美の巨人たち~.