
今、水戸のホテルでこの日記を書いてます。
昨日のコミケ終了後遠路向かったのが福島県でした。
現在東日本大震災復興支援の一つとして福島県立美術館で開催中の
若冲が来てくれました-プライスコレクション江戸絵画の美と生命- http://jakuchu.exhn.jp/
を観覧するためです。
福島に着く前に郡山で夕食を買い込み、福島に到着。
宿についてエレベーターで上階に上がろうとした際に一つの現実を突き付けられました。
0.04マイクロシーベルト
ホワイトボードにその日のロビーと部屋の放射線量が書かれていたのです。
福島第一原発事故の影響を目の当たりにして頭をブン殴られた気持ちでした。
あのホワイトボードが要らなくなる日が一日も早く来てくれる事を心から願いました。
その後翌日の準備を進めつつのんびりしていたのですが、突然の地震で飛び上がることに。
震度3の地震が起き、建物の9階に居たために強い揺れを感じたのでした。
地震への驚きがおさまったあと翌日の準備を終えてようやく就寝した次第でした。
翌朝、朝食後に昨晩買い込んだ福島県産の桃を頂く事に。
痛みがきて割安になっていたのを買ったのですがちょうどいい感じに柔らかくなっていて非常に美味しかったです。
宿を出て徒歩で福島県立美術館に向かいました。
福島の夏の日差しも暑かったですが、先日までのコミケと比べたら天国でした。
オープンの午前9時30分より前に福島県立美術館に着いたのですが既に相当数の人が来ておりました。
最後尾にならんで入場を待つこと十数分、やっとの事で入場出来ました。
今回の「若冲が来てくれました」、アメリカ人のジョー・プライス氏のコレクションから伊藤若冲を含む多数の作品を見れるということで非常に興味深いものがありました。
若冲の作品も素晴らしかったのですが、他の江戸絵画も非常に素晴らしく、福島まで足を伸ばした甲斐がありました。
特別展を堪能後、福島交通で福島駅へ戻り地元のアニメイト巡りをして時間を過ごしました。
当初の計画では会津若松まで行く予定だったのですが、コミケで想像以上に体力を使った為に遠出を諦めて昨日の計画変更で行けなかった白河市に向かいました。
白河市の観光物産協会公認キャラの
小峰シロ http://komine-shiro.com/
の新作グッズ(売り上げの一部が震災で被災した小峰城の修復に使われます)を手に入れる為です。
今も小峰城は入場できない状態なのですが一日も早く震災前の姿に戻ってくれることを願わずにはいられませんでした。
ここの二の丸茶屋で出されているフルーツパフェが絶品で来た甲斐があったというものでした。
時間の都合一時間ほどしか居れなかった白河でしたがいい思い出になりました。
東北本線を上野方面に向かう車中で今日の日程をどうするか考えていました。
当初の計画では会津若松に行った後に遠回りになるものの水戸まで出て翌日にガールズ&パンツァーの聖地茨城県大洗に行く予定だったのです。
がコミケでの体力消耗が激しく昨日の段階で一度予約を取り消して赤羽辺りで一泊して翌日に地元に撤収するか多少遅くなっても火曜日のうちに地元に引き上げようかと考えていたのです。
しかし、今回を逃すと日程の都合上夏の間に大洗を訪れるのが不可能な上、仮に日程に余裕が出来ても今回日程を短縮して浮く予算以上に予算を食うのが確実だったので散々悩んだ末に大洗での行動を抑える事を前提にもう一泊することにしたのでした。
で宿に着いて明日の準備を進める中で酷いトラブルに見舞われました。
宿にコインランドリーがないために少し出歩いたのですがその帰り道に歩きスマホをやっていて大きく道を外れ段差でしたたかにすっ転び左ひじと右ひざを擦りむいてしまったのです。(持っていたiPhone5も放り出されましたがアルミバンパーのお陰で損傷軽微で済みました)
行きと帰りで同じ道だったので油断していて道を逸れた事にすら気づかないまま壮大に転んでしまったのです。
最近駅のホームなどでの歩きスマホへの注意が強く呼びかけられていますが、歩きスマホが極めて危険だと身をもって学んだ次第でした。
痛い腕と足を我慢しつつなんとか明日の準備をしている次第です。
昨日今日の福島旅行、大変でしたが非常に有意義だったと自負してます。
そして福島の食べ物凄く美味しかったです。