人身傷害補償保険(人傷保険)というものが自動車の保険にはある。
これは特約,つまりオプションになるので,保険に入る場合には自分でオプションとして契約しておかなければならないもの。
この人傷保険,入っておいた方がよい。
というのは,過失相殺分を補う機能があるからだ。
この保険は,自動車事故で被保険者が,被保険自動車の運行に起因する事故によって傷害を負った場合に発生する損害を支払ってもらえるもので,過失相殺があるかどうかは問わないからだ。
もっとも,被保険者の故意又は極めて重大な過失によって生じた傷害に対しては,保険金は支払われない(免責事由)から注意が必要。
「極めて重大な過失」についての裁判例としては,札幌高裁平成23年9月30日判決(自保ジャーナル1894号)がある。
運転中,信号無視を発見されて,パトカーに発見されて逃走。
高速度(75キロ)でカーブを曲がりきれず,民家の塀に衝突して死亡したケースでは,「極めて重大な過失」ありとされ,人傷保険の請求が否定されている。
これは特約,つまりオプションになるので,保険に入る場合には自分でオプションとして契約しておかなければならないもの。
この人傷保険,入っておいた方がよい。
というのは,過失相殺分を補う機能があるからだ。
この保険は,自動車事故で被保険者が,被保険自動車の運行に起因する事故によって傷害を負った場合に発生する損害を支払ってもらえるもので,過失相殺があるかどうかは問わないからだ。
もっとも,被保険者の故意又は極めて重大な過失によって生じた傷害に対しては,保険金は支払われない(免責事由)から注意が必要。
「極めて重大な過失」についての裁判例としては,札幌高裁平成23年9月30日判決(自保ジャーナル1894号)がある。
運転中,信号無視を発見されて,パトカーに発見されて逃走。
高速度(75キロ)でカーブを曲がりきれず,民家の塀に衝突して死亡したケースでは,「極めて重大な過失」ありとされ,人傷保険の請求が否定されている。