衣笠山でおさんぽ

  超ハイパーなボブが旅立ち、寂しくなったけれど、老犬Eセターズの鳥猟犬魂は未だに健在。

とびきりの幸せ掴みました!

2020-02-24 12:13:49 | 

先日亡くなったリリマムさんが遺した愛犬サリーちゃんは、私にとっても世話をし続けてきた愛おしいワンコ。

しかしこのたび、遺族である高齢お父様の強い希望で里子に出すことになりました。

そのタイミングで、りりまむさんとも親交のあったビーグル飼いの方が是非我家にと名乗り出てくださり、何度かお話をさせて頂きました。先住犬達との暮らしぶりも覗かせていただき、そして老犬域であるサリーの全てを受け入れ、生涯に渡り家族として大切にして下さることが確信できる犬好き御一家であることもわかり...。

 

そして先日、高齢のお父様の身体的な負担を配慮下さり、御家族のこちら地方への出張に合わせ、お迎えにきて下さいました。

サリーちゃんと会うのは三度目。室内で十分にスキンシップをとったあとでお散歩に出てみると、

優しくて温かなお人柄に、あっという間にサリーの信頼を得てしまったようです。

新しい飼主さんを見るサリーの表情や行動が私も嬉しく...

送りだしに涙涙のお父さん。

ケージの扉を開けてあげましたが、サリーは出ようとせず。

車好きサリー

楽しいお出かけだと思っているのでしょうね。

道中、車の中のサリーは新しい飼主さんのお顔をずっと見ていたのだそう。

そして車での移動で約5時間、到着したお宅でのすっかりと解け込んでいる様子に、このご縁は間違いなかったと確信。嬉し涙が溢れてきました。

 

この表情

二世帯の御家族にすぐ馴染み、二頭の先住犬達とも仲良くなれたという御報告をいくつもの画像を添えて頂きました。

 

飼主さんとくぅちゃん  お婿さんとサリー

御家族全員で快く迎えて下さった、今回のとても良いご縁。

サリーの近況報告がとても待ち遠しい日々になりそうです。

以前りりまむさんと会った際に、クウちゃんとサリーは年齢も同じでそっくりなため、もしかしたら血縁関係にあるのかもという話も出ていたそうです。りりまむさんも、この良きご縁を心から喜んでいるに間違いありません

新しい御家族の皆さま、どうか気負うことなく自然体で、サリーとのこれからの生活を宜しくお願いいたします。

 

追記

りりまむさんが亡くなったあとで、サリーを案じた方達からご連絡を頂きました。中でも、りりまむさんのエアロビ元教え子で預かりに挙手下さった方、犬ボラ関係でお世話になった元施設職員さんやビーグル飼いであった方、さまざまに御協力頂き有難うございました。

新しい飼主さんは残された高齢のお父様にも心を寄せて下さる方、サリーは間違いなく幸せになります。

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お散歩前のヘンな光景

2020-02-19 01:43:51 | 

犬はお散歩が大好き。

お散歩に行くと悟ると、嬉しさから興奮しておかしな行動を取る犬もいます。我家の雄犬達は尻尾ブンブン大はしゃぎ...

必ずコングを咥えてきてオスワリなスノウ

偉いな~

コングはスノウが嬉しいときや楽しい時の必需品、儀式ツールになっています。(笑)

 

一方ぼぶぅは、お散歩出る寸前に身体を使ってヴァレンシアを隅に追いやり...

 

「俺様の匂いを嗅げ」

最初は何しているのかなと思っていたのですが、腰をぐいぐい押しつけて変態ぼぶぅに。ヴァレンシアに相手にされないと、しかたなく自分で匂いを嗅いでいます。(笑)

 

さて、このままアホな話で終わるのもナニなので...

私の近況ですが、今、このコのとびきりの幸せを考え中。

サリーちゃん

私にとっても、面倒を見てきた可愛いサリー。もう寂しい思いをさせたくない。今まで以上に幸せになってもらいたい。

サリーママのエアロビ関係のお友達で、預かりを申し出て下さった親切で頼れる方がいたのですが、高齢となったサリーちゃんじぃじの強い希望で、里親さんを探すことになりました。

サリーママが私に残した里親さんへの厳しい条件があり、もしも、亡きサリーママが安心できる適任者がいなければ、最終的には我家の家族に迎えます。サリーママとの最後の約束

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夜明けの輝く星に

2020-02-16 04:07:12 | その他

衣笠山の河津桜が満開を迎えています。

 

 8年程前のちょうどこの頃、衣笠山で犬の散歩中にりりまむさんと出会いました。我家と同じように、りりまむさんは保護犬を里子に迎えていて、当時は二頭のビーグル犬のりりーちゃんとライラちゃんを伴っていました。

その後、新しく開設する施設で迎える保護犬達のボランティアを私が依頼された際、りりまむさんはお友達を伴い、とても大きな協力者となってくれました。

お友達 りりまむさん 私

りりまむさんはエアロビのインストラクターで、ヨガやSAPも愛するスポーツウーマン。絵も得意で、おさんぽ隊Tシャツやトレーナーを作ってくれたり...

 

私が目をそむけてしまうような酷い動物虐待などにも、その阻止のために監視の目を向け、命の尊さを世の中に訴える人でした。

 

なのにこの頃から間もなく病魔が忍び寄り...。

タフな心身の持ち主であるため、数年に渡り負けずに闘い抜いてきましたが、この一年程は徐々に日常や犬散歩にも支障が出てきました。半年程前からは下半身の麻痺が強くなり...。

福祉施設の犬ボランティアでたくさん協力下さり、とてもお世話になったりりまむさん。高齢の父親と二人暮らしであったために、私も出来うる可能なサポートをと、犬散歩や毎週末の買物のお手伝いをしてきました。

 

最後のSAP日となった昨年の10月

 

しかしとうとう昨年末に緊急入院、その後は一時安定した際に彼女が望んだホスピスへ移動。

そして翌日が満月という大潮の引き始め、午前5時半頃にりりまむさんは夜明けの空へと旅立ちました。

それまでの痛みや苦しみから解放され、とても穏やかに永久の眠りへとついたのだそうです。

 

ママとお別れをしたサリーちゃん

 

このホスピスは飼犬を病室内に入れることが可能。

ママと最期のお別れをしたサリーちゃんは、帰り間際に看護師さんに依頼され、私と一緒に犬好きの患者さんの病室へ招かれました。

 

すでに目の力も失っていたこの方は、サリーちゃんを見て僅かに頬笑み、自ら手を伸ばしてきました。

サリーちゃんもかつては人の身勝手さゆえにセンターに収容された犬。当時、飼っていた二頭のビーグル犬を相次いで亡くしていたりりまむさんは、県外の遠い愛護センターに長く収容されていたサリーちゃんを見つけ、お父さんと一緒に迎えに行きました。

犬は酷い虐待を受けたり、死の恐怖を味わったりしても人を恨んだりせず、再び人の側にいることを望み、ときに人の心に光を灯し、こうして生きるためのエネルギーを与えたりする不思議な能力をも持ち合わせているのだと感じています。

 

彼女が旅立ってから早くも一週間....。

りりまむさんは遠い空の上からもきっと変わらず、犬猫の無駄な殺処分や虐待の無い世の中になることを見守り続けていることでしょう。

 

衣笠山からはいつもの朝を迎え、そして声をかければ、彼女が傍らで返事をしてくれるような気がしてなりません。

 

 

あなたが犬を愛し、この世で最期まで強く生き続けた足跡を、ここにこうして残しておくよ。

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桜道の農薬散布にご注意

2020-02-09 01:58:45 | 

桜てんぐ巣病対策として、農薬散布他作業実施のお知らせがありました。

作業期間は2月10日から一週間程。詳細は桜道に掲示してある案内を御確認下さい。

使用する農薬はてんぐ巣病対策としての毒性の低い殺菌剤と思われますが、使用薬剤についての記載は無く、散布から暫くは残留するため、お子さんや犬の散歩時にはご注意ください。

木に直接張りつけてある

 

さて、この二日ほどは手がかじかむほど寒かったのですが、今日の日中は風も止み、穏やかで春を思わせるほどの暖かさとなりました。

桜道の河津桜の開花も進み、衣笠山では陽が当たりにくい場所のスミレの開花や、向日葵の狂い咲きなども見られます。

二日ほど前に撮影

 

 

 

このまま春になってしまうのかな....

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応援宜しくお願いします

2020-02-01 17:15:44 | 

我家の犬達をレスキューし、命を繋いでくれた鳥猟犬保護団体「ガンドッグレスキューCACI」では、鳥猟犬救済のための資金確保を目標に、まもなくクラウドファンディングに挑戦します。

大きな資金難によるシェルター継続が難しくなっている現状から脱し、保護された鳥猟犬達の幸せへのお手伝いを、寄付という形で一緒にお気持ちを寄せて頂けませんか?

 

捕獲収容にて命の期限が付され、或いは多頭崩壊にて命の危機を彷徨い、目や心の輝きを失ない、CACIにレスキューされた後、我家に来たばかりのヴァレンシアとスノウ。

ぼろぼろだったね。

 

 

 

 

日々を共に過ごし、そして一緒に野山を楽しむうちにどんどん表情が明るくなり...

 

 

 

今は心身共にとても輝いています。

 

 

 

 

 

放浪し、命の危険を感じるほどにやせ細り、あるいは病気を抱えたまま捨てられ、あるいは探してもらえず次々と収容されてくる鳥猟犬達よ。

この先も彼らを幸せへと導くことができますように。

 

公開は間もなく

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