先日記事にした、一部のマイクロチップ不具合について、日本獣医師会から通知が届いた。
それによると、DSファーマアニマルヘルス株式会社(以下DS社)から販売された一部製品に品質不具合があり、同社で自主回収をしている緊急連絡があった為、日本獣医師会データベース上の不具合の可能性のある該当番号の飼主宛に、周知をしているという内容。
不具合の可能性のある該当番号は、392148014168683~392148014179951の範囲で15%程度。問合せ先として、DS社のフリーダイアル番号掲載の他、DS社発信の不具合のお知らせ周知文書も同封してある。
DS社の周知文書によると、不具合はマイクロチップの表面ガラス部分に亀裂があり、装着後、時間の経過と共に個体識別番号(ID番号)が読み取れないという現象がみられるとのこと。また、現時点での身体的影響は報告されていないとのこと。
該当範囲内であれば、読み取り装置(リーダー)のある動物病院にて読み取り可能であるかを確認し、読み取り不可能であれば装着代金を一律金額にてDS社が返金するという内容であった。
亀裂があり、時間の経過と共にリーダーで読み取れない現象の不具合ならば、今は読み取れても将来読み取れないことは十分に有り得る。そのため、該当者で現時点でリーダーでの読み取りが可能であっても、もしもの時の対応をDS社に確認しておいた方が良いかもしれない。
我家では二頭が該当する。今のところリーダーでの読み取りは可能であった。将来的に体内で破損した場合の影響についても疑問が残る。したがって、以下についてだけでも問い合わせておこうと思う。
・体温計測機能付きチップは水銀を使用しているか。
・チップを読み込めない場合、二つ装着が可能なのか。
・将来、読み込み不可能になった場合も保証があるか。
いずれにしても該当番号範囲内であれば、読み込みが可能かどうかを定期的に確認する必要は生じている。