昨日の土曜日、葉山町の花の木公園で行なわれたちばわん主催「犬の譲渡会in葉山」へ立ち寄ってきました。
ちばわんの他に、主に鎌倉で活動されているPAK(Paws Adoption かながわ)、そして湘南地区で個人での保護活動をされているチャキママさんも参加されていました。
ちばわんブース
PAKブース
チャキママさんブース
知人のチャキママさんとはオリーブちゃん捜索時以来の再会です。
チャキママさんの参加保護犬達
小さな子供にも優しいコ達
大きいけれど温和で、癒しを与えてくれるコ
先日、センターから引き出ししたばかりだというアメコカちゃんも参加していました。
「ボク、幸せになれますか?」
この日はオリーブちゃんにも久しぶりに再会、とても健康的で美しくなっていましたよ。
オリーブちゃん
オリーブちゃんはとてもとてもおとなしいのです。
それでも猟犬の血を引くワンコですから、我家に猟犬類がいるワタクシ的には一緒にお散歩を楽しんでくれるご家庭に恵まるといいな~。
きっと素敵なパートナーになってくれることでしょう。
他に参加されていたワンコ達の様子は...
ちばわんさんの保護犬達
震えていたラナちゃん
ラナちゃんはお外が怖いようでずーっと伏せていました。とくに男の人が苦手な様子。
預かりさんのお宅に数カ月いるそうですが、この日も預かりさんのパパ様が近寄っただけでブルブル度が増して。
私が手を出してみたところ、ラナちゃんはそっと頬を乗せてくれました。
保護犬達は過去が判らないことが少なくないのですが、なかにはこうして、人に馴染むまで時間のかかるコもいます。
しかし家族として生活をするうちに、人馴染みが難しいと言われる野犬のコでも必ず慣れてくる日が来ます。それらを理解下さるご家族に恵まれると良いですね。
こちらのコはニコニコと愛想を振りまいていました。「誰かー、遊ばないか?」と言っているようでしたよ。
PAKさんの保護犬
穏やかなお天気となったこの日、会場には犬連れで訪れた方々も目立ちました。
犬用抱っこバンドがあるのですね(笑)
このコ達は参加保護犬かも
私は我家のボブを伴っていたので、帰路に村へ立ち寄りガス抜き。
久しぶりな、私とフタリだけのお出かけが嬉しいようでした。
帰り道、KDP代表の方にお会いしました。
この日は猟犬類ばかり
いつも見慣れているこの光景ですが、この日はシェルターに来たばかりという犬を伴い、そのうちの一頭が団体行動にまだ慣れず大変そうでした。
でもご本人はきっと、いつもの事として特に大変だと思っていないのかもしれません。
地元で保護活動に精を出しているこのKDPさんは、ご自分の施設の犬達の世話だけでも大変だと思うのですが、神奈川県愛護センターの殺処分0を分析、本当の価値ある0目指して働きかけ続け、県内で捕獲される犬達の50%程もが猟犬類であるという現状についても問題を提議、パワフルに活動されています。
どの犬保護団体もさまざまな考え方や取り組みで活動を行なっていることだと思いますが、一個人としては自分ではレスキュー活動は行なえないため、こうして真摯に活動に取り組む地元団体、個人で保護活動をされている方、そして我家の犬達をレスキュー下さったお里には特に頭が下がる思いでいます。
実は全国的には、センターへ収容された後、このように愛護団体にレスキューされる犬達はほんの一部なのです。猫に限ってはさらに悲惨な数となっている日本の現状。
センターに収容されるのは、ペットショップへ販売する子犬量産のため、見るも無残で劣悪な環境下で飼育され、使えなくなったら不要だと放棄される繁殖犬達。山に置き去りにされ、或いは見つけてもらえなかった捕獲の猟犬達。飼育しきれずに愛護センターへ持ち込まれた家庭犬達等々。
新たに犬を迎える予定のある方は、これらの消えゆくたくさんの命についても考えてみてください。
ペットショップで命を買うのではなく、こうした譲渡会等で保護犬達と触れ合い、家族として大切に迎えて下さる方が増え、命と向きあうことがあたり前の世の中となっていきますよう。