レハール:喜歌劇「メリー・ウィドウ」(全曲)
指揮:ロヴロ・フォン・マタチッチ
管弦楽:フィルハーモニア管弦楽団
管弦楽:フィルハーモニア管弦楽団
ツェータ男爵:ヨーゼフ・クナップ(バリトン)
ヴァランシエンヌ:ハンニー・シュテフェック(ソプラノ)
ダニロヴィッチ伯爵:エバーハルト・ヴェヒター(バリトン)
ハンナ・グラヴァリ:エリザベート・シュワルツコップ(ソプラノ)
カミーニュ・ロジョン:ニコライ・ゲッダ(テノール)
カスカーダ子爵:クルト・エキールス(テノール)
サン・ブリオシュ:ハンス・シュトローバウアー(テノール)
ニエグシュ:フランツ・ベーハイム(テノール)
<グリゼット(ホステス)達>
ロロ:レスリー・ウッド
ドド:エイリッド・マクナップ
ジュジュ:クリスティン・パーカー
フルフル:ノリーン・ウィレット
クロクロ:ドリーン・マーレイ
マルゴ:ローズマリー・フィリップス
合唱指揮:ライホルト・シュミット
合唱:フィルハーモニア合唱団
LP:東芝EMI EAC-47211~12
レハール:喜歌劇「メリー・ウィドウ」の粗筋は次の通り。第1幕は、20世紀初頭、パリにあるポンテヴェドロ国(仮想の国)公使館の客間。公使のツェータ伯爵は、ポンテヴェドロ国の君主の誕生日を祝うためパーティーを開いた。この劇の主人公ハンナは、巨万の富を持つ老銀行家と結婚したが、結婚8日にして夫が亡くなり、彼女は、その遺産を受け継ぐことになった。そして、ハンナはパリの生活を楽しむために来ている。パーティーでは、ハンナは男たちの人気を一身に受けたのは、その美貌だけでないことは明らかだった。ツェータ公使は「ハンナは決してパリ男と結婚してはならないのだ。2000万フランが彼女と共にフランスのものになってしまってはならない。財産はポンテヴェドロ国のものとして残されねばならぬ」と考える。そして、公使館秘書のダニロ伯爵と結婚させることによって、これを実現させようと謀る。ところが、ダニロ当人は、キャバレー・マキシムでホステスに囲まれて酔いつぶれている始末。実は以前ダニロとハンナは、愛し合っていたが、身分の違いで結婚できなかったのだ。パーティー会場に現れたダニロに向かってツェータ公使は、ハンナとの結婚話を切り出すが、ダニロは「断然断ります」と激昂する。その後、ハンナがダニロを踊りの相手に選ぶ。ダニロは、その権利を1万フランで売ろうと男たちに声をかけるが、返事はない。第2幕は、ハンナの別宅。ハンナが昨日のお礼にと招待したのであった。ここでハンナは、ダニロが自分を避けているとなじる。ハンナはロジョンと婚約したと話した途端、ショックを受けたダニロは、例え話に託したワルツを歌う。これを聴いてハンナは、ダニロの怒りの中に彼の愛を認める。第3幕は、ハンナの私邸。キャバレー・マキシムを模倣してパーティー会場をつくり、楽団やグリゼット(ホステス)達を呼んできた。この時、ダニロは、ロジョンとの結婚を止めろと告げる。そして二人は、踊りながら、遂に愛を告白する。このLPレコードの演奏は、ロヴロ・フォン・マタチッチ(1899年―1985年)指揮フィルハーモニア管弦楽団、ソプラノ:エリザベート・シュワルツコップ(1915年―2006年)、バリトン:エバーハルト・ヴェヒター(1929年―1992年)、テノール:ニコライ・ゲッダ(1925年―2017年)などによるもので、典雅なワルツにのって流れるメロディーは、ウィーンの良き時代を彷彿させ、現在に至るまで、これ以上の名演は望めそうにもない名盤に仕上がっている。それに加えて、録音の質も最良の状態であるのが嬉しい限り。(LPC)
ヴァランシエンヌ:ハンニー・シュテフェック(ソプラノ)
ダニロヴィッチ伯爵:エバーハルト・ヴェヒター(バリトン)
ハンナ・グラヴァリ:エリザベート・シュワルツコップ(ソプラノ)
カミーニュ・ロジョン:ニコライ・ゲッダ(テノール)
カスカーダ子爵:クルト・エキールス(テノール)
サン・ブリオシュ:ハンス・シュトローバウアー(テノール)
ニエグシュ:フランツ・ベーハイム(テノール)
<グリゼット(ホステス)達>
ロロ:レスリー・ウッド
ドド:エイリッド・マクナップ
ジュジュ:クリスティン・パーカー
フルフル:ノリーン・ウィレット
クロクロ:ドリーン・マーレイ
マルゴ:ローズマリー・フィリップス
合唱指揮:ライホルト・シュミット
合唱:フィルハーモニア合唱団
LP:東芝EMI EAC-47211~12
レハール:喜歌劇「メリー・ウィドウ」の粗筋は次の通り。第1幕は、20世紀初頭、パリにあるポンテヴェドロ国(仮想の国)公使館の客間。公使のツェータ伯爵は、ポンテヴェドロ国の君主の誕生日を祝うためパーティーを開いた。この劇の主人公ハンナは、巨万の富を持つ老銀行家と結婚したが、結婚8日にして夫が亡くなり、彼女は、その遺産を受け継ぐことになった。そして、ハンナはパリの生活を楽しむために来ている。パーティーでは、ハンナは男たちの人気を一身に受けたのは、その美貌だけでないことは明らかだった。ツェータ公使は「ハンナは決してパリ男と結婚してはならないのだ。2000万フランが彼女と共にフランスのものになってしまってはならない。財産はポンテヴェドロ国のものとして残されねばならぬ」と考える。そして、公使館秘書のダニロ伯爵と結婚させることによって、これを実現させようと謀る。ところが、ダニロ当人は、キャバレー・マキシムでホステスに囲まれて酔いつぶれている始末。実は以前ダニロとハンナは、愛し合っていたが、身分の違いで結婚できなかったのだ。パーティー会場に現れたダニロに向かってツェータ公使は、ハンナとの結婚話を切り出すが、ダニロは「断然断ります」と激昂する。その後、ハンナがダニロを踊りの相手に選ぶ。ダニロは、その権利を1万フランで売ろうと男たちに声をかけるが、返事はない。第2幕は、ハンナの別宅。ハンナが昨日のお礼にと招待したのであった。ここでハンナは、ダニロが自分を避けているとなじる。ハンナはロジョンと婚約したと話した途端、ショックを受けたダニロは、例え話に託したワルツを歌う。これを聴いてハンナは、ダニロの怒りの中に彼の愛を認める。第3幕は、ハンナの私邸。キャバレー・マキシムを模倣してパーティー会場をつくり、楽団やグリゼット(ホステス)達を呼んできた。この時、ダニロは、ロジョンとの結婚を止めろと告げる。そして二人は、踊りながら、遂に愛を告白する。このLPレコードの演奏は、ロヴロ・フォン・マタチッチ(1899年―1985年)指揮フィルハーモニア管弦楽団、ソプラノ:エリザベート・シュワルツコップ(1915年―2006年)、バリトン:エバーハルト・ヴェヒター(1929年―1992年)、テノール:ニコライ・ゲッダ(1925年―2017年)などによるもので、典雅なワルツにのって流れるメロディーは、ウィーンの良き時代を彷彿させ、現在に至るまで、これ以上の名演は望めそうにもない名盤に仕上がっている。それに加えて、録音の質も最良の状態であるのが嬉しい限り。(LPC)