旅してマドモアゼル

Heart of Yogaを人生のコンパスに
ときどき旅、いつでも変わらぬジャニーズ愛

ARASHI Time SUMMER TOUR 2007 -コトバノチカラ-

2007-07-30 | ジャニーズ雑記
写真右、光りすぎじゃね?


昨日はコーフンしていたせいで、そんなに疲れを感じてなかったのですけど
帰ってきてから、そのあと夜中の2時までZEROを見ていたせいなのか
23時には家についていたのに「Shiget Together」を聴き損なったからなのか
朝、起きるのが辛かったー
休暇とっておいてよかったー

あーどないしよう…来週のエイトのライブ2夜連続…
来週はあえて夏休みをNEWSのDVD発売日(8日)に合わせたんだけど
6日と7日、体力的にもつやろか???
「もしかすっと休むかもしれません宣言」を前もってしておこうかなあ

って!なーにーをー弱気なこと言ってんだーー!!
翔ちゃんなんて! 昨日のライブの後、夜中の2時まで選挙のナマ番組出て!
今日も昼からライブだよ! しかも取材が入ってるらしいじゃん!

そうだよ!そうだよ!頑張ってんじゃん!!わたくしも頑張らな!!
あ、そうだ。
ここで元気になるネタをひとつ。自分から自分に。

なーんと!

シゲが今週の「チューボー」に出るんですー!!!

やったー!! ドラマ出演の余波とはいえうれしー!!
だって単体 (なにそれ) での出演なわけでしょ?!
堺さん (注:堺雅人ではない) とトークしちゃったりするわけでしょ?!
ああ、バラエティ番組にシゲが一人で出るなんて!!
30分まるまるシゲだけを (正しくは違うけど) 堪能できるなんて夢みたい



さて、話はだいぶそれましたが
昨日の嵐のライブに戻りましょうか

「ARASHI Time SUMMER TOUR 2007 -コトバノチカラ-」

今年はあと何回、横浜アリーナに足を運ぶことになるんやろなー
なーんてことを思いながら、ちょうど1部が終わったところで2部組とあわせて
女子たちで溢れかえっている横アリへ到着、そして並ぶ


そして   暑い!!!


扇子で自分にパタパタ、Nちゃんにパタパタ
ちょっと疲れて扇子を止めた途端  暑い!!!


アリーナに入って2階のグッズ売り場へ直行、そして並ぶ


そして   暑い!!!!!!


アリーナの中まで熱気で暑いよー
折り返し地点にきたところで、制服姿の学生の子に、うちわの購入を頼まれる
遅れてきてグッズ購入の列に並べなかったのか?
翔ちゃんと、リーダー(大野君)と、ニノのうちわを2枚、計4枚
自分で買う予定のグッズを忘れそうだよ?

自分の分もしっかり購入して、出口で必死の様子で待っていた彼女たちに
うちわを渡して、こちらも急いで1階へ そしてトイレへ そして席へ


席……なんやえろうすんません
こんなにええ席でええんでしょうか

メインステージが! むちゃむちゃ近い!! 花道! めっちゃ近い!
ほんとに 今回も 席運が ありえないってくらいに 良すぎなんですけど

お願いですから

NEWSのライブのときに シゲがいっぱい来てくれる場所に
私が卒倒してしまうほど シゲを間近でめっちゃ見れる席に

そのときまで この席運 使い切るなよ 私!!!


でも 楽しんじゃうのさ これはこれ


まだまだライブは続くのでネタバレしない程度にサクッと 管理人的ツボを列挙
しかも順不同で。

☆ライブ前、メインステージから上をずずっと見上げて、センター席を突っ切って
 走る天井のレールの存在に、これはなんかやるのかも!と期待してましたら
 やってくれました!マツジュン!
 あんたはマジで 「やばい!ヤバイ!Yabai!」 (笑)
 このソロパフォーマンス、地方会場でもやれたらいいね!
 (追記:芸能ニュースでもバンバン流れましたね。MJウォーク。アレですアレ)
☆アルバム「Time」の「Oh Yeah!」とか「太陽の世界」は盛り上がる!大好き!
☆トロッコで翔ちゃんがめっちゃ傍を通った!!カッコイイ!!大興奮!!
☆「a Day in Our Life」 KCEファンはめっちゃ嬉しい!そして懐かしい!!
☆「WAVE」の曲の途中で、ウェーブ!ウェーブ!楽しいやん!!
☆ニノのソロはピアノの弾き語り。ムキャー!素敵すぎ!!
☆翔ちゃんのソロ「Can't Let You Go」…センターステージなのでちょっと遠い…
 でも大人の色気漂う翔ちゃんをスクリーンで堪能
☆リーダーのソロ「Song for me」 大野君の歌声ってじつは一番好きかも。
☆相葉くんの「Friendship」ノリで聴いちゃう歌だけど、すっごくいい歌詞だよね
☆MCで披露した5人縦並びのときの振り付けネタ。
 相葉くんの振りが一人だけおかしいという話になって、相葉君の言い訳
 「この(余計な)振りは、さあみんな行くぜ!っていう意味なんだよ」
 みんなから「おまえ中心かよ!」的な総ツッコミ。
 「Yes?No?」の時の一番後ろの翔ちゃんの振り付けが可笑しくて爆笑!
☆MCでのニノと翔ちゃんの2ショット。
 ドラマの話とライブの後に参院選のナマ番組に出る話をしてました。
 ニ「何時から?」翔「11時45分」ニ「で、何時まで?」翔「2時かな」
 ニ「そして明日はまたここで」翔「そうだね」
 みたいな会話されっちゃったらさー、ダブルアンコールしにくくなるじゃん?
 ねえ?(笑)
☆この日、男性の観客もけっこう来ていたみたいでした。
 どれだけ来てるのか確かめるために、翔ちゃんの「1、2、3」のコールで
 男性だけ掛け声を出してもらうと、意外とたくさん、しかもすごく近くから
 声が聞こえて、メンバー(中でもリーダーが)ビックリしてた。
☆29日2部の「うらあらし」は「アオゾラペダル」。いい曲だ…
☆「Time」の中でこの曲は私の中でかなりツボにはまる「Cry for you」
 ロックテイストで、関ジャニの「Explosion」みたいに踊って歌う嵐がとにかく
 めっちゃカッコイイ!
☆でも「Be with you」のようにしっとり聴かせる歌も好き
☆センター席の頭上を走る移動ステージ。これ、めっちゃテンションあがるよねー
 間違いなくニノが私のうちわに気づいて素敵な笑顔で手を振ってくれた!
 (と、思った人がほかにもいっぱいいるんだと思う)
☆「サクラ咲け」 この歌、ファンもみんなで振り付けるとほんとに楽しい♪
 季節はおもいっきり夏だけどね
☆「We can make it!」に「Love so sweet」もう名曲だよね…
 「Love…」は聴いてるだけで心ときめく。いつまででも聴いていたいよ
☆最後のメンバー一人一人の挨拶は今回のテーマ「コトバノチカラ」に引っ掛けて
 歌詞や言葉の持つ重みや影響力について話してました。思わずうるっときた。
☆アンコール、メンバーがセンターステージでピョーン!ピョーン!ピョーーン!
 そして客席に向かってブイーン!ブイーン!(これニュアンスで分かるかな~)
 体勢的にちゃんと歌えないのが可笑しくて、ニノが痛がってたのが可愛かったー
 「これもうやめようっ!」って言ってたけど、めっちゃ面白いからまたやって!


てな感じでお届けしましたが。
ネタバレなしとか言っておきながら、曲とか言っちゃってるじゃんね?
でも、ほかにもいっぱい歌ってるんで、ネタバレにはなっとらん思いますよ?
とにかく、この日はアリーナの中も暑くって。細かい記憶は吹っ飛んでます。
応援うちわが本来のうちわの役目もちゃんと果たしてましたよ(笑)
おつかれちゃん。

「お気に召すまま As You Like It 」

2007-07-30 | 観たものレビュー
ネタバレなしの嵐のライブレポを明日!とか言いながら
昨日で東京公演千秋楽を迎えたこちらの舞台のレビューを先に

まだ地方公演が残っているので、ネタバレがないようにしたいと思いますが
……多少ネタバレちっくなことを書いてるかもしれません。
私はネタバレとは思わなくとも、「ネタバレじゃん!」とお思いになりましたら
それは…ゴメンちょ。



今では定番になったニナガワ・シェイクスピア・オールメンシリーズの先駆け
となったこの作品、喜劇「お気に召すまま」

劇場パンフにもありましたが
「数あるシェイクスピア喜劇の中でも最も楽しく、幸福感に溢れている戯曲」
舞台を観ている間は、アーデンの森で繰り広げられる恋愛喜劇にのめりこみ
舞台が終わったあとも、どこか夢心地の時間が自分の中で続く不思議な舞台。
2004年の初演を観たときに、私の中でもう一度観たい舞台の筆頭に躍り出た
特別な作品でもあります。
とにかく、信じられないくらい面白くて!とってもハッピー!
舞台の面白さもさることながら、とにかくキャスティングが最高なんですよ。
だって、小栗旬と成宮寛貴のカップルですよ!
当時も小栗クンのカッコよさとナリちゃんの愛らしさにドキドキしました。
特にナリちゃん!
仕草のひとつひとつが本当に恋する女の子っぽくて、可愛らしくて。
ラストのキスシーンには、当時ちょいとしたショーゲキを受けましたよ。
本当にこの二人、マジで恋に落ちちゃったんじゃないの?と思うくらい。(笑)

今回の再演も、道化のタッチストーンが田山さんに変わったというくらいで
あとはほぼ変わらないキャスティング。
もちろん! 主役のロザリンド役はナリちゃん、そしてオーランドー役は小栗君。

とはいえ、ナリちゃんはここ数年で、かなり男っぽい体つきになっているのを
ドラマとかで見ていたので、観る前はロザリンド役に若干の不安が…
でも実際見ると、多少上半身に厚みは出ていたけれど、違和感なかった!
しかも、可愛らしさがパワーアップしてた! めっちゃ不思議!
…そうか、演技力が以前より身についたってことか。

小栗君は初演のときがちょっと細めだったので、筋肉がほどよくついた今のほうが
冒頭のレスリングシーンにも説得力が出るかな?と逆に期待大。

たしかに、幕があがったとき、小栗君の存在感は初演のときとは違ってましたね。
しかもタイタスのときよりさらに、肩とか腕とか胸に筋肉がついたような?
英国公演で度胸と自信がついたのかどうか、舞台での立ち姿は堂に入ってるし
見ていて安心感があるんですよね。
特に芝居の後半は、オーランドーは「受け」の演技に変わるので難しいんだけど
小栗君自身の存在感を失うことなく、ロザリンドの感情を柔軟に受けてました。
それに今はドラマの撮影もあるわけだから、撮影と舞台の往復で大変なはずだけど
それを感じさせない落ち着きと風格が漂い始めている…すごいよ。

ああ、私ね、ドラマや映画で見るオグリンも、もちろん大好物なんだけれど
やっぱりやっぱり、舞台の上で見る小栗旬の方が何十倍も好きかも!!
彼でもっといろんなシェークスピアとか古典とか見てみたい!!
次の舞台「カリギュラ」(アルベール・カミュの作品。蜷川さん演出!)も楽しみ!!
この戯曲「カリギュラ」、昔、学生時代に父親の書棚から本を引っ張り出して
読んだことがあるんですけど、当時の私にはちょっと難解でしたね。
でも、カリギュラを小栗君でやりたいと思った蜷川さんの気持ちがちょっと分かる!
私でもやらせてみたい!


あ、また、小栗ファンによる小栗クン話になりかけてる…


話を戻します。


「この世界すべてがひとつの舞台、人はみな男も女も役者にすぎない」

登場人物の一人ジェイクイズによる名台詞。
これが舞台「お気に召すまま」の核となる言葉といっても過言ではない。
恋するロザリンドは生きるために男という役を演じる。
恋するオーランドーは目の前の相手が恋する人と気づかず恋のレッスンに興じる。
羊飼いシルヴィアスが惚れている女は、男装したロザリンドに恋してしまう。
一目合った瞬間からたちまち恋に落ちてしまうシーリアとオリヴァー。
アーデンの森で繰り広げられる、芝居がかった恋愛模様。
それを見ている私たちも、「笑い」という形で参加しているひとりの「役者」
なのかもしれない。

今回は、蜷川氏が「生活者の思いをすくいあげたい」とおっしゃっていたように
森で働き生活している住人たちの言葉がスコーンと心に響いてきました。

「俺は正真正銘の働き者だ。
食うもんは自分で稼ぐ、着るもんも自分で手に入れる、
人の恨みは買わねえ、誰の幸せだって羨ましいとは思わねえ、
他人の喜びは俺の喜びだ、自分の不幸は甘んじて受け入れる、
俺の一番の自慢は、雌牛が草を食い、子羊が乳を吸うのを見ることだ」


生きるということが、じつはとてもシンプルであること。
シンプルに生きることが、じつは何よりも自分にとって幸せであること。
当たり前であることが、じつはかけがえのない幸せであること。

わたしたちは、あまりにも贅沢な生活をしている。
贅沢というのは「金がある」ということではなくて、自分では抱えきれないほどの
モノやコトに囲まれて生きているということ。
溢れかえる情報とモノの洪水の中で、わたしたちはいつも「飢えている」
飢えは欲を生み、欲は嫉妬を生み、嫉妬は恨みを生み、恨みは不幸を生む。

奇しくも公爵の台詞に
「この広大な世界という劇場には、わたしたちが演じている一場よりも
はるかに悲惨な芝居がかかっているのだ」

とあるが、飢えから生じた悪の循環が、無意味な争いを生じさせているのだと
あらためて思い返される。

わたしたちがこの芝居を見て、幸福感に浸れるのは、こじれたすべてのことが
最後に「恋」という魔法でもって、大団円でおさまるからだと思う。

人を恋したり愛したりすることもまた、シンプルなこと。
『ため息と涙で出来ている』恋は、思いがけず嫉妬も生んだりするけれど
その嫉妬さえ凌駕することが出来ることもまた、恋であり愛なのだ。

恋して、ときめいて

それが人生の中で一番幸せなことなんじゃないかと
そんな気がするのです。


それと、レビューらしく、ちょっと舞台セットの話を。

初演のときも感動したのですが、アーデンの森のセット。
悪戯好きの妖精がひょっこり顔でも出しそうな、奥行き感のある重厚な森。
ライティングが木々から差し込む陽射しを上手く表現していてとっても美しい。
オリヴァーの屋敷や宮殿でのシーンが、無機質なグレー一色ということもあって
森のシーンに転換した瞬間から、カラーの映像に変化したのかと思うほどに
色彩鮮やかに見えてしまう。
その森のシーンは、かなり傾斜のある舞台になっているのだけれど
そこを駆け上がったり、駆け下りたり、転がり落ちたり、ゆっくり降りたり…
まるで人生のよう。
ジェイクイズが、人生を7幕の芝居に例えて語る台詞があるのだけれど
この舞台全体で人生の縮図を表現しているのだろうか? そんなことを思ったりもした。


ほんっとに楽しくて、素敵で、夢のような舞台。
これ、DVD、出さないのかなあ…