旅してマドモアゼル

Heart of Yogaを人生のコンパスに
ときどき旅、いつでも変わらぬジャニーズ愛

ヴィヨンの妻

2009-10-22 | 観たものレビュー
昨日の午後

めっちゃモヤモヤして、腹立ててばっかで、そんな自分に余計に腹立ってました

んで、これじゃアカン思って、帰りに気分転換にと映画観てきました。


「ヴィヨンの妻」


いやあ、良かったです
観て良かったです

なんか背伸びしたり無理せんで生きるのが一番なんやなあ

そんなことをしみじみ思いました

人間って頭いいから、ついあれこれ考えてしまって、意地とかプライドとか見栄とか、そんなんに支配されてしまうことあるんやけど、だから下手に心傷ついたりするんやけど

余計なこと考えんと、今を生きてる、元気に生きてるだけで儲けもんなんだと、映画のエンドロール見ながらそう思った。

そりゃあ生きてれば、嫌なこと、不愉快なことにあって、腹立てたり、落ち込むこともあるだろうけど、生きてるから、楽しいこと、面白いことに出会えるし、小さな幸運に幸せを感じることも出来る。

甲斐性のない、しょうもない男に惚れてしまった女を、阿呆やなあ、と他人は思うかもしれない。
でも、誰かを一途に好きでいるときは、その人はまぎれもなく幸せなんですよ。
その気持ちに特別な理由などなく、「なんや知らんけど、この人が好き
だから見返り求めず、その人のためにとことん尽くすことが出来たりするわけ。

人を好きになる気持ちって、一番シンプルでピュアな感情なんじゃないかな。


自分って何のために生きてるんやろとか、毎日がなんだかつまんないとか、そんな風に感じてる人にちょっと観てほしい映画かな。
自分の人生も捨てたもんじゃない、そう思えるかも。

そして、自分の笑顔が誰かをハッピーな気持ちにしてるかもしれないことに気づくかも