HYMNS～ヒムス 賛美歌

な、な、な、なんと！

トーマがアツ兄の舞台を観に行ってたとはー！
なーんで私が観に行く日じゃないんだろ？！

ま。何のつながりもないから仕方ないけど（笑）


今日は誰か来てるかなー



……………



来てませんでした（笑）



でもめっちゃ濃密な舞台やった『HYMNS～ヒムス』。
トーマがものすごくハートを撃ち抜かれたのがわかる気がする。
ロシアンルーレットの銃口は観る側にも向けられてたんだな。
ただ、こめかみじゃなくてハートのほうに。

４人芝居。
最大限にシンプルにすることに徹した舞台。
観客のイマジネーション力と役者の力量が試される。

長く彼を縛りつけていた十字架から解き放たれたとき、彼の前に突き付けられたのは生死を賭けたギャンブル。
その賭けに勝利したとき、彼は真の十字架をその背に負う。
一つの命と引き換えに、掴んだ勝利。運に生かされた自らの命。

勝つまで諦めない。

自ら駄目にした自分の人生に勝利を取り戻すために、諦めることなく生き続けるという十字架。


ラストシーン。
明るくなった舞台上、真っ白なカンバスに生き生きとした表情で向かう彼。
聞こえないはずの賛美歌が聞こえてきたような気がしたのは私だけだろうか。



小松和重さんの怪演が最高でした！
もちろんアツ兄も、クセのある３人を相手に熱演でした！


たまにはこういう舞台を観るのもいいもんです。