空のkiroku 雑記帳@goo

by 日蝕貧乏知恵者猫
この前、空を見上げたのはいつですか?☆彡
すぐ目の前にも美しさと不思議が溢れています!

アラスカ オーロラ便り2005-9

2005-03-23 20:09:48 | (旧)雑記帳/アラスカ・オーロラ便り:旅行記
『チナ一夜目』
2月14日(月)~15日(火)


2005.2.14 18:30 @チナ温泉

 今日はValentine's Day。
 チナのバンケット・ルームにもいくつかのパーティの予約が入っていて混雑が予想されるので、特に夕食は日本を発つ前に予約を入れておいて下さいと言われていました。ディナーは17時半からなので、18時に予約。
 レストランに行ってみると、我々のほかには誰もいらっしゃいません。
 夜はいつオーロラが出るか分からないので、我々は一般的なディナーよりも随分早めにセットしたので…。

 今夜のメイン・ディッシュはNYサーロイン・ステーキとサーモングリル。
 この他にサラダとデザートのケーキ、そしてコーヒーか紅茶が付いています。
 私はフェアバンクスの地ビールFairbanks Silver GulchのPilsnerをお願いしました…が、今日は昼にアンバーも呑んでいたことを、オーダーの後で気づきました。(^^;;)

 我々がデザートを食べ始めた頃に、他のツアー・グループのディナーやバンケット・ルームではパーティが始まったようです。
 

2005.2.14 19:34 @チナ温泉

 ツアーの皆さんが宿泊されているのはムース・ロッジという棟で、レストランの入っているログの隣にありますが、私達が宿泊しているのは施設の一番東端に位置する古くからある棟。他には日本人のゲストは滞在されていないようでした。
 食事を済ませて戻ると他の部屋に灯りがついていたので、他にもゲストがいらっしゃると分かり、後から出入りするところを目撃して日本人ではないと知ったのですが…。
 夜間の部屋の出入りには、特に気をつけなくてはいけません。
 日本人のゲストだったら、ほぼオーロラ・ウォッチングが目的なので夜も起きていらっしゃるのですが、欧米の方はオーロラ・ウォッチングの方は少なく、夜は普通に就寝されるので、騒々しいとすぐにクレームが出るそうです。

 お天気は雪こそ降っていないものの、空にはピッタリと蓋をしたように雲が覆い、星一つ見えません。
 私は部屋に戻って21時頃までの記憶はあるのですが、その後はトロトロとしてしまったようです。実は、まだ荷ほどきもしていないのですけれども、睡魔には勝てず。
 隣室にみんなが集まって話している声が時折聞こえたり、無線機から声がしたような気もするのですが、日付が変わって15日の午前1時頃には、曇天でダメそうだということで、覚悟を決めて本格的に眠ることにしました。

 この夜、とうとうオーロラの姿は拝めなかったそうです。
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アラスカ オーロラ便り2005-8

2005-03-23 18:59:05 | (旧)雑記帳/アラスカ・オーロラ便り:旅行記
『チナ温泉へ』
2月14日(月)

 2月の朝は遅く、8時半を過ぎてもまだ暗いフェアバンクス。
 まして今日は曇っているせいか、10時を回っても朝の雰囲気はかけらもありません。
 熱は37℃で喉の痛みはほぼ治まったものの、鼻水が止まらない…。(*_*;)

 今日はフェアバンクス市内のホテルをチェックアウトして、チナ温泉へ移動。
 一ヶ所滞在を希望していましたが、直行便ツアーでどこの宿泊施設も大混雑していて叶わず。問い合わせた当初はチナ温泉も満室で、その後あれこれやりくりしていただいた結果、なんとか泊まれるようになった次第。
 私は1993年に宿泊して以来、12年ぶりの滞在になります。
 その後もほぼ毎年訪れて、温泉に入ったり食事をしてはいるのですが…。


2005.2.14 11:17 @フェアバンクス市内

 11時にチェックアウト。
 車は毎年荷物がギッシリのこんな状態で…例年よりも車が一回り小さいせいもあるかも知れませんが、今年は特にスゴイような気がします。
(レンタカーのカテゴリーは同じでしたが、昨年と同じ車がなく、違う車種でした。2台借りたのですが、各々違う車だったし…。)
 無理やり荷物を押し込み、FredMeyerで飲み物とスナックなどを購入、給油の後、一路チナ温泉へ。

 チェックインは15時と知っていましたが、14時には到着。
 まだお部屋の支度が出来ていないというので、ラウンジで休憩。
 私はちょっとおなかがすいたので、カップのクラムチャウダーとAlaskan Amber(アラスカの地ビール。州都ジュノー産)で一息。


2005.2.14 16:09 @チナ温泉

 お部屋に入ってしばらくまったり…。
 今冬は何度か大雪が降ったフェアバンクスは、オーロラ・ウォッチング中も気をつけないと雪溜まりにハマりそうな感じです。

 今日は昼間も曇天が続いて日差しがなかったので、到着した雪景色の温泉も寒々しい雰囲気。
 建物の軒先からは立派なつららが垂れ下がっていて…。
 日和が良い日には氷点下でも強烈な日差しが照りつけるせいでしょう、こんな大きな氷がバルコニーや軒下の地面に突き刺さっていたりします。
 天気が良い昼間は落雪注意&落つらら注意!ですね。(^^;;)
 それにしても、このつららは見れば見るほどモンゴウイカの甲羅に見えてくる…。


2005.2.14 16:48 @チナ温泉

 チナ温泉が初めての方もいらっしゃるけれど、みんなはどうしているのかな?
 私は、夕食の前に散歩に出ることにしました。
 温泉の南側の山の中腹にあるオーロラ観望施設『オーロリウム』への道の様子も確かめておきたかったので…。
 16時を過ぎると蒼い薄闇が訪れ、ひっそりと静まり返った敷地内は、温泉の湯気が作る霧氷で幻想的な雰囲気。

Chena Hot Springs Resort
 http://www.chenahotsprings.com
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再び花粉光環

2005-03-20 07:18:11 | (旧)kiroku:sky/暈・光環・彩雲・幻日

16:44

 まだ赤く色づく前の西天に見えた花粉光環。
 クッキリ鮮やかな虹色。


17:18

 傾いた太陽の周りには、何重に虹色の環が取り巻いているのやら…。



 強烈な色彩を引き連れて、太陽は地平線下へ…。


 フォーマルハウトさんが撮影された花粉光環。
 『不思議な夕日
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ANWRが危ない!

2005-03-20 03:57:28 | (旧)雑記帳/アラスカ
 ああ、ショックです!

◆CNN
 2005年3月17日付け
 『アラスカ自然保護区で油田開発解禁へ、上院が可決』
 http://www.cnn.co.jp/business/CNN200503170017.html

◆Fairbanks Daily News-Miner
 2005年3月16日付け
 『ANWR showdown today in Senate』
 http://www.news-miner.com/Stories/0,1413,113~7244~2765215,00.html
 2005年3月17日付け
 『Senate clears way for ANWR drilling』
 http://www.news-miner.com/Stories/0,1413,113~7244~2767467,00.html

 アメリカ上院本会議で、16日にアラスカの自然保護区内での油田・ガス田を開発する予算案が僅差で可決されたとのことです。
 賛成51、反対49…本当に僅差。
 2年ほど前になるでしょうか、一度は否決されたにもかかわらず!!!!!
 (その後、アラスカでもガソリン価格が高騰しているので、よもや…とは思っておりましたが。*_*;)

 この舞台は、カリブーが子どもを産み・育てる場所として知られている北極圏野生動物保護区(Arctic National Wildlife Refuge=ANWR)なのです。
 ANWRには膨大な石油や天然ガスが眠っているとされており、その埋蔵量は既に開発されている北極海のプルドーベイ以上だと言われています。
 それで、原油輸入量を減らすためという理由で、ブッシュ大統領は開発したいと以前から公言していました。
 これまでずっと環境保護団体やアラスカを愛する人たちが抗議デモを行うなど様々な反対活動を行ってきたのですが、とうとう上院を通過してしまいましたか…。(;_;)

 前回、上院で取り上げられた際には、ワシントンD.C.の議員さん達に抗議の手紙やFAXを出そう!というキャンペーンがあって、私も出しました。
 私はアラスカで入手したポストカードや自分の写真で作ったオーロラのポストカードを使って…他にも星野道夫さんの写真ハガキを使われた方もいらっしゃいました。
 また、ANWRをフィールドとされている写真家の土岐 帆(いずる)さんのサイトでは、E-mailに自由に添付して構わないというANWRで撮影された野生動物の画像なども提供して下さっていたと記憶しています。

 今また、同じようなキャンペーンを試みるべきではないでしょうか?
 あのかけがえのない自然は、壊してしまってからでは遅いのです!!

 星野道夫さんは『行くことができない遠い自然』について語っています。
 私はまだANWRを訪れたことはありませんが、あの場所を思うとき、心が豊かになるだけでなく、私には生きる糧にすらなっているのかも知れません。
 都会の淀んだ空気の底で酸欠金魚になっている時に「あの場所が無事ならば、あの場所があればまだ生きていける」とすら思えるのです。
(理由は色々あるけれど、ここでは複雑すぎるので…)

 ところが、地元アラスカでは冷めた意見が多いのも事実です。
 身近にあると分からない…そういうものなのかも知れません。
 また下世話なお話ですが、ANWRで新たな油田が開発されれば自分達の懐が豊かになるのですから、損得勘定抜きというのも難しいのかも知れません。
(アラスカでは、毎年住民に石油から得たお金を運用して得た利益を還元するボーナスがあるのです!)
 それこそ損得云々の問題どころではないとも言えるのですが、それでは私自身の生活に即時直結しているのか?というと…確かに心情的にはそうだし、地球温暖化を考えると石化燃料からの脱却は必要なのだと思うのですが…う~ん。(*_*;)
 しかし、外からでも声を挙げることが必要ではないかと思うのです。


◆Arctic National Wildlife Refuge
 残された原始の自然を守りたい by Dreamcatcherさん
 http://kyoto.cool.ne.jp/dreamcatcher21/newpage27.html
 素晴らしい情報力です!

Arctic National Wildlife Refuge by YASさん
http://homepage3.nifty.com/alaska/anwr/anwr-top.htm
 上院議員の名簿一覧やメイル宛先などが収録されたページへのリンク集やBBSが設置されています。 

『Colors of the Wind』 by 土岐 帆さん
 http://members.aol.com/izurutoki/
 今現在のプルドーベイの状況を見ても、非常に違和感を覚えているのに…。
 この風景の中、巨大ポンプが設置されたりパイプラインが通ってしまうなんて、どうしても私には許せないし、想像したくありません。
 土岐さん、ご無沙汰しています。まだ昨春のお写真お送りしていなくて…ゴメンナサイ!m(__)m

ANWR公式サイト
 http://www.r7.fws.gov/nwr/arctic/

ANWR
 http://www.anwr.org/
 こちらは開発推進派のサイト。
 しかと言い分を聞いて…って、英語だなぁ。(^_^;)
コメント (3)
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アラスカに日本製原発が設置される?!

2005-03-19 01:08:22 | (旧)雑記帳/アラスカ
 気になるニュースをご紹介します。

 燃料交換が30年間不要で遠隔地の電源供給に向いているという、出力1万キロワットの小型原発を東芝が開発中とのことで、これをユーコン河流域の人口約700人のGalena(新聞文中ではガリーナと表記)に設置予定と報じています。
 同村では、現在ディーゼル発電で電気を供給していますが、燃料の輸送費などがかさむために、村が代替案として東芝製の小型原発に目を付けた模様。
 この原発は『もんじゅ』と同じナトリウムを冷却材として使う高速炉だそうですが、ナトリウムは水と反応すると猛烈な爆発を起こします。
 それで、環境保護団体などから安全面での問題があるのではという声が出ています。
 この度アメリカの米原子力規制委員会に申請、手続きには2年ほどの時間がかかる見込み…とのこと。

◆Fairbanks Daily News-Miner
 2005年3月4日付け
 『Rural Alaska community researches nation's first tiny nuclear reactor』
 http://www.news-miner.com/Stories/0,1413,113%257E26794%257E2744977,00.html

◆Fairbanks Daily News-Miner
 2005年3月5日付け
 『Galena reserches switch to nuclear power』
 http://www.news-miner.com/Stories/0,1413,113%257E7244%257E2746437,00.html

◆サンケイスポーツ
 2005年3月8日付け
 【社会】和製小型原発、米で申請へ-アラスカの村が誘致
 http://www.sanspo.com/sokuho/0308sokuho135.html

◆日刊スポーツ
 2005年2月15日付け
 アラスカに超小型の日本製原発計画
 http://www.nikkansports.com/ns/general/f-so-tp0-050212-0006.html

◆中日新聞
 2005年2月12日付け
 アラスカに日本製原発計画 -超小型、東芝が開発中-
 http://www.chunichi.co.jp/00/kok/20050212/eve_____kok_____004.shtml
 この記事が解説も多くて分かりやすいかも知れません。

◆Alaska Journal of Commerce
 2004年12月26日付け
 『Galena opens the door to nuclear project』
 http://www.alaskajournal.com/stories/122604/loc_20041226003.shtml 
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