殴り書くことば

ロープが垂れていても、掴みたくない時が
誰にも縋らないで、泣きたい夜が
へらへら笑ってる僕にさえ、そんなのがある。

My Cat

2006年02月12日 18時16分21秒 | Love
うーん?怒ってる?

この玩具が好きだから
一緒に遊んであげてるのに
すぐにそっぽ向いて知らんぷり

高いところに上っちゃってさ
細めで僕を見下ろすのさ
頭にくるけど届かないから
僕も
すぐにそっぽ向いて知らんぷり


カウントダウンはしないで
何時消えるのかなんてわかりたくない

気取ったあなたでも可愛いから
どうぞ僕のそばにいて



あー?喜んでるの?

自分の場所で寝てるのに
ちょっと寂しくなって撫でてみた
ウザったそうに睨んだけれど
しょうがないから抱かせてくれる

背中に顔を押し当ててくる
ご飯が目当てなんでしょうけど
しょうがないから抱いてやる


冷めた目で触れ合うけど
いつだって温もりでいっぱいなんだよ


カウントダウンはしないで
何時いなくなるのかは知らなくていい

クールなあなたでも暖かいから
どうぞ僕のそばにいて




気取った歩き方
甘えた声
冷めた目
涙を舐めてくれた昨日の夜

あなたが死んでも
この温もりは消えないんでしょう


カウントダウンはしないで
何時消えるのか知らなくていい


寝顔が無防備で寂しくなるよ

場所なんて選ばないで
どうぞ僕のそばにいて
 
 

 

今日あの日のことを 僕は謝った

2006年02月12日 18時03分06秒 | Love
さっき何て言った?
この後用事あるんだっけ?
今何の話してた?


呆れるくらい忘れっぽくて
それは愛しい程

空の色もわかんなくなるよ
こんな日々はずっと続くと思ってるから



あの日僕は
君の大事なペンダントをなくし
素直には程遠い言い方で謝った

物覚えの悪い君が
絶対忘れないと言った
まっすぐに僕を見て
そう言った






些細なことがどうしようもなく許せなくて
そうなってしまう訳もわからなかった
敏感な年頃だからと終わらそうとする自分が
頼りなくて女々しくて嫌でイヤで





あの日僕は
君の誕生日を祝ったが
素直には程遠いおめでとうを言った

物覚えの悪い君は
絶対忘れないと言った
まっすぐに僕を見て


そう言った




いつまでも幸せでありたいと願うほど
ぶつけ傷つけあって
それでも何とかやってきた今日


あの時はごめんと
照れ臭そうに吐き出したら


物覚えの悪い君は
何のこと?と笑ってくれた

まっすぐに僕を見て

笑ってくれた
 
 

 
 

そこにいてよ!

2006年02月10日 23時10分58秒 | Love
マフラー巻いて手袋して
それでも寒いから襟を立てた

白い息はどこに向かって流れ
白い雪はなんで溶けるのか
それはちょっとわかんないけど

君がいる場所は何となくわかる



また泣いてるんだろう?
何でそんなに辛いことばかり見つけてくるのさ
特技なんてないとか言ってたけど
アレ嘘でしょ
マイナス思考が得意ですって言えるんじゃないの?

人のこと言えないけど



そこにいてよ
あっついコーヒー買って行くから

掌くらいで溶けちゃう雪みたいになんか
絶対ならない

温かいだけの優しさなんていらないって言うから
これでも一生懸命頑張ってんだ

笑顔ばっかり見せなくていい
その泣き顔が素なんだったら
そのまんまでいい





白い息がどこに流れるのか
白い雪がなんで溶けるのか
よくはわからないけど

君は多分
それさえも悲しい方へ持ってくんだろ?



すぐ行くから

そこにいてよ

 
 
 
 

フレッシュジューズ

2006年02月10日 23時04分56秒 | Love
鞄に入れたスペアキー
何でもなくす悪い癖

彼女の笑顔を見るたび
物忘れも激しくなっちゃうこの頃です



「OPEN」という看板を立てたら
僕はひたすらあの子を待ってるだけ
コーヒー豆の香りの中に
ただ混ざって混ざって待ってるだけ





フレッシュジュース始めました。
残暑に持ってこいの品でございます。


早速頼んだオバちゃんに
僕は全てを賭けましょう
アンタが一気に飲んでくれたなら
あの子はきっと来るでしょう

さぁ、一気にぐーっと!!





彼女のことで頭がいっぱいで
そんな恋心もフレッシュ作るには必要さ

なんてね











あ、ヤバっ

苺もバナナも
入れるの忘れちゃったよ

 
 

あなたが親である証拠

2006年02月10日 23時00分29秒 | Love
目の前で
秋刀魚へと箸を動かす父
忙しくみそ汁を運ぶ母

なんでこの人たちが
僕の親なんだろう



そっくりってわけではない
癖が同じわけでもない

それなのに僕は
叱られれば反省し
誉められれば嬉しくなる

この人たちが親だという証は
どこにもない

それなのに僕は
傍にいてもらわないと不安になる
そして僕は
愛されていることを知っている




産まれた時のことなんて
覚えているわけがない
この女の人が僕を産んだなんて証
どこにも書いていない

産まれて初めて抱いてくれたのは
看護婦さんのはずなのに
なんでヒヨコみたいに
その人を親だと思わない?


この男の人が
僕が産まれた時泣いてくれただなんて証
どこにも載ってない

パパだよママだよって
ただ指差して教えられただけかもしれないのに

この人たちが親だというのは
ただの先入観にすぎないと言われても
僕はそんなの信じることはできない




どうしてなんだろう
なんでかな

この人たちが僕を産んでくれたこと
手にとるようにわかる気がする

そんな証拠
どこにも載っていないのに


どうしてかな

 
 
 

好きみたいなこと

2006年02月10日 22時58分32秒 | Love
いくつになっても覚えられない
あなたの住む遠い町の名前

裏庭から見える海の向こう
その町から秋風が吹いてる

言葉なんてない
あるわけない

だけどもう少し
吹かれていたかった


つまずいて落ち込んだ時も
あなたが傍で笑っていて

ずるくても弱くても
汚くても儚くても
泣ければいいと言ってくれた

独りじゃないと言ってくれた

嬉しくても強がって
言葉なんて
ただの飾りだと思ってた僕だから
何を言うわけじゃないけど



言葉が
まだ役に立つなら


ありがとう、なんて
言ってみたいんだよ


好きでした







みたいなことを言ったりしたいんだ
 
 
 

ホニャララでしたって

2006年02月10日 22時57分40秒 | Love
屋根の上のニワトリさん
僕の道を指してくれるの?
そりゃいい
ありがとう

いつか言われて気付いたけれど
答えなんてわからなかった
僕はどうして僕で
あの子はどうして可愛いのか

当たり前すぎてわかんなかったよ


風が吹く方へ行こう
あの子に似合うキレイな場所
それを探しに行こうと思うよ



そしたらそこで
僕は言うんだ

~gy#%72$&'(huでしたって
 
 
 

Lover's life

2006年02月10日 22時50分50秒 | Love
寒い中うずくまる野良犬
誰かの優しさを象徴するように
足に包帯を巻いてる
首輪の似合うあの子は
今ごろベッドの中だろうね


平等なんてないってこと
身をもって教えてくれた



あぁ
なんか咄嗟に思った

どうせ一人は死ぬんなら
君が死ねばいいと

平等があると言い張るんなら
誰が死んでも同じだろう
アリが死んでも
それは変わらないはずで

そんなこと考えてると
正気じゃいられなくなった




そしてまた
咄嗟に思い返すんだ

どうせ一人は死ぬんなら
やっぱり僕が死ねばいいと

平等と平和と愛と情と
それはいっつも繋がっていて

なんてバカな話
僕は信じない

平等が邪魔をするだけ

一番愛している人なのに
平等は邪魔をするだけ

だから

どうせ誰かが死ぬのなら
僕が死ねばいい



僕以外のの命は

僕のなんかと違うんだ

僕が愛したものだから



自分はどうなっても構わないって
そんなカッコイイ台詞
やじろべえに睨まれてちゃ言えません








平等なんてものはない

そんなのがあったなら
愛情なんていらないだろう
嫉妬なんて生まれないだろう


淋しく死んでいく野良だって
ヒトリだっていないはずなんだ

 

  

クラムボン

2006年02月10日 22時48分23秒 | Love
オレンジ色の帰り道
はがれ落ちるのは夕焼け雲で
零れ落ちるのは
僕の涙

いつか見せてやりたいと
震える肩を叩きながら笑ってくれたのは
あなた以外にいやしないのに
あぁ わかってるでしょう


クラムボン
僕にもおくれよ
あなたが綺麗と言ったもの
花火にガラス珠
裏庭の花と壁の落書き

僕に見せたい そう言ったでしょう
その優しい瞳に
優しく映るもの


クラムボン
僕にもおくれよ

優しいだけの言葉なら
いらないはずだった
どうせ誰もが同じ声で
がんばれと言うだけ

気遣ってくれなくて
全然かまわなかったのに

あなたが綺麗と言ったもの
夕焼け空を見ていたら
「頑張れ」と言ってもらいたくなったんだ
あなたの言葉と肩を叩く音
大好きなんだ

あなたが綺麗と言ったもの
クラムボンを見られたならば
僕はもっと
あなたを欲しくなるのでしょう

クラムボンとは比べ物にならないくらい
僕のこの瞳にでも
あなたが綺麗に映るでしょう

 

水面

2006年02月10日 22時45分03秒 | Love

分かり合えない思い
水面のように形を変えて
いつも新鮮に見えるよ

それでも互いに
黙っていたのは
まだどこかで
信じられてなかったからかな


繰り返す悲しみに
正直に生きよう
淋しいときに淋しいと言える
それが強さだと
僕はそう聞いた


どこにも行かないで
今は逃げないで

ねぇ
少しだけ話をしよう


繰り返す気持ちを
素直に示そう
泣きたいときに涙が出るのは
人の弱さだと
そう聞いたんだ

きみも弱いんだろう
僕も弱いから

僕ら人間なんだ
分かり合えなくて当たり前
だから愛を忘れないんだ

だから

少し話をしよう