殴り書くことば

ロープが垂れていても、掴みたくない時が
誰にも縋らないで、泣きたい夜が
へらへら笑ってる僕にさえ、そんなのがある。

背中

2006年02月09日 21時11分14秒 | Love
背中を見ていてくれるのは

自分以外の人でしかないのなら

偽者を映す鏡など

僕や君にも必要ない





ただ欲しいのは

君の率直な言葉

猫背だとか
右肩が上がってるだとか

そんな単調な言葉



ただしてほしいのは

頼りないわねってぶったたく

君の小さな平手

 

立てよ

2006年02月09日 21時02分44秒 | Love
寂れた路地を曲がり
シャツには雨がじんわり

今さらぼやいても
何にもなれまい
心は曇ったまま

明日何処に行けばいいのか
今何処に向かってんだか
わかりゃしないけど


君なんだ
僕が生きる意味は
そうさ確かに
お前以外にいない

ほらバカ野郎
立つんだ



分厚い雲の向こうにも
日は見えそうにないけど

君だろう
僕が生きる意味は
そうだ確かに
君以外にいるもんか

ほらマヌケが
目を覚ませ


Don't forgive me be alone.
君がいて
だから僕がいる
そうさきっと

独りにはなれない


ほらバカ野郎


立てよ

 
 

CAT

2006年02月09日 21時01分36秒 | Love
優しく労わるように
撫でてくれた
抱いてくれた

その温もりは
いつまでたっても消えないんだ



死に場所を探しながら生きてゆけ
そう教えられてきたもんだから
こうして出てきた

死に様は
あまり人に見せるものじゃないらしいから

だからお願い

泣かないで



路地裏は
僕とおんなじ色なんだ
真っ暗でジメジメしてて
誰も来ない

だからここにした

もらった首輪は濡れないように
丸まっているとしよう


冷たい雨は体を貫くように
地面にはじけて落ちるけど

あったかい

思い出してみるだけで
そういつだって
君はあったかい



でも

ほんとは君の腕の中で
眠りたかった


  

コーヒーとケーキと風船のように

2006年02月09日 20時52分31秒 | Love
君の入れたコーヒー

砂糖も何も入ってないのに
甘くて甘くてしょうがない

いつまで
入れてくれるのかな
いつまで
飲んでいられるのかな


君が作ったケーキ

形はいまいちなんだけど
クリームを付けた君の顔が見たくて
作ってくれとせがんだ

いつまで
作ってくれるのかな
いつまで
クリーム付きの顔を
見ていられるのかな




君の息で
ふくらませた風船

顔を真っ赤にして
頑張ってた
その甲斐あって
大きく真ん丸く
ふくらんだ

でも

君の手から
逃げていった風船


どこまで
飛んで行くのかな

どこまで
飛んで行けるのかな




いつかは
しぼんでしまうんだよね



僕らもいつか

消えてしまうんだよね

 
  

だから好きだ

2006年02月09日 20時10分24秒 | Love
そんなに怯えないで
誰かを愛して生きること

そんなに焦らないで
生きる意味を探すこと

目を閉じてみればわかる
誰の胸の内も温かいこと

手を伸ばせばわかる
あなたの肌の温もり




僕はいつまで
覚えていられるだろう

愛も希望も
涙も悪夢も
いいことから悪いことまで
いつまで
大切に思えるだろう

ほんとのこと言うと
明日にでも忘れそうだ

いいや
今忘れようと思えば
できることなんだ


それがとんでもなく怖い
怖いけど
それでもいいと
君は言うんだろう?

だから好きだ

僕のマイナスの部分まで
受け止めてくれる



だから好きだ



君の言うように

目を閉じればわかる気がする
誰の胸のうちでも温かいこと


手を伸ばせばわかる気がする
いいやわかる

君の肌の温もり
そして
君の想いも

 
 
 

イジハッタ僕と君

2006年02月09日 20時06分48秒 | Love
独りでは生きられないと
孤独を好む人は見離され
結局独りぼっちになる

これでいいんだと苦笑い
本当は寂しいんだよね


でも
それを変えようとしないのは
知らない時が
自分を癒してくれると信じているから

一歩踏み出せば
暗闇かもしれないのに
信じているんだ
独りきりで ずっと


ここは危ないからと
誰かが出て行ってしまっても
君はそこに居座ってる

子供たちのはしゃぐ声が聞えなくなっても
君はそこに独りきりで

それでもいいと思えるのは
その場所を愛しているから
誰もいなくても
この景色を見ていたいと
そう願っているから

独りきりで ずっと








イキバッテ
ウケバッテ

君は独りがいいと言う


イジハッテ
フンバッテ
ムネハッテ

君はそこにいたいと言う


責めやしないよ
ただ
本当にそれでいいのか

息張って
受け張って
意地張って
踏ん張って
胸張って

君を愛したい
君と共に生きたいと言う僕は

本当にそれでいいのか
悩んでしまうんだ

構うなと言われても
ごめん
やっぱり無理がある

独りにさせやしないよ

独りには
やっぱりできないよ

 
 

ドロップ・ティアー

2006年02月08日 17時45分47秒 | Love
ポケットに入った飴玉
さっき別れた君からのもの

甘いのに
切なくて
飴玉と同じくらいの
涙を落とした

愛する人よ
君はなぜ
笑ってくれるの
辛いことが嘘のように
思えてしまうくらい

愛する人よ
僕はただ
傍にいたいだけ
その笑顔を少しわけてほしい
無口な僕に


馬鹿にされても
笑い続けてる
君の横顔が
淋しく見えた


愛する人よ
君はなぜ
星を見上げる?
涙がこぼれないように
見上げるの?

愛する人よ
僕はただ
君の笑顔だけを
守りたいわけじゃないんだ

例えば誰かさんのように
飴玉くらいの大粒の涙が
必要な時だってある


僕はただ
傍にいたいだけ

君に
飴玉のような涙を伝えたい

僕に
君のような笑顔を伝えてほしい
 
 

鼓動で伝えて

2006年02月08日 17時43分30秒 | Love
僕が死んでも
君の中で生き続けるだろうって
言ってたのに
そう思ってたのに
全然話し掛けてなんかくれないじゃない?

宇宙船に乗って
空高く飛んでみれば
あなたに近づけるかしら
それとも
霊能力者でも雇って
呼んでもらおうかしら?

私これでも頑張ってるの
友達はみんな心配してくれるけど
気にしないでなんて笑って見せてる

あなたは私の中で
生きているって信じてるから

だけど今日はそうもいかない
あなたの誕生日
本人がいないのに
私は独り祝ってる

もっとあなたに抱かれたかった
もっとあなたを笑わせたかった
なのに



この真っ暗な夜空に
でっかい花火を打ち上げるよ
天国って
空高くにあるんでしょ?
幼い頃誰かに聞いた

そしたら
「キレイだね」なんて
私の鼓動で知らせてくれないかな



私から
本当の笑顔を奪った涙を
吸い取ってくれないかしら
 
 

レストランより公園へ

2006年02月07日 20時14分51秒 | Love
寒い夜の帰り道

金持ちを羨んだりするけど
本当は僕ら
このままでいい
このままがいいと
心の奥で思ってる

今以上に幸せになれるなら
そりゃ嬉しい
けど
欲張っちゃいけないよな
なんて良い子ぶったりしてみたり


嫌いじゃない
ドレス姿の君も
だけどそのラフな格好の方が
ずっと好き

嫌いじゃない
高級なケーキも
だけど
互いの体を暖め合って食べる
ホクホクの焼き芋の方が
断然うまい



今のままが良い
飾らない君が好き

来年のクリスマスも
高級レストランなんかじゃなくて
雪が積もる
ロマンチックな公園で二人
またこうして焼き芋を食べよう


ラーメンでも良いけどネ