白いコードを辿れば
私を支えるよくわからない機具たち
夜中の歯軋りに耐えながら
私はそいつらに生かされてる
涙を拭えば
水を知らなかった手の甲が潤う
どうせ捨てられないの
目から落ちる雫さえ
手放せない私がそこに
爪が剥がれ落ちるまで
指が千切れ散るまで
黒い土を掘って掘って行ける
そんな勇気はどこにもない
力なんて誰にでもあるのよ
だけどそれ以上の勇気がない
私にも あなたにも
静寂へ滑り堕ちる痛みなんかより
喜怒哀楽を押し込めた己の顔に
寂しさを感じる
黙ってて機具
歯車は止めてくれてもいいんだ
だけど
犠牲をいくつも生んでまで
血になるくらい赤らんでまで
冷たい氷を飲み込んで泳いで行ける
そんな勇気はどこにもない
力なんて誰にでもあるのよ
それ以上の勇気は
私にもない あなたにもない
吐き捨てる暴言は
いつも死を語っているのに
握るものは真っ白な包帯
涙を枯らすことも出来ないあなたが
命を捨てようとするなんて
馬鹿げた話
叩いたくらいじゃ止まらないのよ
赤い筋肉の塊は
ほら
自分が可愛くて仕方ない人間がひとり
最後に
どうせなら教えてほしい
干乾びた手の平から
何を手放せるの?
私を支えるよくわからない機具たち
夜中の歯軋りに耐えながら
私はそいつらに生かされてる
涙を拭えば
水を知らなかった手の甲が潤う
どうせ捨てられないの
目から落ちる雫さえ
手放せない私がそこに
爪が剥がれ落ちるまで
指が千切れ散るまで
黒い土を掘って掘って行ける
そんな勇気はどこにもない
力なんて誰にでもあるのよ
だけどそれ以上の勇気がない
私にも あなたにも
静寂へ滑り堕ちる痛みなんかより
喜怒哀楽を押し込めた己の顔に
寂しさを感じる
黙ってて機具
歯車は止めてくれてもいいんだ
だけど
犠牲をいくつも生んでまで
血になるくらい赤らんでまで
冷たい氷を飲み込んで泳いで行ける
そんな勇気はどこにもない
力なんて誰にでもあるのよ
それ以上の勇気は
私にもない あなたにもない
吐き捨てる暴言は
いつも死を語っているのに
握るものは真っ白な包帯
涙を枯らすことも出来ないあなたが
命を捨てようとするなんて
馬鹿げた話
叩いたくらいじゃ止まらないのよ
赤い筋肉の塊は
ほら
自分が可愛くて仕方ない人間がひとり
最後に
どうせなら教えてほしい
干乾びた手の平から
何を手放せるの?