殴り書くことば

ロープが垂れていても、掴みたくない時が
誰にも縋らないで、泣きたい夜が
へらへら笑ってる僕にさえ、そんなのがある。

瘡蓋

2006年11月29日 19時02分23秒 | 無気力power
不器用に傷つけた肌の上に
血が滲んでは固まらない

そこに快楽がある
自分がある



眠らなきゃならない夜が来る
逃げ切れない暗闇が来る

そこで星は見れない



こわかった

かきむしった

異常になるのが
いやだった






血小板
流れを止めてくれ

だけど
瘡蓋が剥がれても跡は消えない




繰り返し  繰り返す




そこに快楽がある
救いはない

そこに自分がある
薬で落ち着いてしまいたい自分が
玄関の前でわめいて


泣いてる




瘡蓋が
死ぬほどかゆい