殴り書くことば

ロープが垂れていても、掴みたくない時が
誰にも縋らないで、泣きたい夜が
へらへら笑ってる僕にさえ、そんなのがある。

終電

2007年06月10日 19時31分31秒 | 気まぐれ日記
待たせた言葉に
相づちは打てなくて
神酒に挑んでは
眠れることを祈った



時計の電池を抜いて
無音がいいよね

でも電車のゆりかごでないと
寝れない



心臓を破る音
もういい





僕の動揺は誰にでもわかって
携帯のストラップも揺れる
君からのメールじゃなきゃ嫌で
開けて見るのが怖かった






酔っ払いの匂いが
冷静を乱していく

思い返してまた
沈んでつまづいた




 あの夜
 終電に間に合わなければ
 よかったよね
        」



踏み切り音
遮断機
耳をかすって消えるのに

心臓の破れる音
君に言ったこと
耳を塞いでも聞こえる











また終電
あしたも終電

誰もいない4両
ひとりで揺られる

 
 

 
「 
 終電に間に合わなければ
             」