
疲れたら歩くのをやめて
息を数えて整えたらいい
座り込んだっていい
はあー!って寝転がってもいい
そんな風になるまで
全速力で駆け抜けてきたのだから
周りの目なんて気にしないでいい
はあ、はあ、と
振り向かれるほど乱れていい
私が周りの目を気にして動けないのは
きっとそういうことだ
まだ全力で走り切ってない
周りが見えてしまう証拠だ
取り乱さないようセーブして
自分の本当の力量すらわからなくなった
休んでいいのよと言われれば休めの体勢
頑張ってねと言われれば笑ってガッツポーズ
おもちゃみたいだ
結局あの頃から変わってない
でも本当は
周りのせいに見せかけて
かけてほしい言葉を顔に書いて待ちの姿勢
行動と言葉と生き方を
背負うことが嫌なだけだ。
優しくなどない
責任感も謙虚さも持ってない
誠実になど生きてない
私弱いんですと両手を挙げて
誰かの後ろをくっついてただけ
私はまた何でもない生き物になる。