殴り書くことば

ロープが垂れていても、掴みたくない時が
誰にも縋らないで、泣きたい夜が
へらへら笑ってる僕にさえ、そんなのがある。

此心

2015年01月17日 12時44分47秒 | Image

振り返った地面に
直視できないものが散らばっていて
諦めた方がいい、と呼んでる

ずっと昔にほしかったものは
たぶんずっと昔に与えられてた

気づかないまま何年も過ぎ
失くした




弱いなりに強くあろうとする度
分厚い鎧が体を締め上げる

そのせいでまた弱っていく心が
もう許して、と懇願する





ただひたすらに首を絞める
その恐ろしい両腕に続く顔が
私には見えないから

だれかに怯え
だれかを責め
だれかを恨み

ここには
私しかいないのに








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