本日は子供の日。
・・・にちなんで子供が関する話題を。
今年の3月19日、群馬―栃木―茨城を結ぶ北関東自動車道が全線開通!!
する予定でしたが、これが震災のために延期に。
ですが、2度の仙台行きには間に合ったので便利に利用させて頂きました。
下道より大体、1時間の短縮かな?
その途中、太田の辺りを通過中、北側に巨大な「大中黒」が見える。
「大中黒」と言えば新田氏の家紋です。
智本光隆の歴史群像大賞優秀賞受賞作『風花』は新田義顕(新田義貞の嫡男)が主人公。
これは後で確認に行こうと思い、先月ですがちょっと行って見ました。
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太田北部運動公園の芝桜
やや、季節的には早かった感じかな。今ぐらいの方が見頃かも知れませんね。
これが高速から見えた「大中黒」
もうちょい、中の黒が太いと完璧か?
さて、カメラ片手にぶらぶらしていると、何やら下の方が騒がしい。
この公園、結構斜度あります。
上から写真の池のあたりまで下りて行きますと、
どうやら子供さんが池にビニールボール落とした(というか、投げ込んだ?)らしい。
お母さんと5歳くらいと男の子、3歳くらいの女の子の3人。
ちょい上の方に野次馬っぽいご年配の方々が。
下りて行くと確かに池にボールはまってます。野次馬のみなさん「あれ、取れないね~」と無責任。
で、よく見てみる。
・・・・・いや、なんか割と簡単に取れそうな距離のような。
一応、「取って見ましょうか?」と断って柵乗り越えたら、1メートルくらいのとこに浮いてました。
しかも、側に枯れ木が何本も転がってるので、引っかけて簡単に取れた!!
と、思ったら、女の子方が持ってたもう一つのボールを勢い良く池に投入!!
おお、勇ましい子だ。真ん中あたりまで行ったぞ。
母親さん、怒ってました。「あっちはもうあきらめます。すみませんでした」
しかし、なんとな~くここ水流れているよな~と思って見ていたら、
5分ほどで手の届く範囲まで浮かんで流れて来ました。
そんな訳で、2個目も無事救助。
で、すごくお礼言われました。
「すみません。ほら、お兄ちゃんにちゃんとお礼いいなさい」とお母さん。
「今度は池に投げちゃダメだよ」と、ボール手渡す俺。
あ、俺ってまだお兄ちゃんで行ける!!とか思いつつ、何気に肩にカメラでも無駄に引っかけて見る。
『あ、もしかして俺いまカッコイイ?』と考えつつ、何の見返りも求めないで立ち去りました。
・・・いや、当たり前だろ。お前、枯れ木でボール2個引っかけただけだろうが。
見世物終わったとばかりに、野次馬さんも花見に戻って行く。おい、あんたらなあ・・・
まあ、別にいいけどさあ。
そして、思ったこと。
子供の頃、池に落としたボールや手を離した風船取ってくれた大人いましたね。
子供心にものすごくかっこよかった。
・・・あの連中も、こんなこと考えながら立ち去ったのだろうか。
夢壊れるな・・・
しかし、智本光隆にはあのボールを、なんとしてでも拾わなければならない責任が!
特に女の子が投げた2個目。
理由:その子が「さきちゃん」と呼ばれてました。『風花』のヒロインと同じ名前です。
あの、「大中黒」に誓って助けねばなるまい!!
いずれ美少女なお姫様で歩き巫女(そんなキャラです)に成長したら、またお会いしましょう。
その頃には俺、絶対にお兄ちゃんと呼ばれる年じゃないよな・・・
そんな春の出来事が。
智本光隆