歴史作家 智本光隆「雪欠片―ユキノカケラ―」

歴史作家 智本光隆のブログです。

祈念―がんばろう東北―

桜の花に癒され、地震の爪あとに涙し・・・しかしながら確実に仙台の街は復興しております。1歩づつではございますが、前進していきたいと思っております―8年前、被災地からこの言葉をいただきました。今年もまた、春がめぐって来ました。今も苦しい生活を送られている方々に、お見舞いを申し上げます。本当に1日も早い復旧、復興がなされますよう、尽力して行きたいと思っております。

県都沸く!!

2013-08-29 21:35:28 | 日記
さて、特に熱かった今年の夏も終わりが近づいておりますが、
現在の群馬県各地。
主に前橋周辺は、、、






どこに行っても、こんな感じで!!


そして、中心商店街。







・・・いや、実に沸いているんです。
事実、半年ぶりくらいに行ったし!!
魚屋で塩鮭(大辛)買って帰ったし!!!
是非、これが中心商店街にとっても起爆剤に・・・なればなぁ。


起爆剤と言えば、
実は先日、「前橋育英 二遊間」でこのブログに来られた方、
一時的にけっこういらっしゃいました。
どうも、Yahoo探索で上位になっていたらしい、
あっという間に沈んだらしいけど(w


ありがとう高橋知也君、そし土谷君。
君達のおかげでこのブログ、けっこうアクセス数増えたよ。
感謝(w
だから、商店街も増えないもんかねと・・・



智本光隆

桃山乱戦奇譚 天下人の血―そのあとがき①―

2013-08-25 18:52:58 | 桃山乱戦奇譚
さて、今回はまだあとがきを書いていなかったわけですが(もう8月も末ですが)
この『桃山乱戦奇譚 天下人の血』はまず、
「まだ、これまでに描いたことのない時代」ということで話がありました。
もう1度「関ヶ原もの」というのもあったのですが、
その時に同時並行で関ヶ原作が2作くらいあったのかな?


『関ヶ原群雄伝』がその関ヶ原、『本能寺将星録』がそのまんま本能寺の変、
そして『豊臣蒼天録』は大坂の陣です。
大坂の陣とはいっても二条城会見からスタートなので、「関ヶ原後の政局」でもある訳で。
なので、1600~1610くらいが舞台も今回はなし・・・となり。
それでは・・・と考えたのが「秀次事件」です。
天下人・豊臣秀吉の晩年に暗い影を落とし、豊臣政権崩壊の序章ともなった粛清事件・・・これを書こうと!
このあたり、歴群的にもちょっと「空白地帯」っぽくもあります。


えっと・・・確か担当・A田氏はそのまんま、秀次を主人公に推した・・・んだった気がします。
ただ、僕のほうがちょっとイメージ沸きづらかったのと、過去に歴群で秀次主役作品あるということなので、、、
「なら、弟の三代目秀勝は?」となりました。
その前年のNHK大河ドラマにも出てましたので、知名度もけっこう上がっているかな・・・とか考えた(w
隻眼説を採用しようと最初に決めたので、なら伊達政宗も出そうと。
これはやや、ノリで決めたに近い(w
前作、政宗をちょい書き足りなかったのもありましたね。


さて、、、その『天下人の血』なんですが、過去の智本作品と明らかに違う点は、

「主人公が武闘派」「主人公の生まれが武家ではない」

まずこの二点。細川忠興とかかなり武闘派っぽく描いたつもりでしたけど、まあ無骨ではなかったか。
今回、秀勝に関してよ~く言われたのは、
「豊臣蒼天録の松平忠輝に似ている」です。
当初、忠輝よりも直情なぶっちゃけおバカな感じを想定していたのですが、何せ巻がなくてですねぇ。。。
結果的に似ていると言えば、まあ似ているのか?


そしてその出自、
これは、物語を形成して行くにつれて、
「尾張中村の百姓屋で生まれた男」という面が強調されました。
大谷吉勝、細川忠興、そして豊臣秀頼との最大の違いはここです。
前二者はそれぞれ秀吉、信長の「青年将校」的なキャラ付けがありました。忠興は特に。
秀頼様に関してはもう、本人が関白の跡取りですから。


その点、秀勝は関白・豊臣秀吉の甥というのは貴種ですが、その秀吉は元々が百姓出。
しかも、九州征伐後の「空白の二年」を放浪期間として、諸国をぶらぶらとさせました。
そんなわけで智本作品初、「槍一本で道を切り開く、ガチの武闘派」と相成りました。
本音ではこの放浪期間、ちょっと書き込みたいかも。。。


そしてもう一点、これは重要な点なのですが、

「現実には死亡している世界を、主人公が生きる」です。

豊臣秀勝は朝鮮出兵の最中、巨済島にて陣没しています。
本作では片目を失いながら、一命は取り留めました。
これは、「豊臣秀勝がもし、秀次事件まで存命していたら?」という物語です。
まあ・・・その後は話の都合で、秀次事件より前の年で完結していて。。。
でも、これも秀勝の生存が、事件を早めた!というこで・・・苦しいか(w



智本光隆

県都前橋に栄冠輝く!!

2013-08-22 21:20:00 | 日記
前橋育英 夏の甲子園大会優勝


宮崎延岡学園との接戦を制し、
ついに・・・ついに県都前橋に深紅の大優勝旗が!!
前橋育英ナインのみなさま、監督、部長、コーチ、マネージャー、そして教職員、保護者、関係者のみなさま、
おめでとうございます!!!


おそらく、1回戦の時点で前橋育英の優勝を予想した人・・・いませんよね。
ええ、智本光隆もまったく予想していませんでした。
常総学院戦、「ああ、終わったな」と思った人、、、
ええ、わたくしも思いました。申し訳ありません。


エースの高橋光成投手、素晴らしいピッチングをありがとう。
ゆっくり休んで下さい。
そして、高橋知也選手、土谷恵介選手、数々の好プレー見事でした。
日本一の二遊間です。
もうこのまま、ベイの二遊間になって欲しいくらいです。
というか、なって(w
ファーストの楠、サードの荒井両選手も好守備光っていました。
守備の上手いチームは、やっぱり美しいです。華がありますね。


群馬県勢としては14年ぶり2度目の全国制覇!!
14年前は現ヤクルトの正田樹投手を擁した桐生第一、そしてついに前橋に栄冠が。
「甲子園には魔物が棲むというが、前橋育英には常に女神がついていた」
とは地元局の名言です。


あらためまして、前橋育英高校の優勝を心より祝福致します
ついに、利根の風に深紅の大優勝旗が翻る。




そして号外が!!もらえるものは、全紙もらってきた!




智本光隆

今年も薄暮に百合が咲き

2013-08-19 21:50:15 | 日記
第6稿出しまして・・・
疲れたな・・・ぐったりしながら思ったのは、
「あ、高校野球やってんだ」
ということ。
しかも、うちの地元めずら~しく勝ち抜いてる(w
今日はまあ、なんというか劇的というか!!




そして、今年も薄暮に百合の花が咲く。
現在、ぐったりしながら、
「新作」に関することを2、3思考中。
限りなく、ぐったりの方に比重が寄っているけど(w





蝉を見つけた。
6稿出して気がついたこともう一つ、、、
「あ、蝉が鳴いてる!!」
夏・・・なんだよな(w



智本光隆

桃山乱戦奇譚紀行第12回―小田原城 北条五代の府―

2013-08-17 22:09:54 | 桃山乱戦奇譚
さてと、桃山乱戦奇譚紀行も最終地?となる小田原へ。
まず、小田原といえば、、、



北条早雲像。


小田原駅前の北条早雲像。
なお、当人は生前、早雲と名乗ったことはなく、
伊勢盛時が名乗り。
これも少し前まで、長氏の方が一般的でしたよね。


そして、この銅像は明応4年(1495)、
早雲による小田原城奪取作戦の様子。
小田原城主の大森藤頼を騙し、山に鹿狩りのための勢子と称して軍兵を入れ、
千頭の牛の頭に松明を燃やし、小田原へと乱入。
見事、城を奪った・・・という城取り譚です。
同様の話は多く、どこまで真実からは不明ですが、
小田原城は以後、北条五代の居城とし、
関東最大の府となります。










馬出門から場内へ。







城はほとんど復元ですが、けっこう観光客多いです。
それと、前に書きましたが某番組の撮影が(w




平成9年再現の銅門(あかがねもん)






こちらは昭和46年再現の常盤木門。
これをくぐると、いよいよ天守へ!!