歴史作家 智本光隆「雪欠片―ユキノカケラ―」

歴史作家 智本光隆のブログです。

祈念―がんばろう東北―

桜の花に癒され、地震の爪あとに涙し・・・しかしながら確実に仙台の街は復興しております。1歩づつではございますが、前進していきたいと思っております―8年前、被災地からこの言葉をいただきました。今年もまた、春がめぐって来ました。今も苦しい生活を送られている方々に、お見舞いを申し上げます。本当に1日も早い復旧、復興がなされますよう、尽力して行きたいと思っております。

晩夏の打ち合わせ

2012-08-31 23:25:00 | 日記
あ、気がついたら明日から9月だ(w
実は昨日は、担当A田氏と打ち合わせでした。



これはその後で、食事に行った写真ですが(w


内容は主に先日、草稿が完了した「次回作」に関してですね。
全体的にはOKもらってますが、やっぱ問題は1章だね・・・これ、いつもなんですがねぇ。


智本 「やっぱり、1章の入り方が引っかかるんですよな。これ、関ヶ原群雄伝の時からですよね」
担当 「というか、風花(歴群大賞応募作)からです」
智本 「そっからっすかね!」



入り下手というか、なんというか(w
時間はまだ、少しだけあるようなので、こねくり回して考えよう。
あとは、その「次」の話も少々ですね。こちら、先日に草稿上げてから数日、少し進めてはいますが。。。


智本 「取材に行くと、いきなり展望が開けたりするんですよね!なので、机の前でうなっているのであれば、
    思い切って、取材を敢行するのも良いかと思うんですよ」
担当 「分かりました。日帰りでさくさく行って来て下さい!」



・・・んな、殺生な(w
どこかで、強行突破してやる。せめて、一泊で!!
まあ、それも来週の進行次第なのですが。



智本光隆

電子書籍版『豊臣蒼天録 3』 そして、栄光の戦士がまたひとり・・・

2012-08-28 22:45:55 | 豊臣蒼天録
すみません、うっかりと告知を忘れておりました。


                    

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ひとまず、そのお報せを!!



横浜98年V戦士、広島の石井琢朗選手が引退を発表されました。
石井選手、24年間の現役生活、お疲れ様でした。
まだ、終わってはないですね。広島はCS出場の可能性ありますし。


一番の思い出に「横浜での優勝」を上げていただき、胸に詰まるものがあります。
実際に引退された時に、まだつらつら書くと思いますが(w
エラーで延長→涙のサヨナラヒットなど、思い返すと切りがない・・・
これで、大洋→ベイスターズ元年の選手も三浦、谷繁、そしてDバックスの斎藤隆になったのかな。
叶わないことですが波留選手との1、2番を、
そして進藤選手との三遊間コンビを、もう一度見たいです。


長い間、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました!
明日の星を掴めよ、石井その手で!!



智本光隆

終わってみれば・・・

2012-08-25 00:54:53 | 日記
内海のノーヒットノーラン阻止!!
歴史的快挙!!!
そして、終わってみれば、いつものありふれた負け試合!!!!
なんか、マリナーズみたいに突然、連勝とか始めんもんかねと、思う今日この頃。


「次」に手をつけて見て、そして「前」に戻る・・・
これ、気をつけないと頭の中、混乱して来るな。
さて・・・実は来週にも担当氏と打ち合わせになりそうなのですが、、、
みなさまのお手元に届くまで、あと何歩くらいの地点にいるのやら(w


この時期、大学図書館の中では全面的に休館しているところもあって、
仕事に支障を来しておりますな。
・・・節電って可能性もありますが。母校の図書館も汗ばむくらいに暑いし。


さて、もうちょい粘って見ようかね(w



智本光隆

今年も薄暮に百合が咲き

2012-08-22 10:21:18 | 日記
さて、今年も薄暮に白百合の咲く季節になりまして。。。







お盆も終わってって・・・そろそろ次に取りかからねばならぬのだが・・・
・・・今回、いろいろと段取りが難しい。
それと、5月から書いた新作・・・以前からのように手当り次第に前に進めるやり方、
見事に一度、玉砕したので。
どう書くか、資料整理しながらぼつぼつと考える。
肩こりの影響で、指の付け根が痛いが(w


そういえば、オリンピックのパレードはよかった!!
・・・けど、なんでいちいち、東京五輪に結び付けようとするかね?
室伏選手が被災地横断板?を持っていたのが、よかったです。
あと、体操の内村選手に虫みたいのが(w
仙台あたりでやると良いんじゃないかなと思うんですが・・・どうなのだろうか?



昨日のベイ
前健をついに打つ!!!
そして、勝ち星は菊池についたのか。
彼は樹徳高校―上武大なのか。同郷だ(w
10年ちょっと前、樹徳野球部に名監督が来た―的な番組あって、
その時に在学中で3年生だったそうですね。
あの時、映っていた部員のどこかにいたんだな・・・そして今でもプロで投げている訳で。
高校のほうはその「名監督」が去り、甲子園には手が届いていないらしいが。
(・・・近年一度、決勝までは行ったけど)



智本光隆

豊臣蒼天録秘話第1回―豊臣秀頼1―

2012-08-18 20:46:46 | 豊臣蒼天録
編集部は特にお盆休みでもなく、
毎日出勤しているそうな・・・
いや、大変な失礼を!!


さて、それはそれとして(w
『本能寺将星録』の時と同じ感じで、登場人物についてつらつらしたいと思います。
しばし、おつき合いのほどを。


◇成長する主人公、豊臣秀頼


さて、それで初回は主人公の秀頼様から。
主人公が豊臣秀頼に決定されたのは、
担当A田氏が「そうでなければいっそ、秀頼でやってみるかですよね」と言ったのが、
そもそもの始まり・・・これは前に書きました。
実はその数分前に、こんなやり取りもありました。


担当「なんか、違った形の主人公にして見ません?」
智本「違った形?」
担当「ほら、智本さんの主人公って、基本的に何でもできるオールマイティーな感じじゃないですか?
   だから今回は変えて・・・たとえば無骨で槍一筋に生きるとか、『のぼうの城』みたいな感じとか・・・」
智本「・・・いや、オールマイティーに描いている自覚、まったくないんですけど(汗 」



・・・と、こんな感じだったか!?
軽くショックでしたけどね(w 
大谷吉勝については、特にそんな感じはないと思うんですが。
多分、問題はこの時は直近だった『本能寺将星録』の細川忠興公!
某所に「細川忠興無双!!」と突っ込まれましたからね、あの話。
槍持ったら最強、羽柴秀吉、黒田官兵衛相手に策謀で負けなし、前関白を脅す、嫁は美人・・・
いや・・・これ上下巻で終わらせる都合上、仕方ない気もするんすけど。。。
元々、主人公を「万能人間」にするの、好きじゃないんですけど、どうしてこうなった!?


と・・・その後で主人公が秀頼に正式決定し、そして性格設定された訳ですが・・・
過去、歴群で秀頼主役、もしくは準主役はそこそこあったと思いますが、
目指したところは、「等身大の少年」な感じ。
年齢からすると大谷吉勝(19~20)、細川忠興(20)とほど同じで19歳なんですけど、
16、17あたりをイメージして描きました。
まったく戦争と無縁の高校生くらいが、いきなり戦場の真ん中に放り出されたらどうなる?
しかも、それは自分が原因で起きているわけで(w


かくして序盤の怯える、泣き出す、逃げ出す・・・等々の場面につながっています。
秀頼が格好良く描かれることの多い家康との対面・・・
創作史上、「もっとも情けなかった二条城会見」だったと自負しています、作者は(w
担当氏が「すみません。いい加減に秀頼のぐだぐだが長いんで、サクサク覚醒させて下さい
と言った程です。
まあ・・・しばらく覚醒しませんでしたが(w


あとは、担当氏は「もう少し、世間知らずな坊ちゃん坊ちゃんした感じ」と考えていましたが、
作者の方は「豊臣の後継者として、プライドだけは高い感じ」と、少しズレがあったかも知れません。
1巻に関して言えば大谷義治、真田幸村の立ち位置、役割が結構入れ替わっていたり、
第1章、第4章がほとんど全部、書き直していたりとか・・・
そのせいで、片桐且元などは出番が減ったりとか、
まったく出演がなくなった人も、いたりしました。ヒントとしては、「愛」の人・・・


いずれにしても、歴群で天才少年とか、ただの凡庸とかに描かれることが多い秀頼ですが、
割と好評をいただけたようで、嬉しい限りです。忠興は結構、「嫌な奴」と思われたのでねぇ・・・
あと、1巻の感想として「井伊直孝が可哀想」ってのが、あったとかなかったとか(w