ことのほか暑かった
今年の夏、
一番良く飲んだお酒は
ウィスキーの
オン・ザ・ロックです。
昔、懐かしい
ウィスキーの
CMがありました。
ヘンデルの作曲した
オペラ「セルセ」の
第1幕の冒頭のアリア、
「オンブラ・マイ・フ」
(なつかしい木陰)で
オンブラとは陰のことですが
キャスリーン・バトルの歌は
人気のCMになりました。
ペルシャ王のクセルクセスが
「いとしく愛らしい緑の木陰
がこんなにも甘美であった
ことはない」と歌います。
この曲はヘンデルのラルゴ
とも呼ばれて有名ですが、
Largo(ラルゴ)は、
英語ではLarge(ラージ)で
「ゆるやかに」ではなく、
「大きく、広々とした」と
いう意味なのです。
もともとは「カストラート」
という、去勢することで
ボーイソプラノのような
声を持つ男性歌手のために
書かれましたが、
現在はおもにソプラノ歌手に
よって歌われています。
キャスリーン・バトルの演奏
①「オンブラ・マイ・フ」
②カルミナ・ブラーナより
「イン・トゥルティーナ」
③シューベルト
「夜と夢」が入っています。
(8’34")