SHAンパンでもいかが?

「最終楽章 気分はAdagio」
77歳の一人暮らし。

秋の空

2022-10-22 22:03:00 | 日記
曇りの朝でしたが
お昼すぎには
陽が射してきました。

秋の空は雲が美しく、
見飽きることが
ありません。


   ✨✨✨✨✨


先日、来年の5月6日に
英国のチャ―ルズ国王の
戴冠式がウェストミンスターで行われると
発表がありました。


   ✨✨✨✨✨


1788年、
モ―ツァルトの作品の中で
最後から2番目に
ピアノ協奏曲「戴冠式」が
書かれました。
モーツァルトは生涯に
沢山のピアノ協奏曲を
書きましたが、
この作品は、
前作から1年以上もの
間があいて
書かれたものです。

モーツァルトは、
ウィーンに来た頃から
予約制の演奏会をたびたび
開催していましたが
1782年から1785年までの
最盛期の予約はあっという間
に満員になっていました。

ところが晩年には
予約の名簿を回しても、
ひとりしか名前が
ないこともあり、
1787年には、
一度も演奏会を
開くことが
できませんでした。

追い打ちをかけたのが
1788年に勃発した
オーストリアとトルコの
戦争でした。
これによってウィーンの
音楽文化は大きな打撃を受け
ようやく初演されたのは、
1789年になってからでした。



「戴冠式」の愛称は
1790年に行われた
神聖ローマ皇帝
レオポルド2世の戴冠式の
祭典で演奏されたことに
由来します。


自筆譜は、多くの部分で
ピアノ独奏の左手が
書かれていません。
モーツァルトは
即興的に左手のパートを
弾いていたようです。

未完の左手は、
モーツァルトの没後、
1794年に初版された際、
出版者のヨハン・アンドレに
より補完されたのです。
  

  ✨✨✨✨✨


この曲は小学6年生の時に
BK(NHK大阪放送)の
オーケストラと弾かせて
頂いた懐かしい曲ですが
左手が補完だったことは
全く知りませんでした。
(゚∀゚)
   

   ✨✨✨✨✨


内田 光子氏
「戴冠式」(32’43")