何年ぶりでしょうか?
アンネの日記の映画を
観ました。
心が重いので
今夜はショパンの
可愛らしい曲です。
ジョルジュ・サンドの
ノアンの館にかわいい
ワンちゃんがやって
きました。
1846年、ショパンが
36歳夏をノアンにある
サンドの別荘で最後の夏を
過ごしていました。
そこに光沢のある白い毛並み
のワンちゃんがやってきて
サンドもショパンも
気に入ります。
気品のある様子に
「リスト」と名前を
付けますが、
させがに
それはあんまりだと
いうことで
「マルキ」になりました。
「マルキ」はフランス語で 「候爵」のことです。
自分の尻尾を追いかけて
クルクルと遊んでいた
マルキのを見て
「この子の様子をピアノで
表現できる?」という
サンドの言葉から
生まれたのが
「子犬のワルツ」です。
そして「ディブ」という
ワンちゃんもいました。
この犬たちのために
ショパンは
ユーモアあふれる
かわいい曲を書きました。
ギャロップ マルキ
変イ長調
ピアノ アシュケナージ
(0'47")
サンドの息子のモーリスは
成長するにしたがい
ショパンに対して
この家の主は
自分であるという態度を
露骨に示していました。
一方、モーリスの5歳年下の
妹ソランジュは
母サンドとの折り合いが悪く
愛情に飢えていて
何かとショパンに
まとわりついて
みせたのです。
諍いの絶えない
生活な中で
かわいい子犬が
心癒やされる存在だった
ようですが
翌年ショパンとサンドは
破局を迎えました。