SHAンパンでもいかが?

「最終楽章 気分はAdagio」
77歳の一人暮らし。

初恋の味

2024-02-18 09:50:00 | 日記

ルードヴィヒ・ヴァン・
べートーヴェン


1770年
ドイツ西部の町、
ボンで生まれました。
父ヨハンは
宮廷歌手として
働いていましたか
お酒が好きで
毎日浴びるほど
飲んでいました。

母のマリア・マグダレーナは
料理上手で
しっかりものでしたが
肺病で世を去ります。
その時に
往診に来てくれた
医学生ヴェーゲラー。
ルードヴィヒより
5歳年上でしたが
生涯切り離せない
友情で結ばれます。


母の死後は
ヴェーゲラーから
ブロイニング家の
子供達にピアノを
教えてほしいと頼まれ
多くの時間を
ブロイニング家で
過ごしました。
当主は若くして
未亡人となった
ヘレーネで
ルードヴィヒを
我が子のように扱い
遊びに連れていったり
礼儀作法、ドイツ文学、
ラテン語の初歩も
教えました。
哲学書や文学書が揃う
ブロイニング家で
ルードヴィヒは
ゲーテやシラーの詩に
出会います。

ブロイニング家は
彼にとって
「第2の家庭」となり
長女エレオノーレと
三男のロレンツに
ピアノを教えます。
レッスン後には
食卓に
美味しい食事が並び
レッスンはより楽しい
ものとなります。

そして食後の
異国情緒たっぷりの飲み物
コーヒーの香りは
べートーヴェンの興味を
多いにそそりました。

又、ルードヴィヒは
飲んだくれの父がいる
自宅に嫌気がさすと
歩いて5分ほどの
「ツア・ブローメン」
という酒場に行き
学生時代の女友達と
ダンスを踊っていました。
当時のルードヴィヒは
お金がなかったので
じゃがいものタルト
カルトッフェルクーヘンを
食べていたようです。




  ✨✨✨✨✨✨


ルードヴィッヒが
好きなものの一つに
コーヒーがあります。

ウィーンの自宅で
好みのコーヒー豆を
焙煎して毎日何杯も
飲んでいましたが
コーヒーの香りは
若い頃ボンでの
ブロイニング家での
ピアノのレッスンで
初恋の女性
エレオノーレとの
初恋の香りでした。


エレオノーレに
ピアノソナタを
贈っています。

「ピアノソナタ ハ長調」
1楽章



エレオノーレは
医学生ヴェーゲルと
結婚しましたが
夫妻との友情は
生涯続きました。