SHAンパンでもいかが?

「最終楽章 気分はAdagio」
77歳の一人暮らし。

Ma mere L’oye

2023-02-24 08:39:00 | 日記

楽譜棚に
「マ・メール・ロア」の
ピアノソロの楽譜を
発見しました。




ちなみにマ・メール・ロアは英語の「マザーグース」の
ことです。

フランスの詩人
シャルル・ペロ―の童話集に
物語の語り手として登場する
「ロアお母さん」

シャルル・ペロ―は
17世紀のフランスの詩人で
グリム兄弟や
マザーグースよりも早く
ドーノア伯爵夫人
マリ―・カトリーヌや
マリー・ルプランス・
ボーモン夫人の
3人の作家で
民間伝承をまとめました。

   ✨✨✨✨✨

「マ・メール・ロア」
モーリス・ラヴェル作曲





第1曲 
ねむりの森の美女
パヴァーヌ

語りのような冒頭は
100年の眠りについて
しまった王女の寝台の
まわりを宮廷につかえる
男女がゆっくりと踊る
パヴァーヌです。

第2曲 
親指小僧

貧しい家に生まれ、
森に捨てられ彷徨う
小僧(一寸法師)が現れます。
どこからともなく聞こえる
鳥の鳴き声がとても印象的
です。

第3曲
パコダの女王レドロネット

西洋から見た
中国を描いた世界。
さまざまな音や踊りで
目まぐるしい色彩に
あふれていて
華やかな曲です。

第4曲
美女と野獣の対話

何かが芽生え始める冒頭。
魔法使いの呪いで
野獣に変えられしまった
王子と姫の対話を
描いた作品です。

シンバルの一撃で
魔法がとけることになり
ハープのグリッサンドの
あとに
野獣は王子の姿に
戻ります。

第5曲
妖精の国

眠りについている
王女のかたわらに
一人の王子がやってきて
長い眠りの間に沢山の夢を
見た王女に口づけを。
するとキラキラと
煌めく音があふれて出て
しあわせなコーダです。



  ✨✨✨✨✨


最初ラヴェルは
ピアノ4手連弾組曲
として書きましたが
それをべースに
管弦楽組曲版に編曲し、
バレエ版は新たな曲を
付け加えて編曲されました。

   ✨✨✨✨✨

おもしろい連弾を見つけ
ました。
マルタ・アルゲリッチ+
ランラン。
特に第3曲はアルゲリッチ氏
ご機嫌でノリノリ❣️





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