喰らいたい魚を釣る 撃沈パイロット

趣味の飛行機とプラモデルと旅行の日記帳・たまに釣り記

YS-11の特性

2012-11-12 10:09:24 | FS

エアロシムのYS-11forFSX。

どうもスロットルレスポンスに違和感があるので

エアロシムに問い合わせしたら、即丁寧な返事が返ってきた。

 

以下頂いた返事です。

 

お問い合わせの件ですが、YS-11の仕様としてスロットルレスポンスは悪い方向
にしております。

これは当時(昭和30年代後半)のエンジンに、大きな4枚プロペラの組み合わせは
エンジンレスポンス自体もよくないのですが、さらに大きなプロペラを駆動する事から

出力を上げる時はあがりにくく、下げるときはプロペラに慣性と風の力が働いている
為さがりにくい傾向にあります。

出力を下げる操作をミスすると、エンジン内部を焼いたりといった事もあった様です。

(燃料を減らして回転を下げようとするが、プロペラがすぐに追従しない為燃料が
エンジン回転に対して少なくエンジン内部が焼ける)

実際の運航でのエンジン出力ですが、離陸時、上昇時、巡航時、降下時、着陸時
で、それぞれほぼ一定の位置で固定したままといった感じです。元々、現在の航空機
に比べると非力なエンジンですので、割とまわしっぱなしと言ったイメージです。
(なお、巡航時でなく降下時に速度を稼いでいる印象が強いです)

着陸時は、フラップやギアが抵抗になるのを考慮して一定位置です。
また、着陸で最終的に使用するフラップ35度は、ギリギリで出す感じです。

YS-11を取り上げたDVD等の映像では、エンジン音等で騒々しいコクピットで「FLAP35」

をクルーが怒鳴って確認しあっております。 機会があれば、是非一度ご覧下さい。
(YouTubeにも若干YS-11の動画がある様です)

YS職人を目指して、本製品をお楽しみ下さい。

 

やはり、皆さん拘りを持ってソフト開発されている事を改めて感じました。