エアロシムのYS-11forFSX。
どうもスロットルレスポンスに違和感があるので
エアロシムに問い合わせしたら、即丁寧な返事が返ってきた。
以下頂いた返事です。
お問い合わせの件ですが、YS-11の仕様としてスロットルレスポンスは悪い方向
にしております。
これは当時(昭和30年代後半)のエンジンに、大きな4枚プロペラの組み合わせは
エンジンレスポンス自体もよくないのですが、さらに大きなプロペラを駆動する事から
出力を上げる時はあがりにくく、下げるときはプロペラに慣性と風の力が働いている
為さがりにくい傾向にあります。
出力を下げる操作をミスすると、エンジン内部を焼いたりといった事もあった様です。
(燃料を減らして回転を下げようとするが、プロペラがすぐに追従しない為燃料が
エンジン回転に対して少なくエンジン内部が焼ける)
実際の運航でのエンジン出力ですが、離陸時、上昇時、巡航時、降下時、着陸時
で、それぞれほぼ一定の位置で固定したままといった感じです。元々、現在の航空機
に比べると非力なエンジンですので、割とまわしっぱなしと言ったイメージです。
(なお、巡航時でなく降下時に速度を稼いでいる印象が強いです)
着陸時は、フラップやギアが抵抗になるのを考慮して一定位置です。
また、着陸で最終的に使用するフラップ35度は、ギリギリで出す感じです。
YS-11を取り上げたDVD等の映像では、エンジン音等で騒々しいコクピットで「FLAP35」
をクルーが怒鳴って確認しあっております。 機会があれば、是非一度ご覧下さい。
(YouTubeにも若干YS-11の動画がある様です)
YS職人を目指して、本製品をお楽しみ下さい。
やはり、皆さん拘りを持ってソフト開発されている事を改めて感じました。