耳順翁の日々平安~Part3

温故知新 = 前時代の遺物  旧態依然  過去の亡霊  懐古趣味 

まあいろいろと古い映画

2006年02月01日 04時12分16秒 | Weblog
豊川の丹下左膳が面白かったのでどうしても大河内伝次郎のオリジナルが
みたくなってようやく今日見た。
まあ脚本といい、テンポといい面白いこと。道場破りのシーンの迫力。
さすが剣道やっていた大河内伝次郎である。
で今度は2月なので226の日だ。あれからちょうど70年。長い。長すぎる。
つうことで昭和29年度版「叛乱」を見た。
襲撃シーンの細かさでは「226」が上だが俳優の動きや雰囲気がまだなまなましい戦後9年目の映画。なかなかよい。山形勲の磯部もよい。
大体昨日もローレライを見たがなんだあの長髪は。
坊主にしろ。丸刈りにしやがれ。どこの世に日本帝国陸軍、海軍が長髪なんだよ。
やめてくれよ。TVでさえ坊主にしてるのに映画には坊主拒否する役者使うな。

思うところあって河出書房の獄中手記遺書を取り出した。
磯部浅一のだけで120ページ以上ある。
彼はもしかして昭和の将門かもしれん。三島由紀夫にもとりついたくらいだし。
統制派が薩摩長州土佐であるならば皇道派は新選組のようだ。
またまた負けた。ということか。
そしてこの統制派は宮総理を迎えて国家破滅に追いやった。
そして今だに薩摩長州土佐の主流派は続いている。
なかなかやつらもしぶといとは思う。
天皇を御輿に担いでいまだに国家を・・・今度は平和路線で滅亡に追いやろうと
している。あの手この手で日本を締め付けているではないか。