(写真:空港問題で地元の意見を県議会で示した麻生知事)
麻生知事と吉田市長の微妙な距離!
26日に福岡空港の過密化対策に対する地元の意向を麻生知事と吉田市長が意見書ということで連名で提出しました。結論は現空港での滑走路増設ですが、知事と市長のその捉え方の違いが微妙に出たのが共同記者会見の席でした。そもそも麻生知事は当選後ほぼ一貫して新空港の建設促進に想いを寄せていました。その知事が驚きを見せたのがP3レポート提出後に示された「現空港嵩上げ案」です。この案の提示によりそして昨今の経済状況で「海上新空港案」はほとんど消えてしまいました。
一方吉田市長は選挙公約に示した通り、「新空港反対」です。しかし、この26日までその選択に関する発言を控えていました。思惑が違うそれぞれの首長が共同記者会見で一度も目を合わせなかった理由が見えてきます。
報告書の中に北九州空港の文言が入った事は我々議員も当日まで知らされませんでした。吉田市長には前日に提示があったとのことですが「我関せずの姿勢」でした。
吉田市長の発言中に割り込む麻生知事、共同会見なのに先に退席を促すなど県民には何か不自然に感じたはずです。
とはいえ、我々は需要予測等をもとに現空港の有効活用をさらに訴えていきます。それでも、過密化になれば増設です。今後の議会に是非注目下さい。