くるみ割り人形 と トウシューズ

世間一般的に、クリスマスのキャラクターと言えば、やっぱり一番はサンタさん？！
でも、自分にとってはもう1つ大事なキャラクターがいる。

・・・・キャラクター？
じゃないかもしれないけど、それは



くるみ割り人形　。

あはは・・・これは人形っていうか、デカすぎですが。

そもそも日本では馴染みがないかもしれないけれど、
ナゼに幼少の頃からそんなイメージを持ってしまっているのかと言うと・・・は、また後で書くとして。

12月に入ると、ワシントンＤＣでも街のあちこちで、くるみ割り人形の飾りが見られるのだけど、
ここは、クリスマス飾りのお店とかではなく、ワシントンＤＣの数あるレストランの中でも 最古の1つ 、
OLD EBBIT GRILL オールド・エビット・グリル。


まさに由緒ある老舗レストラン。
お肉も魚介類もどちらも美味しいという口コミ、特に 牡蠣 が名物と聞いて、
冬の時期に行ってみたかったのだ。

中に入ると、一見しただけで広い店内と分かる空間なのに、
まだ17:30で既に沢山の人でワイワイ賑わってる。（ナゼにそんな早い時間からと言うと…もまた後で）
相当、人気があるんだな～。

ちなみに、「記念日などで、ちょっとオシャレして行きたいお店」だと思ってたけど、
意外と、ラフな格好の人や、一人で食べに来ている人なんかもいる。
後々聞くと、ここはホワイトハウスや財務省の向かいにあるから、政治家なんかがフラっと寄るらしい。


では！
美味しい地ビール シエラ・ネバダ を飲みながら　（ナゼにワインじゃないかと言うと・・・もまた後で）
アペタイザーは　生牡蠣６種類！！

見た目は松島産くらいの大きさで、そして薄い。ぷくっとしてるのは、2つくらいだろうか。
まだ時期が早かったのかなぁ～。でももう「ber」のつく月なんだけど・・・。

でも、やっぱりこのお店の牡蠣は有名らしく、右も左も後ろも前も、みんなオーダーしてる。
隣の"お一人さま"のオジサンなんて、12個入りを2皿も食べてるし。（しかもその後ステーキ食べてた）

そんな人気のヒミツは、18時まではサービスタイムで半額で食べられるからだろうか。
6個入り$12ドル→$6になると言うからビックリ！！（12個だと、$21→$10。わおー！）

ちなみに、牡蠣は6種類あって、どの種類を選ぶかは自由。


自分は、6種類一個ずつにしてみた。

Onset　：Buzzards Bay, MA　メリーランド産。　大サイズで、塩気ありかつ甘い。
Wawenauk　：Muscongus Bay, ME　メイン産。　大サイズで、爽やかな味。
Quonset Point　：Narragansett Bay, RI　ロードアイランド産。　中サイズで、マイルドな味わい。
Matunuck　：Potters Pond, RI　ロードアイランド産。　中サイズで、塩気あり、甘いフィニッシュ。
Barcat ：York River, VA ヴァージニア産。 中サイズで爽やかな味。
Kumamoto　：Humboldt, CA　カリフォルニア産。　小サイズで、甘みあり。
                     （熊本？と思ったのだけど、大元の種は日本から輸入してたものだそう　→詳細）
　　　　　　　　　　　　　
↑の味についてのコメントは、メニューに載っていたもの。

全体的に、ペッタリと薄い牡蠣だったから、
「たぶん一番美味しいのは、中サイズのぷっくりしたのかな～。」（レモンの上の牡蠣）　と、
最後に残しておいて、大・正・解！でも、中サイズのうちのどれかはワカラナイ（汗）。


メインの料理は、肉ステーキ・・・じゃなく、久々に見た プリン体 なのだ！　

レバー のミディアムレア。

フォアグラは見かけるけど高いから滅多に食べないし、
かといって、こういうレバー料理って、普通のレストランではなかなか見かけないのだ。うれしい♪
上に乗っかっているのは、カリカリのベーコンと、とろとろになったオニオン。

行きたかったお店で、牡蠣も食べられたし、思わず「モツ」にも出会えたし！
お腹が満たされたあとは、いよいよ！！

いよいよ・・・
ひっさびさの観賞だ！！



バレエ　の　くるみ割り人形　なのだーー！！！！！



昔やってたけど「ずっと続けていればよかった」　と思う事の1つが、この　バレエ　。

これだけは、とーーっても楽しかった。
週に一回、金曜日の夜のレッスンが、いっつも待ち遠しかったっけ。

そんな中でも一番大好きだったのは、なぜか発表会。
ピカーー！！と眩しいくらいの照明を浴びるから、きっと今の自分だったら緊張しちゃう。

でも、当時はぜーんぜん緊張しなかった。
なんでだろう？　楽しくて楽しくて、お祭りみたいな気分で。


ちなみに。
バレエというと、あの　トウシューズ　で踊るのがステキなのだけど、
この靴は、誰でも履けるワケではない。

体の骨格が整ってて、バレエがちゃんと踊れる基礎ができてからでなければ、体に危険。
適応時期に技術試験を受けて、先生から合格をもらえないと履けないのだ。

幼稚園からバレエをやってた自分は、幼心にも、このトウシューズに憧れてたなぁ。
いっつも自分のシューズは柔らかいペッタンコな汚いシューズ・・・「いつか、あのトウシューズを。」


そして・・・小学生の頃、とうとうその時が来た。

とーーーーーーーーっても嬉しかった！！！！！

ピッカピカのトウシューズ！！！！！
この初めて履いた時の記憶は今でも明確に残ってて・・・きっと、この感情は一生忘れない。

ささっと履けるペッタンコのシューズと全然違う。

つま先には、お母さんの破れたストッキングをグルグルまいて、さらにピンクの布でガードして、
足首には、自分の力加減で、ツヤツヤの紐を巻きつけるのだけど、
なかなか上手く履けなくて時間がかかる。でもそれが嬉しい。

最初は慣れなくて、つま先立ちを続けていると痛くなってきちゃってたけど、
それより履いている嬉しさの方が勝って、何度も何度も履いていたっけ。


そんな自分が、初めてトウシューズを履いて踊ったのが・・・

くるみ割り人形

そして　くるみ割り人形といえば、やっぱりクリスマス　なワケで。
だから、とーーっても思い入れがあるのだ。


ワケあって、辞めざるを得なかったけど、それでも今でも観るのは大好き。
せっかくワシントンＤＣにいるんだし、由緒あるシアターで観てみたいな、と
Warner Theatre　という、1920年代から80年以上続いているシアターへ。


バレエ団はワシントンDCを代表する The Washington Ballet 。

開演時間は19時だし、
相方はバレエを見るのは初めてということで、ワイン飲んで眠くなっちゃわないよう、
17:30から夕飯を食べ、そしてビールだけにとどめた”　というワケで。
（バレエも興味ない人にとってはお遊戯だからなー）

中に入ると、これまた良い雰囲気！

昔ながらのシアター”って感じがするなぁ～。　豪華な感じが、興奮度を増してくれる！

入口付近には、クリスマスの飾りが沢山売られていて、くるみ割り人形もたくさん。



観客席も、いい雰囲気だ～～。




このシアターでは、バーで買ったお酒を席に持ち込んで 飲みながら観れる のがスゴイ！！


オーケストラも、もちろん生演奏なので、開演前には ぽろろん”　と調律してる音が。


ちなみに、初めてトウシューズを履いて踊ったのは、
主役のクララなんて、そんなスゴイ役ではなく　あし笛の踊り 。
この言葉を知らなくても、この曲（YouTube）は聞いたことあるのではないでしょか。
映像は3人だけど、自分は女の子4人組で緑のチュチュだったな。4人の息を合わせなきゃいけなくて。

他にも「ロシアの踊り」なんかは運動会でよく聞くし、「行進曲」なんかも有名？！
なにかとBGMで使われるのが「花のワルツ」だったり、
他にも　「こんぺい糖の踊り」や「中国の踊り」や「アラビアの踊り」や　などなど・・・。


幼心には
「なんで、クリスマスでくるみ割り人形なのに、こんなワケのワカラナイ題の踊りがあるの？」
と思ってたのだけど・・・今もそれはワカラナイ（汗）。　作曲者チャイコフスキーに尋ねてみたいものだ。
（ストーリーの詳細については、こちらのサイトがわかりやすいです。）

でも、バレエを知らない人にとっても、
見た目が華やかだし、聞いたことある曲が多いだろうし、話もすんごい分かりやすい　から、
入りやすいし、楽しみやすい、と思ふ？！
（例えば、くるみ割り人形を助けるべく、クララがネズミの大王にスリッパを投げてやっつけた、とか（笑））



特に今回は、被り物（ネズミの頭とか、キノコとかミツバチとか）がいっぱい使われてたり、
ミュージカルっぽい振り付けも組み込まれてて、これまた斬新！　おんもしろかった～～。

一足早い、クリスマスプレゼントをもらった感じ♪