東京で、そこそこ名の知れた江戸前寿司屋さん・・・というと、
“ちょっと肩肘張っちゃって、大将も威厳があって、何だかキンチョーしてしまう・・・”
なんてイメージを持ってしまう。
しかも “銀座の久兵衛で修業した大将” なんて言ったらますます。。。?
だがしかし!
そんな経歴を持っていてしても、そんなイメージを払拭するような、謙虚さ、優しさがあって、
ほっと安心してしまう大将がいるお店が、赤坂にあるのだ。
それは、赤坂Bizタワー裏の、細い路地にある。
知らなかったら素通りしてしまいそうなくらいさりげない佇まいの まね山 さん。
もう、何度かお邪魔していたのだけど、
大将の間根山さんのご好意で、自分が飲みたい日本酒を持ち込ませてくれるのだ(>_<)!
今回も大将に甘えて、友達と2本持っていくことに。
ホントに本当にありがとうございます。。。
でも、最初はお店のビールで、かんぱーい♪
この、ビール受けが、なんともイイ。
まね山さんの店内は、モダンジャパニーズといった感じだけど、全然肩肘張るような雰囲気ではない。
それは、やっぱり大将の存在と、カウンター7席だけ、というこぢんまりさのお陰なのかな。
初訪問の友達も、何のためらいもなく大将とおしゃべり。
他のお客さんもまだ居なくて、3人だけの楽しい時間の始まりだ♪
ちなみに、持ち込んだお酒は、後の棚に置いてくれる。
自分は、いづみ橋 の 純米酒 愛 という銘柄を。
愛国米 というお米を、蔵元さんがいくつかの酒屋さんと共同で育て、それを使って醸した日本酒。
前から飲んでいるけど、ふくらみ感がありつつもキレがとてもよくて、良い意味で野暮ったい。
この日のために、一週間前から開栓しておいた。
友達は、そんな「愛」と志向を変えて、清楚なイメージの 鯉川 純米吟醸 を。
冷蔵庫に入っていたものを買いたてほやほやだったので、最初はこの鯉川を冷たいのから頂く。
そして、大将に 「せっかくだから、冷たい間に、ぜひぜひ味見を。」 と、飲ませようとする女2人。
最初は遠慮がちだったけど、そのうち、ふっきれたように、
「じゃ♪」 とお猪口を差し出す姿が、なんだかオチャメです(笑)。
友達が 「お酒はお好きなんですか~?」 と聞くと、「えっ?!え・・・と、嗜む程度に。(ニッコ~~リ)」
・・・大将、またずいぶんと控えめなお言葉で(笑)。
そうそう、特記しておかなければならないのが、まね山さんは、お寿司が美味しいことはもちろん、
何と言っても 飲兵衛にうれしいツマミも旨い! ことなのだ。
食べたい時に、お寿司は握ってもらえるのだけど、最初はおまかせでおつまみを。
まな板に “ペチっっ!” と叩き付けて出してくれる 赤貝 。
お皿に盛ってある ツマ・若布・ガリ も、見ての通り、こんもり出してくれて、もちろんお酒のアテにも。
はぁ・・噛めば噛むほど味わいが出てきて美味しい。。。
キッチンの奥で、「からから・・・」って何かを作ってるなぁ、と思ったら銀杏だ♪
もうそんな季節なんだなぁ。
鯖が・・・〆鯖が・・・
ぜっっっっぴん(>_<)!!
こうして、料理が美味しくて、持ち込んだお酒を大将と一緒に飲みつつ、会話を楽しんでると・・
ピッッシャーーーーン!!
と、スゴイ音が外から。
「何ごと?!」と思ったら、なんといきなりの大雨!!この大きな音は雷だ!!
うひゃーー。すごい雨の音!
傘持ってきてないよ~!!
「きっと、この雨は帰る頃には止みますよ。」なんて大将。
「だけど、お客さんは、もう来ないかもしれないですね~。ふふふ、我々で独り占めだ!」と我々。
「いづみ橋 愛」を飲む頃に出てきたのが、蟹&蟹みそ 。
この味噌と「愛」が、よく合う~。
温めると、ちょっと枯れた味わいがふんわり蘇って、蟹味噌の渋さが旨みに変わる。
でたー!まぜまぜ海苔巻き(笑)!
ウニ・イクラ・イカ・大トロ・ネギ を、ぐちゃぐちゃにかき混ぜて、それを海苔で巻いて食べる。
日によって、そのネタは変わるけど、このぐちゃぐちゃかき混ぜおつまみは、
まね山さんでは食べたい一品。
まだまだ握りにたどり着く気配もなく飲んでいる我々に、さらにおつまみ。
味付け焼きホタテを海苔に包んだもの 。
あのー・・・大将? こんなの出してくれたら、ますます握りから遠ざかるではないですか。
貸切で、こんなに盛り上がってしまうと、冗談ヌキで帰る時間を忘れてしまいそうだ。
が、タイミングよく?!
もう一組のお客さんが、この雨の中、やってくる、と。
しかも、そのお客さんは、大将と何十年ぶりに会うという女性のお友達2人。
結局お店の中は、女性客4人と、男性大将の1人。
うわーハーレム状態だ(笑)!! 大将も、幼馴染の登場ですっかりリラックス♪
その大将のお友達の方々にも、我々の持ち込み酒を振舞いつつ、我々はようやく握りへ。
いつ食べても美味しい・・・というか、この2つも、まね山さんでは食べておきたい 穴子のツメと塩 。
アワビ も、柔らかいんだけど歯ごたえもしっかり残って・・・うまーい(>_<)!!。
こうして、この日も“なんとか”美味しい握りにたどり着く事が。。。ヨカッタ。
いやーしかし。
大切な人と記念日に訪れてもOKな雰囲気があり(お客さんとの間合いが絶妙な大将)、
1人でまったり、にも良さそうだし、
今回のように、友達も含めてカウンター越しでワイワイも楽しめて。
こうも肩肘を張ることもなく、まったりとできて、なおかつ“飲める”お寿司屋さんは、
自分にとっては貴重だなぁ・・・と思うのでした。
[まね山]
東京都港区赤坂5-1-35
03-3588-1611
17:30~24:00
定休日: 日祝
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にぎりはこれだけ? 笑
マッキーの好きなお寿司屋さんはつまみが充実してるよね!
そしたら大将が「この傘使ってください」って、
ずーっと置き忘れられてる、けっこう良い傘をくださって。
これまたありがたかったです~。
サバ、まぢでうまかったです。
私が好きな寿司屋って、本当の意味での寿司屋さんじゃなくて
「まずツマミー!」みたいな、ちょっと邪道なんすかね(汗)。
寿司職人はなりたかったなあ。。
こんなに魚のことを知り尽くしていると、「国宝」に思えちゃう。
でも、小生は汗かきだから、握っていると「塩味」になっちゃうから。。
持ち込みOKの寿司屋さんなんて大阪にはないと思うな~。
ほんま、ええ大将やわ。
まぜまぜ海苔巻き、面白いアイデアやね。
自分で巻いて食べれるってのが嬉しい。
久しぶりに、まき子さんが寿司屋で寿司食べてるブログ読ませてもらいました!(笑)
ちなみにいかにあつかましい大阪人と言えど、さすがに毎度、毎度、開店前からお店に入り込むことはないと思います。
でも・・・、まだシャッターすら開いてない店のシャッターを開けて、飲んだことか・・ちょこっと開店より早くお店に入って、勝手に飲むことは・・たまにあったりします・・(笑)
浜松町の宮葉さんとか新橋のしみずさんとか。
以前上記のうちの一店に50代男2人、30前後女性2人で行ったとき、大将 女性にばかり、話しかけたり親切に説明し気配りをしてくれてました。(笑
>まぜまぜ海苔巻き
バラチラシのシャリ抜きって感じで楽しいですね。
赤貝の次の写真は、ひらめですか?
このフレーズで、忘れかけていた蟹味噌の味をひっさびさに思いだしたよ。
大丈夫、味噌は食えます。 (^^ゞ
寿司職人さんの手って、いつも思うけどキレイですよね~。
もちろん素手で握るものだから見ていて気持ちの良い手、
を意識しているだからかとは思うのですが。
魚のことを知ってる上に、
シャリとの相性とかまで知ってますもんね。
やっすいお寿司屋さんで食べてよく思うのが、
ネタとシャリのバランスって大事だな~と。
やはり!
しかも勝手に飲みだしちゃうなんて(笑)!
私も、10分くらい前に着いちゃって
「中で待ってて良いですか~?」は、やったことありますが、
それでも飲み物はガマンしてました・・・。
さすが大阪!
まぜまぜ海苔巻き、いくらや雲丹や大トロが入っているので、
一瞬「え?これをぐちゃぐちゃに混ぜちゃっていいの?!」なんて思うんですが、
これがまた美味しいのですよ~。
まね山さんは、一見からして優しい感じなのですよ~。
女性にだけではなくて、男性客にもきっと同じような謙虚な感じだと思います♪
とはいえ、やっぱり女性客の方が風当たりは良いのかも?!
女を敵に回すと怖いですから~(笑)。
白身は確か平目だったと思います。
以前はコチなんかが出てきたこともありました♪
それはよかった~(笑)。
飲兵衛ですもん、やっぱかに味噌まで食べられなくなったら、
ツライっす~。