初めは "日本酒繋がり" で出会い、
あちこちの日本酒の美味しいお店に一緒に行ってた飲み友達は、
ず~~っと蕎麦屋さんで修行していて、いつか自分のお店を持つ事を目標としていた。
一緒に飲むたびに、はたまた修行している蕎麦屋に会いがてら飲みに行くたびに、
ぽつり…ぽつり…と色々大変そうな話を聞いてはいたのだけど、
もっともっと大変で沢山の困難をいっぱい乗り越えてきたんだろうな…。
とうとう!!
祝!お蕎麦屋さん開店!!
5月末にOPENしたばかりのお店の名前は ら すとらあだ 。
イタリア語で直訳すると "道" 。
"人生の道筋、進路、通り道" 、英語でいう "way" みたいな感じ?!
お店は今は看板も何も無く、どうやらものすんごい分かり辛いらしい。
「耳鼻科を右に曲がって、白い自転車が置いてある建物です。近くに来たらTELくださいな。」
と言ってくれたのだけど、無事に到着。
…でも。
「こ…ここ~~~~~~?!?!」
ってビックリ(笑)。
うひゃ~~!これはホントに "まだ" お店に見えません(笑)。
ガラス戸の外に段差があるから、ここからお店に入るのかと思いきや、
開ける取っ手がないので、ガラスの真ん前で "おろおろ" 。
すると、一緒にいる友達が「そっちの左の玄関が入口じゃない?」と。
あ…そっちか!
ガラス戸前の私の姿は、
中から見たら、さぞかし怪しかったに違いない(汗)。
扉を開けると、一般のおうちのような玄関(当然、靴は脱いで上がる)、
そしてすぐ目の前は二階に登る階段があったりして、
何だかまだまだ「生活感」がある雰囲気なのだけど、それがまた新鮮。
右側に1DKのような空間が広がり、そこが店内。
カウンターは3席、2人掛けの小さなテーブルは2つ。
合計で7人しか入れない、ほんっと~~~~~に小さな小さなお蕎麦屋さん。
事前に予約していたので、カウンター2席を開けてくれていました ♪
そこからの眺め…
友達…もとい、店主の日比谷さんのこの背中を見ていると、
「ホントにホントに自分のお店をOPENすることができて良かったデス(>_<)!!」
って思ってしまう。
席につくと、決まったメニューはまだ無いそうなので、
日比谷さんが用意してくれている、つまみ、日本酒、蕎麦…と、
その値段について口頭で教えてくれる。
どういう感じでお出ししましょう? という問いには、もちろん。
「つまみでしばらく飲んだあと、〆にお蕎麦を頂きたいです」
ですよね♪
ビールの種類を聞くと、こちらにあるのは自分も大好きな 志賀高原ビール ♪
しかも、何タイプか取り揃えていらっしゃるではないか。
その中からナイスチョイスな Pale Ale を出してくれました。
ちなみに、おしぼりの出し方が、粋な感じ。
日本酒のワンカップの空きグラスに、湿った日本手ぬぐい…個性あるなぁ♪
おつまみは、完全にオマカセ。
最初に出してくれた 自家製豆腐 は、味が濃厚で塩をかけなくても十分つまみになる。
しめじとほうれん草とホワイトアスパラのお浸し 。
ああ~~いいなぁ~~~、こういうアテ。。。
最初は冷たい日本酒を…と銘柄を聞いてみてピン!と来た、昇龍蓬莱 をいただきます。
生もと仕込み 初号機 と短冊に書かれている。
すこ~~し生っぽさが特徴的な味わい、お燗にするイメージが湧かないものの、
「冷たい」というより少し常温に近いくらいに冷えてるこの温度がまた良い感じ。
その後はお燗へ。
日比谷さんが「この辺りですかね~」とカウンターに並べてくれる♪
ラベルもイイカンジの 京の春 というのを最初にお願い。
日比谷さんに聞いてみると、神亀で修行した蔵人さんが、今、蔵元に戻ったそう。
飲んでみると、知らなかった銘柄なのに、
いきなり "今まで飲み慣れて来た銘柄" みたく馴染んでしまう。
一緒に飲んでた日本酒好きの友達も「うん、いいじゃん!」と。
ゆっくりゆっくりつまむ我々にはちょうど良いスピードで出してくれる次のおつまみは、
キノコのスープ 。
ふわ~~~、これもすんごい濃厚で美味しい!!
つぶつぶ感いっぱい、口の中でお酒とこのスープが混ざり合うと、もう…もう…タマリマセン。
次のおつまみも素敵。
焼き味噌 。
「…ん?!そば…味噌?!」と、不思議に思ってしまう一品かもしれない。
"いわゆる蕎麦味噌" ではなく、「ら すとらあだ」風にアレンジしてあって、
バーナーで炙って出してくれる。
チーズかなぁ、ほんのり風味があって、チビチビ飲むに、ほんっとに良い感じ!
こんなおつまみを出してくれるから、日本酒だってどんどん進んじゃいます。
いづみ橋 恵
テーブル席のお客さんが去り、
カウンターで3人だけ(お隣さんは「初めまして~」な方)になると、
「試飲してみます?」とお猪口一杯ずつ振る舞ってくれるのは 竜巻 。
秋田のお酒なんだそう。
蕎麦屋好きな人に受け入れられそうな味…?!って言ったら曖昧かな(汗)。
そして、私の好みはバッチシ分かってくれてる日比谷さんが出してくれたのは、
「ホントのふるまい酒(大信州 マグナムボトル!)は無くなっちゃったので、これを…」と、
小笹屋 竹鶴 生もと 。 いや~~~!!こっちのが嬉しっす(笑)♪
そうそう、前掛けも、竹鶴酒造のだったりしてナイスです♪
さてさて。
気付くと最後の客になってる…それに、お店は夜は9:00までの営業。
そろそろ〆に入るべく、お蕎麦を頼むのと同時に最後の日本酒でも…とチョイスしたのは、
やっぱり 生もとのどぶ 。
この時、まだ残っていた 「キノコのスープ」 にも 「蕎麦味噌」 にも、すんごい合うんだなぁ~。
蕎麦は2種類出してくれるという。
最初は香り豊かな 福井 の蕎麦。
次は 無骨な感じだけどそれが味ある 山形 の蕎麦。
どちらも、二八とはいえ、ぷつぷつと粒が見えてホントに素朴で美味しい(>_<)。
「手打ちなもんで、こんな蕎麦ですが。」と言うけれど、
なにをおっしゃいますか~! っていうくらい味わい深~~~い。
福井のはすすすっとすするだけで、鼻から良い香りが抜けるし、
山形のは、噛めば噛むほど…って感じで、お酒もまだまだ進んじゃう~~。
ってワケで、生もとのどぶ を、もう一杯追加(笑)。
でも、それもサクっと飲んじゃって、
最後は、蕎麦湯をいただきながら、まった~~~り会話。
「最近オススメのお店あります~?」って他愛のない話だったり、
「入口はこうこうこういう風にしたいんですよね。」ってこの先の計画だったり。
とはいえ、急がずマイペースでやってる相変わらずな日比谷さんだし、
お店っぽいのは、カウンターの机と厨房のお店っぽい機材くらい…?!
靴を脱いでくつろぐ空間は、ホントに " 1DKの友達の家 " みたいな感覚。
まだまだ、いろんな改善策を考えてらっしゃるみたいなので、
OPENしたばかりだからこそ…な、こんな空間を味わえたのって貴重かもしれないけど…
でも。
ゆっくりゆっくり…少しずつ変化して行くのを、
と~~~~~~~~っても楽しみにしています ♪
頑張りすぎないで(笑)、頑張ってくださーーーい!!
[ ら すとらあだ ]
03-6276-8364
東京都中野区本町2-41-2
[月~金]11:30~13:30 / 17:30~21:00(L.O.20:30)
[土] 12:00~16:00
定休日:日曜
★2012年6月現在、火・木のランチはお休みしてるそうです。
玄関がそれらしくないのがいいですね。
ほとんどのだけが好み??みたいですね!!
「京の春」2年前の博多の純米燗で知りました。
九州では入江さんとこにあるくらいかな?
こちらのお店はどんな感じでしょうか
ヒビヤンのお店。
なんせ本人のブログにお店の写真がほとんど出ないから(笑)
お酒の品揃え、イイ感じですねぇ~。
それにしてもsara&鯛介、眠庵で働いていただけあって、入り口がわかりにくいのか???
日本酒が進みそうです(^0^)
内容が良いからってことで、集まってくれるお客さんがいるのが、すばらしい!
ちゃんと飲兵衛のこと考えてくれてるのが
嬉しいですよ~♪
でも一緒に飲んでる方だった友達が店主に…
って相変わらずなんだか変な?!(良い意味で)感じです。
なんでも700円(だったっけな(汗))なんです。
このお値段だったら全然高くないですよね。
でも確かに高い所は高いですよね~。
しかも「この銘柄が?!」みたいな感じで…
入り口がわかり辛いのは、
思いっきりふつーーの一軒家だからですね(笑)。
「いや、そりゃ確かに視界の中に玄関の扉があるけど、
開けたらお店ってこたーない……え?まぢ?!」
みたいな(笑)。
でも個性あって良い感じです♪
でも、最後にお蕎麦は忘れずに(笑)♪
食べなきゃもったいない美味しさです。
車でいかないといけないような所が多いから、
蕎麦前を楽しもう、っていうのが
ほとんどありませんもんね…。
まだOPENしたてだからか、
蕎麦仲間さんや日本酒仲間、師匠などなど
いろーんな繋がりの方たちが行かれてるみたいです。