まき子の酒

日本酒が好き。純米酒が好き。そんな飲兵衛が「母親」になってしまいました。今はムスコを飲兵衛へと英才教育中?!

「私立イルカ中学」に入学しました!@ オアフ島

2019-03-12 13:13:28 | 海外旅行

ホノルル滞在2日目は 朝4時半起き!

って言っても、時差ボケで、ンモー何時に起きようが寝ようが関係なくなっちゃってたけど(笑)、ホノルル時間でそんな早起きしてどこに行くかというとーぉ!



シュノーケルで野生のイルカと一緒に泳ごうー!

スキューバダイビング(酸素ボンベ背負って行くやつ)は5歳児のムスコにはまだ無理。でも、シュノーケルなら大丈夫かな、と思って。ちゃんとスイミングに通ってるし、救命胴衣付けて泳ぐしね!


“オアフ島 イルカ シュノーケル” でWEB検索すると色んなツアーが見つかるけど、今回参加したのは
「私立イルカ中学」

ここ、私にとっては、んもぉー! 大ヒット!!ちょー楽しかった〜!

特に体育会系なノリ(笑)!
インストラクターさんによっても違うかもしれないけど、この日、出会えたスタッフさんたち皆んなが、とにかく素敵!


その中でも、特に、今回いろいろ指導してくれた Julie ジュリーさん♪

朝5時半くらいの集合、まだ外は真っ暗で、バスで Waianae ワイアナエ港 まで向かうのだけど、皆んな寝起きでボーっとしてる中、「到着するまで1時間くらいだけど、あたしねー、喋るの大好きでさー、止まんないけど、皆んな、いいー?!」「はーい!」「ヤッタァ!今日のみんな、いいねー!大好き!」みたいな感じ(笑)


まずは「イルカ中学に入学、おめでとうございますー!!!」というノリからスタート。

このツアーの設定からして面白い。
「イルカ中学」ですから、私たちは「生徒」、ジュリーさんは先生ではなく「学級委員長」。
先生は ハシナガイルカ!
キャンパスは オアフ島の西海岸!


でも、「喋るの大好き」ってゆってるけど、ジュリーさんが話してる全てが、とっても勉強になることばかり。

イルカにもたくさん種類があって、よく水族館のイルカショーで観るのは「バンドウイルカ」。イルカ中学では「番長(バンチョー)」と呼んでいる(笑)のだけど、野生の「番長」はショーで観るものとは全然違うらしい。

で、イルカ中学で「先生!」と呼んでいるのは「ハシナガイルカ」

“ハシナガ=端長=口が長い” からそう呼ばれるようになったのだけど、「番長」よりずっと小ぶりで、基本的に群れで泳ぐんだそう。


口先を軸にして、よくスピンジャンプもするんだとか。見てみたいなぁ!ワクワク!

ちなみに「ハシナガイルカ先生」は 夜行性。夜は沖に出てご飯を食べて、明け方になると安全な海岸近くにきてZZZ…。
だから、この「私立イルカ中学」では、そんなおネンネ中の先生を、海岸近くでシュノーケルで観よう!というもの。


ジュリー学級委員長の話は、ほんと、面白くて「イルカは右脳と左脳と別々で動かせる、だから寝てる時、寝てる脳の方の目は瞑ってるんだよー」とか、「魚とイルカの違いは何でしょう?!」とか「クジラとイルカの違いは何でしょう?!」とか。← 大きさの違いというのは知ってたけど、その大きさの設定も国によって違うらしい。ちなみに日本では境界が4m。


そして、これから向かう 「オアフ島西海岸」のことも、いっぱい教えてくれる。

観光客や海外からの移住者で賑わっているのは、ホノルルのある「南」から「東」。
「東」は雨がよく降って緑が生い茂っている・・・そうそう、ジュラシックパークを撮影したのも、オアフ島の「東」なんだとか。

「北」は偏西風の強い影響を受けて風がすごいから、波も高く立つ、だから世界的に有名なサーフィンのメッカ。「ノースショア North Shore」って名前でも知られてる。

で、今から行く「西」はというと、ハワイ先住民が多く住む「な〜んにもない場所」(笑)。だからこそ 自然がとっても豊か!道路も西は整っていなくて、オアフ島一周しようとしても、西と北が繋がってないんだとか。わお!そんな場所に行けるなんて、楽しみー!!


などなど、ジュリー学級委員長の話を聞いていたら、ワイアナエ港に着くまで、あっという間。

真っ暗だった外の景色も、徐々に明るんできてる。


たかが駐車場からの景色なんだけど…なんか「来たぞー!」って感じ。確かにワイキキビーチなんかの景色と、ぜーんっぜんチガーウ!!この山々…なんて表現したら良いんだろう…「神秘的」っていうのかなぁ。


今回のツアー参加者は総勢34名、みんなが乗り込むのは、ハワイでは昔からある伝統的な「カタマラン船」

日本では「双胴船」って言うらしいのだけど、要するに、2つの船体を甲板で平行に繋いだ船。ジュリーさん曰く、「カタマランは船揺れも少ないですよー」。


「でも、気持ち悪くなったら、ここにバケツあるんでー!後でお魚の餌にしますんでー!」あはは、とにかく明るい学級委員長です(笑)。


ちょうど、船が出発する頃になると、朝日も上がってきて、感動的!



オアフ島西海岸の大自然に上がる朝日なんて…そうそう観られないよなぁ。。。







さてさて、改めまして!
「みんなで イルカ先生 を見つけよーう!!!」「いえーい!!!」


そう!「見つける」んです!

漁船レーダーなどはなく、イルカ先生たちを見つけるのは、とにかく「目」というからびっくり。ほかのイルカツアー船とも情報のやり取りをしてはいるけど、とにかく「目」で海を見て確認するしかないんだとか。


でもその前に、船に乗る上で、知っておかないといけないこと。

万歳をしているのではありません。緊急事態になったら、こーやって手を振る。


「助けて!困った!」っていうジェスチャーは、頭を手で叩く。


「大丈夫」なら、両手でマルー!


そして、校歌斉唱(笑)もあります。

ジュリー学級委員長は「校歌」って言ってたけど、これは「無事に船旅が終わりますように」っていう、ハワイ原住民の伝統的な歌、なのかな。



海に向かってみんなで歌って…


最後に、花を海へ捧げます。


このあと、みんなでウエットスーツに着替えて、救命胴衣を身につける。

一応、ラッシュガードは持って来たけど、それだけじゃ寒ーい!ウエットスーツのレンタルは大人$10(子供$5)かかるけど、これなかったら凍えてたかも。


ちなみに、この救命胴衣の “真っピンク” は、キャプテン(船長)の好きな色だとか。

↑ そのキャプテン(笑)。なぜかドラゴンボールの亀仙人Tシャツ。

他にも、サポートしてくれるクルー、みんながとっても素敵〜。



みんな、西海岸に住む原住民の血を引いている、従兄弟だったり友達だったり…らしく、とっても和気藹々した、すんごいアットホームな雰囲気なのだ〜♪

そうそう、ちょびっと喋れる日本語は広島弁(笑)のカメラマン「John ジョン」も乗っていて、一組ずついろんなシーンで写真を撮ってくれたり、風景も撮ってくれる!

キレイな写真は私が撮ったのじゃなくて、ジョンが撮ったのでーす。おじいちゃんが広島に居て5年くらい住んだことがあるんだそう。


こういう写真もいっぱ〜い撮ってくれマス♪


さぁさぁ、出航した時は寒かったけど、日も上がって来てだんだん暖かくなって来たぞ〜。



みんなでイルカ先生を探すものの…なかなか居ないねー…。



でも、改めて、海から見ることができる、オアフ島西海岸の山々の景色に…大自然好きなワタシ、久々に海外に来れたっていうのもあって、ウルウルきちゃいます。。。

しばらく西海岸を北上してると、ひと気のないビーチが見えてくる。

ここは、オアフ島に住む原住民にとって、とても神聖なビーチなんだとか。

海から見るとよく地形がわかるのだけど、真ん中の山の左右に、幅広の谷が広がっている。この地形、「両手を上に向けている手のひら」に見えませんか?

原住民にとっては「神様が両手を差し出して掲げている様」に見えるから、神聖な場所、なんだそう。見ていて、なんだかじんわり目頭が熱くなってしまいましたよ…こんな場所に来られるなんて。


北上を続けていると、何やらキャプテンが騒いでる!え?!なになに?!って目を向けたら…

クジラだー!クジラ大先生がいるー!!


冬の間は、出産や子育てのために南へ降りてくる…とは聞いてたけど、3月でもまだ居るんだなぁ〜。

この後も、いっぱいクジラ大先生を見ることに!かなり近い場所で、プシー!!って潮を吹いてるのにも遭遇しちゃいましたよー、きゃー!!

それに大きな ウミガメ教授 も、たっくさん船の上から見える見える〜。
でもイルカ先生が居ない〜。ジュリー学級委員長が「これじゃあウミガメ中学になっちゃうよー(笑)」ってw。


ずっと船を北上させて、とうとう北海岸の方まで来ちゃった!

写真の左端が、オアフ島の最西端、カエナ岬(Ka'Ena Point)!
ここから北に行くと、一気に波が大きくなるのが分かる。さすが、サーフィンのメッカ。

イルカ先生が見つからないので、この波に逆らって、どんどん北へ!船も波にぶち当たって揺れる揺れる〜!ざっぱーん!!きゃー!!(笑)← とかやってたら、若干、ムスコが船酔い気味に。。。





準備万端で構えてたんだけどねー…ジュリー学級院長も気にしてくれて「大丈夫?」って声をかけてくれる。

あとあとムスコに聞いたら、船酔いしてたんではなくて、寒いのと眠いのとのダブルパンチでテンションがダダ下がりだけだったらしい。そうだよなー、車の中でもいつも大暴れしてるのに酔わないんだもん、乗り物には強いはず。


でも…それにしても… この日は、ほんっとにイルカ先生が居ない(涙)。船を出して2時間、しかも西海岸を通り過ぎて、北海岸の沖まで来ちゃった。

野生のイルカだからね…「絶対に会える」というツアーではないのは分かっちゃいるけど、一目でも良いから見たいなぁ…


と思ってたら、スタッフのみんなが何やら慌ただしくなって来た。少しして、ジュリー学級委員長が現状報告をしてくれる。

「他の船とも連絡を取り合ってるけど、みんな、イルカ先生には会えてない状況です。でも!番長があそこら辺にいるんですよ。」

うそー!!番長?!冒頭に紹介したけど、番長=バンドウイルカ。こんな風に遭遇することは滅多にないそう。

んが!しかーし!!

野生の番長(バンドウイルカ)は、イルカ先生(ハシナガイルカ)とは違って夜行性ではなく、昼もガンガン泳ぐ。体が大きいから泳ぐスピードも半端ない。

= シュノーケルでポヨンポヨン泳いでたら、あっという間に通り過ぎてしまう。

ジュリー学級委員長は「今、海に飛び込んでも、皆さんが海中で番長を見るのは、ひっじょーに難しい!!それなら船の上から見る方がいいかなーって思うんですよ。」


「よし!泳ぎのスペシャリスト、ジョン!(←カメラマン)あんた、泳いで写真だけでも撮ってきて!」とな(笑)。

そんな、ジョンが撮ってくれた写真がこちら!


















でも、やっぱりジュリー学級委員長は、ここまで来てイルカに出会えないのは悔しかったっぽい。
「見られなくても良いから飛び込みたい!っていう人!」って聞いたら、ほとんど全員が「行きたい!」と手をあげる。

ならば!
「何もしないで帰るのも悔しいもんね! よし!! ダメモトで、行きたい人達だけでもいいから、行こう!!」

ほんっとに、野生のバンドウイルカを見るのは難しいらしい。「いいー?!みんなー!番長はとにかく早いから!飛び込んだら “下見てー!!!”



でも…うちらはというと…ムスコが顔面蒼白でまだ寒さに震えてる。。。こりゃー、ムスコが海に入るのは厳しいかな…と思ってたら、相方が「俺、坊を見とくから、マッキー行って来なよ」とな。

それならば。ママだけちょっくら行ってくるわー。

と、船から飛び降りようとしたその時!!


「ぼくも行くぅ〜〜〜!!!!」

と、慌てて私の後を追って来た。

マジで?!大丈夫なの?!って思ったけど…そうだよね、バスに乗った時から、船に乗ってる間も、ずーーーっと「はやくイルカさんといっしょにおよぎたい〜〜」って言ってたもんね。

よっしゃ来い!

と、まず私が飛び込んだものの…



あーーれーーー!!! あっという間に、波に流されて船から遠のいちゃった!!!なのに、遠目に、ムスコが、相方にポチャンと海に降ろされるのが見える。

ちょっと待てぇーーー!!!!

海に一人浮かぶムスコをピックアップすべく船に向かって泳ぐけど、波に逆らってるから、全然、前に進まない!!んもーイルカどころではない!!早くムスコのそばに行かないといけないのに!!前に進まなーい!!


でも、救命胴衣だけで飛び込んだムスコ、自分のバタ足と、波に乗って私の方まで一生懸命泳いで来ましたよぉ〜〜〜〜(涙)。

一応、ムスコが捕まることができる浮き棒も持ってたけど、必死で私にしがみついてる状況で、シュノーケルどころではない。

すぐに、ジュリー学級委員長が来てくれて「もうシュノーケルとっていいから!溺れちゃう!」って助けてくれて、「でも、飛び込んだんだ!偉いねー、頑張ったねー!」って。


そんなこんなで、当然のことながら、番長をこの目で見ることはできませんでした。。。

ジュリー学級委員長に番長のことを聞くと、「最初に飛び込んだ人たちは見えたと思います」と言ってたから、最後に飛び込んだ私とムスコは、どちらにしても見られなかったかな。

でも、いやーーしっかし、まさかあそこでムスコが「ぼくも行くー!」って飛び込むとは思わなかったな。えらい!無事に生きて帰れてよかった!これも良い経験だ!


などなど、あったこの時点で、かーなーり時間は押してる。この後、「イルカ中学」は午後便もある。
なのに「このまま終わるのは悔しい!シュノーケルだけでも楽しもう!あそこにカメ教授の家があるんだよー。」

と、そのポイントまで連れて行ってくれることに。














こんな素敵な写真を撮ってくれたのは、もちろんジョンです。ほんと、さすが!プロの水中カメラマンだなぁ〜〜。


帰り道。服に着替えて体が暖かくなったら、すっかり元気になった坊。「あ!あそこにもカメさんがいる!」
水深10mくらいはあるそうなのに、海底が船から見えちゃうんだもん、すごい綺麗な海なんだなぁ〜!

最後は、みんなでフラダンス〜♪ 



ジュリー学級委員長の踊りは素敵なんだけど、男性陣のイケイケな踊りが笑える。クラブじゃないんだからー(笑)。




でも、みんなと踊ると、楽しいね!


最後には一組ずつの写真撮影に・・・



この日の生徒たちみんなで一緒にー!!



ハシナガイルカこと「イルカ先生」には、残念ながら出会えなかったけど、番長に会えたし!クジラ大先生に、カメ教授にも会えたし!

何より、オアフ島西海岸だけじゃなく、北海岸の海の素晴らしい光景を海から見ることができて、すっごい良い経験ができて、すっごい楽しかったぁー!


イルカ先生になかなか出会えない中でも、私たちのテンションをあげようと、色んな面白い話やオアフ島の話、西海岸の話で盛り上げてくれたジュリー学級委員長はじめ、スタッフ皆さん、カメラマンのジョン、とっても楽しい時間をありがとうございました!!

次にハワイに行くときは、リベンジ兼ねて、また再入学したーーい!!


【いつもまえむき・私立イルカ中学】
https://www.iruka.com

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4 コメント

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Unknown (庄助)
2019-03-13 06:10:00
若、遊覧操縦パイロットの次は、小学校飛び越して中学入学ですね。^^

いろいろなところにクジラ観覧ツアーってありますが、クジラもイルカもウミガメも見られるなんてよかったですね。お客さん若い人が多いけれど卒業旅行かなにかだったのかな?
返信する
■庄助さん (まき子)
2019-03-13 07:39:45
ジュリー学級委員長も
「今日は女子が多いね!男子、負けるなよー!」って言ってました(笑)。
たまたまだったのかな。

でも学生が多かったのは、やっぱり3月なので卒業旅行が多かったみたいですヨ。新婚カップルは一組だけでした。

それにしても、このハワイ旅行、ただのバカンスだけに終わらず、ムスコに多大な刺激を与えてくれました!
返信する
Unknown (マハロ)
2020-05-16 13:08:58
初めてコメントさせていただきます!
ジュリさんはもうイル中に居ないんです。
ジュリさんインスタこらコメントすれば教えてくれますよ!キャプテンのjbは居るので、是非行ってください!
返信する
■マハロさん (まき子)
2020-05-16 15:40:23
コメントありがとうございます!
ジュリさん、卒業されたのですね。
もしよければ、ジュリさんのアカウントを教えてください♪
キャプテンの亀Tシャツもまた見てみたいです〜!
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