アメリカに着いたばかりの時は、スーパー行ってもよく分からない野菜は素通りして、
日本でも馴染んでいた野菜ばかりを探していたものだった。
とはいえ、馴染みのある野菜も、こっちで普通に売られているのは、姿カタチがチト違うのがほとんど。
たとえば。
これが一般的な ナス(Eggplant)。。。
携帯電話と比べても、でかっ!いわゆる米ナス。小さいのなんてほとんど見ない。
こんなの馬の餌になるのか? ニンジン(Carrot)。。。
細すぎ・・・。日本のようなゴロっとしたニンジンが無いのだ。
シチューとか煮物に入れるにも細すぎて、他の具材と大きさが揃わないんだよな(汗)。
ズッキーニと言いたくなる キュウリ(Cucumber)。。。
これまたぶっとーい!この太さが普通。
輪切りスライスして蛸と一緒に酢和え・・・なんて考えられない。
ひん曲がりすぎ ピーマン(Bell Pepper)。。。
なんかシシトウみたい。
こんなクネクネ~~~っとしたの以外となると、パプリカしかないんだもん(←ちょっと違うし)。
“ピーマンの肉詰め”なんてのはムリっす。
こんな「一般的に売られている野菜たち」を使って、日本でやってた料理と同じようなのを作ろうとしても、
作れるワケがないのだ。
こりゃーもう、アメリカという “朱に交わって赤くなる” しかない。
早くそういうことに気付けよ、自分。。。
そんなワケで、今まで素通りしていたけど、一般的に売られている野菜にも、興味を色々示し始めた今日この頃。
一瞬「パセリ?ブロッコリー?」と思われるが、青汁でも有名な ケール(Kale) 。
こんな姿形をしてたのね。
大きさは、比較対照の携帯を見てもわかるとおり、結構大きくて、茎も太くしっかり、といった感じ。
日本で言う “ほうれん草”などと同じくらい、アメリカでは普通の家庭野菜なのかな。
(ちなみに、ほうれん草とか青梗菜とかの菜っ葉系は、めったに見かけない)
そのままでも自分は食べれるけど、やっぱり・・・渋い。(でも、青汁のような臭さはない)
でも火を通すと、渋みもなくなって、美味しくなるらしい。
フェンネル(Fennel)。
これも日本ではほとんど見かけないないけど、こっちのスーパーでは必ずといって良いほど見かける。
玉ネギみたいだけど。。。これはどう切れば良いのだ?!
とりあえず半分に切ってみると、けっこう芯がたっぷりあって、一枚一枚が分厚い。
サラダとして生でも食べられるし、炒めてもグーらしい。
茎のような部分は、いわゆる長ネギの青い部分のように、臭み消し的に使うのが良いらしいけど、
ここも食べてみたところ、セロリみたい。薄く切って生サラダにしても全然いけるかも。
ふさふさの葉っぱは、これまたサラダにそのまま乗っければ、飾りとしてもグー。
椎茸を探していた時に、これは見た目が近い!!と思いつつ、
巨大過ぎるのと、裏のビロビロがちょっとグロテスクで手が出なかったキノコ。
ポータベラ(Portabella) というのだ。
ちなみに、椎茸は英語でも「シイタケマッシュルーム(shiitake mushroom)」と言います。
黄色のズッキーニみたいな イエロー・スクワッシュ(Yellow Squash) 。
ちなみに、緑のズッキーニが 「グリーン・スクワッシュ」だから、まぁ似たようなもんなんだろうか。。。
さて。
これらを、どう、調理したら良いのやら(汗)。
まず、イエロー・スクワッシュは、シンプルな味を見てみたかったので、
普通に輪切りにして塩コショウ、そしてグリルで焼いてみる。
想像通り、緑色のズッキーニと同じ味わい。
・・・って、普通に終わっちゃったじゃん!
やっぱし炒めものが一番かもしれないけど、ネタ的に想像するに、和風に 浅漬け にしてみたいかも。
フェンネル は2通り使ってみる。まずはサラダ。
タマネギみたな部分は、ピューラーでスライス。茎のセロリみたいな部分は包丁で薄切りに。
そして、ちょいと塩もみ、ちょいと放置。
盛り付けの時に バルサミコ酢 と オレガノ をふってみた。
味わいは、セロリと玉葱の中間みたい~~!!
いやー!こりゃーウマイ!!
日本では玉葱も、よくスライスサラダにしてたけど、
ほんのりクセが加わって、バルサミコ酢とオレガノもいい感じに効いてる。お酒に合う!これいい!!
もう一種類は 青汁の元ケール と デカ椎茸に見えるポータベラ と共に。
果たしてどんなのが出来るのやら。
油は入れず、ベーコンとニンニクみじん切りと一緒に炒めてみた。
キノコのポータベラ。
キミ・・・見た目は椎茸なのに、味はマッシュルームなのね。
しかし、歯ごたえはマッシュルームよりしっかり。これは料理の幅が広がりそうな食材だ。(高いけど)
ケールは、やはり葉っぱだなぁ。
大量に入れたつもりだったのに、炒めると、こーんなに少量になってしまった。。。
でも、渋みが全然無くなって、甘味が増してる!ウマーーイー!
他にもスープなんかの煮込みとか、湯がして和風お浸しなんかも良いかも。
そしてフェンネル。
これは、やはり一番不慣れな野菜であった。ちょっと大きめに切ったら、縦の繊維が意外と固い。
炒める場合は玉葱よりもセロリと考えて調理した方が良いかも。
次は、もうちょっと薄く縦に切ってみようっと。
ちなみに、あまり炒めすぎない方が歯ごたえがシャキシャキして好み♪
いずれにせよ、このフェンネル、煮込み、炒め、サラダ、いろーんな料理を試してみたくなってしまう。
(ぜひとも、みなさまの思いつきオモシロ料理orお試し料理なんかも教えてください。)
さて。
久々に新しい料理を作ってみたので、新しい地ビールも、一気に3本開けちゃえー♪
いずれも BEAR REPABLIC というカリフォルニアの地ビール。
飲み比べしたくて、機をうかがっていたのだ。
Racer 5 (左) というのは、IPA。
思ったような渋みも苦味もなくて、IPAの中でも比較的飲み安いほうなのかな。
この日の料理、何にでも合う。IPAなのに、けっこう万能君なのかも。
Hop Rod Rye (中)ひえー、こりゃーホップの苦味がすご~い!!!
っていうインパクトがありつつ、アロマっぽい独特な味わいもあり。これがまたフェンネルサラダにも意外と合う合う。
Red Rocket Ale (右)、↑ほどの渋さはないけど、やっぱりインパクト大。
さらにカラメルのような甘さもほんのりあるのに、何気に一番キレがいいかも。一番これがすき。
ベーコン炒めの脂も、良い感じに切ってくれる。
初めての野菜買うのも楽しいし、どんな風に料理するか想像するのも楽しいし、
出来たものに
アメリカならではの食材使って楽しむのも、なかなかイイ!
んが。
地ビールじゃなくても、日本酒でも十分合う野菜たちなんだけどなぁ。
炒めには、キレのいい竹鶴とか。
スクワッシュとかサラダには鯉川なんていいかも。
日置桜は何でも合いそう!
ちなみに、ケールを、辨天娘の酒粕を使った味噌粕汁に入れてみる予定。
そいえば、天穏のにごりって、どんなのに合うんだろう。。。
などなどと・・・楽しい日々の片隅で、日本酒を思い浮かべていたりするのでありました。
>「ボクの方がデカイです!」
ぶはははーー!!青年よ、青いなー。
野菜もでかいですが、瓶のものとかもデカイんですよ~。
こんなに沢山いらないのにっ!って。
スーパーできゅうりを買っている奥さんへ青年が「ボクの方がデカイです!」と言っているアメリカ青春映画ワンシーンを思い出す。
まだまだ研究は必要ですが、こっちの食材に慣れたほうが、金額的にもおさられますしね~。
フェンネルが日本で丸ごと売ってることは滅多にないと思いますが、みかけたらぜひぜひ試してみてください♪
想像以上に美味しいです~。
いろいろお料理研究してるんですね。
しなびた高い輸入野菜より、新鮮で安い地元の野菜の方が確かに美味しそうですものね。
フェンネルがこんな野菜だとは知りませんでした。
ぜひ他にもアメリカの珍しい食材を研究して
レポート見せて下さいませ。
楽しみにしていま~す。
アメリカの地ビールも美味しそうですね。
フェンネル、ご存知なんですね!さすがです~。
私はフェンネル丸ごと買ったので、根元の白い部分ももちろん調理しました。
生でも本当に美味しいです。
でも、グレープフルーツと蟹!!この組み合わせは素晴らしいかも!
夏らしいメニュー、きっともうすぐ蟹も手軽に手に入ると思いますので試してみます!
フェンネルの根元の白い塊の部分をスライスしてサラダにしたものおいしいですよ。
グレープフルーツ(ルビー)と蟹(ずわいの脚)を
あわせ、塩、胡椒、オリーブオイルで和えるだけです。
アーモンドスライスをトッピングして完成とても簡単でおいしいのでよろしかったらお試しください。
私も昨日はサーモンに合わせました。
株の部分はタルタルソースに入て、葉の部分は全体に散らして。
これまたグーです♪
いろいろ作ってみるの、本当に楽しいですね!
フェンネルの葉の部分、昔よく使ってましたよ。
魚料理に合うんですよ(o^^o)
ホイル焼きにグーです。
私はタルタルソース作るときにも使ったしカレーに入れてもちょっとした隠し味になっていいですよ。
スープもよろし(^_^)b
研究結果たのしみにしてます♪
改めて日本酒の無い生活を考えさせられますね。
でも、それはそれ。
他にも楽しいことがいっぱいあるので、さほど寂しさは感じませんよ♪
むしろ「もう、あと10ヶ月か・・・」と時間の早さを感じてしまいます(汗)。
日本酒ばっかり見ていて他の世界を見ていなかったのですが、地ビールの世界も奥が深いです。お燗もできるのですよ♪
種類を選んで、自分ちでもやってみようと思ってます!
だんだんボディーブローのように、日本酒のない無常な世界が、効いてくる頃ですね。
ボクはこのごろ、まき子さんに影響されて、多摩市の小山商店で竹鶴純吟を買って飲んでいます。
その名前を見ただけで、ニッカウヰスキーをイメージしてしまうもので、敬遠していたのですが・・・・。
思いのほか美味しくて、考えを改めました。
大事に飲んだあとは、いま高知の亀泉の純米吟醸です。
これも美味い。
悶々として、ビールでときの過ぎ行くさまを見ている人に、少し分けてあげたいものです。
酒もさることながら、そのほかにも楽しめることが多くあることも、このブログで教えられています。
画龍点睛を欠くとすれば、美味しい日本酒がないことでしょうか。
う~~い。がんばれまき子さん、春の来ない冬はない。(冬が長いことはたまにある)
料理で楽しんでるのは、「自分のため」だったりして(笑)
色々わかってきたら、今度は酒のアテ作りに集中しますよーーー!!
やっぱり味は変わるんでしょうね~。
日本でもぜひぜひ探してみてください♪
果物もいーーーっぱい種類があります!
最近は桃とかネクタリンが出てきていますが、
これも沢山の種類があって、迷っちゃいますよ~。
地ビールのラベル、賑やかですよね(笑)。
相変わらずラベル集めしてますが、いやーカラフルで見ていて楽しいです!
今週はいよいよ日本酒強化週間です。
アメリカも広いなぁ~~所変れば・・・。
例の韓国食材スーパーで見かけるけど、なんかしおれてるのに高いんです(涙)。
そんなの買うよりも、安くて新鮮そうな野菜買ってた方がいいな~って。
スクワッシュって、やっぱしスープにするパターンが多いんですね。
うーーミキサーが欲しいーーー。
でも、やっぱり全体的に味も若干違います。
どう違うかと言われると、なんとも表現しがたいのですが・・・。
キノコ&ズッキーニ、に鴨はオモシロそうですね!
そういえば鴨肉をスーパーで見ないなぁ・・・。
異国の野菜はその土壌など様々な事情があって、でるものなのでしょう。
知らないものばかりで、感心して読んでみました。今回登場した野菜をこっちでも探してみます。
果物もまたバラエティに富んでいるんでしょうねぇ。
機会があったら、また教えてください。
しかし、地ビールんもラベル、きっついですねぇ。
実家のじっちゃんが自分ちの畑でブロッコリーで作って、花というか実が開く前のは見ております。
確かに「菜の花」みたいな感じ。
それに似てるのかなぁ。
しかし、さっすがT寿司さん!!
我が家の方では白菜、ほうれん草、青梗菜は殆どのスーパーで見かけるけどな~ bok-choy or baby bok-choyが青梗菜なんだけど見かけない?
ちっとも美味しそうに見えない食材の裏っ側。
でも工夫さえすれば、楽しい味になります!
日本と同じものを作ろうとするとストレスになるかもしれませんが、
そうじゃなくて、こっちの食材に馴染もう、と思ったら
料理の幅が広がりました!
ズッキーニは太陽にあてない栽培なんだろうな。
多分栄養的に違いはあれど、味はあまり変わらないのでは?!
フェンネル、実はあまり食べた記憶がないのでなんとも言えないけど、葉はフェンネル酒作ったら?!
割といけるよ!
セロリとタマネギの中間なら、トマト、牛肉と一緒に炒めて、オイスターソースで味付けしてみても面白いかも。
キノコとズッキーニは鴨あたりと合わせると和食としてだせるかも。
が、日本酒への想い・・・・・・んーーーと。
「こんな日本酒飲んで、こんなおつまみがおいしかったー!」
よりも、「こんな人たちに会って楽しかったー。」っていう興奮っぷりな記事に「みんな相変わらず元気だな」って懐かしくなっちゃいました。
ちゃんと美味しい日本酒覚えてるかなー?
なんとーなく、そう思っただけだぁ~。
でも、こっちに居ると、横文字並べないと、日々がつまらないんですもの。。。
ちなみに、ホントの雪山の名前、この中にあったりします?
雪山の名前かと思った。
お試しあれ。かなりいけます。
こちらは日本酒浸りなのが、少し後ろめたいっす…。
やっぱり基本はこういうサラダなのかなぁ。
オーブンでトロっと柔らかくするのも美味しいなんて話も聞きました♪
でも、日本でいうでっかくなりすぎたキュウリよりも、
もっと水っぽくて、煮物に耐えられるのか?!って感じなのですよ~。
でも・・・ってことは、冬瓜みたいになるのかな!
ちょいと引け腰で「大丈夫か!?」とも思っていたんですが、
そろそろ動き時ですね!
株はスライスして塩もみしてサッと洗って果物とあえ、塩、あら引き胡椒、レモン、オリーブオイルであえて葉っぱを散らす・・・って感じで。
あとでかくなりすぎたキュウリは皮剥いて種とって冬瓜みたいに煮たり炒り煮にしたりしてました。じゃり父は嫌ってたけどじゃりは大好きでしたね。
していると聞いたことありますよ。
で、ぐぐってみたら、いろいろヒットしました~
http://alexandrite.hp.infoseek.co.jp/tips/t_food_1.html
でも日本で「フェンネル」って言ったら、葉っぱの部分をハーブとして扱ってるのがほとんどみたいですね。
キュウリ、結構柔らかくて水っぽいんですが、
摩り下ろしたらびちゃびちゃになっちゃわないですかね。。。
って、言ってないで、それも果敢にチャレンジだー(笑)!!
果敢に挑戦してますね♪
タコと酢の物にするなら、キュウリは大根みたいに、すりおろすといいですよ。「タコの緑酢」っていう立派な日本料理ですぅ~。フェンネルは日本で言う「ういきょう」ですよね…
所変れば。
糠は持ってこれませんでした(涙)。
食料品で持ってこれたのは、私がスーツケースに入れられる程度・・・。
一年間は母親に預かってもらってます。
あ、糠床は持ってきたんですか?
本当に贅沢だったなぁ、って思います。
そんな日本酒を久しぶりに口にしたら、昇天してしまうかもしれません(タダ単に酔っ払ってつぶれるだけ(笑))
でも、中途半端ではなく徹底的に美味しい日本酒にありつけないので、
こちらの文化も楽しまなければ・・・と。
遠距離恋愛なんてしたことないけど、想えば想うほど、気持ちは募りますね。。。
地ビールを飲んだり、アメリカの文化を吸収しようとしたりしてるけど、日本酒は忘れられないんですね~。当たり前か。
日本酒に会えないって、たぶん、どんな遠距離恋愛よりもつらいんでしょうね。