ピクルスみたいな瓶詰めは、よく日本でも見かけたけど、
こちらでは、生鮮野菜として売られていることが多い アーティチョーク 。
とある日、いつものスーパーに行くと、野菜売り場で、
アーティチョークが “2/$3”と書かれている。
なんら珍しいものではなく、この表示は “2個で3ドル” という意味。
が!!ここで騙されてはいけない、この表示方法。
1個で買うと割高になるのかな?と思いきや、何個買おうが、この表示と同じ単価で買えるのだ。
“5/$3” とか “3/$6” とか “10/$10” とか。
当初 「10個一度に買わないと10ドルにならないの~?でも10個も要らない!」と思ってたけど、
1個でも$1で買える。
もー、紛らわしいっ!!単価で表示してくれよっ!!
と思うのだけど・・・2個手にとってしまった。これがスーパーの戦略というものか。
前置きが長くなったけど、そんなワケで、アーティチョークを買ってきた。
そんなに大きくないものを選んでみたので、大きさは手のひらくらい。
しかもセール品だから、ちょっと見た目が悪いのはご容赦。
さて。
たまに買っては「他にもいろいろ調理してみようかな。」と思うものの、結局無難な使い方をしてしまう。
“ひたすら茹でる”
まずは、外側の葉を何枚かはがす。
キャベツとかも一番外側の葉は、食べられないもの、として剥がすように。
その後は、もう下ごしらえとかも何もせず、沸いたお鍋にとぷん。
お湯には、酸化防止のためにレモン汁をたーっぷり入れて、搾ったレモンも一緒にぐつぐつ。
結構長いこと茹でるのだ。目安は 30分。
茎と葉の付け根に、包丁が「すっ」と入れば湯で頃。
はい!茹で上がり!
はは・・・見た目変わってない。「料理」って言わないよな、これじゃ。
右上にチロっとあるのは、茎の部分。
外側は固くて食べられないけど、白っぽい中心部はほじって食べるのだ。
いざ食。
が、一番外側の葉は、まだ食べられるような感じではない。
茹でる前に、もう少し葉を、はがしても良かったみたい。
何枚か、むしっていくと、ホラホラ!!
葉に白い部分が見えてきました。
この辺りは、パクっと口に入れて、歯でしごきながら食べるのだ。
初めて食べた時は 未体験な味わい にびっくりしたっけ。
イメージは、ほくほくしたジャガイモ。
でも味わいは、もっと青っぽくて筋っぽい感じ・・・ってうまく言葉できない~。
初めて 生もとのどぶ燗 を飲んだ時のような “不思議さ” 。
葉でしごくと、こういう感じ。
歯型が残る(笑)。
そんな調子で、葉をはがして、しゃぶって・・・を繰り返していくと。
葉っぱも柔らかく詰まった感じになってくる。(奥には、しゃぶった残骸)
葉の付け根が、これまたホクホクしてて、クセになる味わいなのだ。
裏から見ると、こんな見た目・・・でも、このお尻が大事な部分で ハート と呼ばれる。
さらに中心部に近づくにつれ、食べられる白い部分が増えてくる。
やっぱ味わいは 「ほくほくの青い野菜を食べているような感じ」 。
でも、それが病みつきになってしまう味わいなのだ。
次から次へと葉っぱをむしってしまう~~~。
こんな味わいには 辨天娘 なんかがピッタリ合いそうだなーー。
が、一番美味しいところはこの後で。
さらに皮を剥いてしゃぶって剥いてしゃぶっていくと、ここまでちっちゃくなります。
この辺りが、きっと瓶詰めにされてるような、柔らかい部分。
おお!ここまで来て、ようやく言葉が浮かんだぞ!
生で食べられる筍 と ほくほくジャガイモ の中間 。(余計わからない?!)
さらに、むしっていくと。
先っちょが紫色になる部分に到着。ここは 花 の部分らしい。
この先は注意。
花びらと思われる皮を全部はいでいくと、突如現れるのは、モンスターの口のようなトゲ!!!
これが、ホントに痛い!!
初めて食した時に思いっきり指をつっこんだら、あまりにも痛くて 「うぎゃー!!」 と叫んでしまった。
ここは、とりあえず半分に割って・・・。
このトゲを、根元からスプーンなどで取り除く。
すると、最終目的の ハート が食べられるワケです。
ハートっていうか「残骸」って見た目だけど(汗)、ココが確かに一番ホクホクしてて美味しいのだ!
いつもは、おつまみ代わりにしゃぶってるけど・・・とはいえ、こんな方法で合ってるのかなー(汗)。
もっと料理のコツはありそうなんだけど。。。
ちなみに、この日一緒に飲んでいたビールは、
カリフォルニアの LAGUNITAS というブリュワリーの地ビール。
MAXIMUS IPA Lucky 13 Red Ale
どちらもホップの刺激というよりも、アロマっぽい旨みのようなコクがあって、まったり。
IPAの独特な味わいもしっかりあったり、ウマウマな甘味を感じられる味わいだったり、
これ、大好きなんです。
が。
この、まったりコクのある味わいは、アーティチョークとは合わなかったかも・・・しまった(汗)。
あ~~。辨天娘と合わせたい~~~(>_<)!!
そいえば7番娘、今頃どうなってるんだろう・・・。
さてさて。
もう一個は、どう調理しようかな。
そろそろ、この食べ方以外にも、何か良い食べ方を見つけたいものだけど・・・。
とろけるチーズ乗っけて焼いたようなお惣菜も、自然食スーパーに売ってたからマネしてみようかなぁ。
日本では観賞用らしい
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/nagi/suki-tukuru-atichok.html
外は食べないと書いてあるようにみえるが・・
>苞片基部の肉質部分を歯でしごくように食べ
ってのが、私がしごいて食べてた部分なのかなぁと思います。
この、歯でしごいて食べるのが面倒で、固い葉を全てとりのぞくと、
リンク先の方が写真に撮ってるように、
地ーっちゃくなっちゃうんですよね。。。
これ、茹でる時はお塩も入れてるの?
バター塗って食べるとか、味噌塗って焼いてみるとかってどうかな。
若い感じのものを選んだ方がいいかも。
揚げても、蒸しても食べられるよ!
マッキーの様にちゃんと硬い所を分かってる事が大切だね!
このレッドエールもそんなにまったりしてるんだ?
でもあまり劇的に味の変化はなさそう。。。
バターぬってあるのは見かけたから、
お味噌ぬってオーブンはいいかも♪
それで思いついた!
塩酒粕にちょびっと漬けてみたら美味しいかなー。
最近よく、例のスポーツバーで食べてるのが
「アーティチョークとほうれん草のディップ」です。
でも入ってるアーティチョークはホントに芯の柔らかい部分だけだから、
家でやろうとすると、周りの部分が勿体無くて(涙)。
捨てないで周りだけ湯がいてしゃぶっちゃおうかな。
麹ドレをつけても良さげに思えますが?
これをディップにつけて。
し、しかし、麹ドレッシングのような素敵なドレッシング、
こちらで手に入るのか不明です(汗)
あ、時々、道路にもナンバーと時刻が♪
頻繁に見かけますが、ほとんどはオリーブ漬けのようなものだったりします。
日本じゃ滅多に見かけませんが、所変われば、で
こちらではとっても馴染みある食材なんです~。