特別な『辨天娘』

「飲みに行きましょう！！」

と啖呵を切ったのは良いけど、
そういう時に限ってなかなかお昼から行けるお店が見つからない…

しからば、
「おうちに伺っても良いですか？」

…って、何でそーなる？！って突っ込まれそう（汗）。

でも、随分前から「我が家で送別会やるよ」と言ってくれていたのに
実現できていなかったので、
大勢でワイワイではないけれど、こぢんまりでもいいから…

ということで、ムスコと2人で伺うことに。


しかも、それを決めたのは前日なので、
かるーいおつまみ、それこそ漬け物とか乾き物でチビチビ…
と思って到着してみたら。






どどーーーおん！！！

どひゃーーーああああ！！！
こ、こ、こ、これはなにごとーーーー？！？！

イヤ、いつもとっても料理が上手で、
すっごいたくさんおもてなししてくれるのだけど、
さすがに「行きます！」って言った昨日の今日がコレって！！

さすがですっ(>_<)
びっくり＆感動しちゃいました、もー。


アルミ箔で保温されていたのは、こんな立派な パエリア だし。



トマトソースから作ったという鶏手羽の煮込みに、
鰯（あれ？鯖でしたっけ？）の南蛮漬け 。

自分が持って来た冬瓜の漬け物が、申し訳なさ程度に “ちょこん” と（汗）。


こんな料理のもてなしに加えて、もっと感動してしまったのは
用意してくれた日本酒たち。

あんちっく杜氏の詩 に 天青 の2本もステキな日本酒なのだけど、
何と言っても、真ん中の 辨天娘 2本 。

この2本は、私自身が 辨天娘 を醸している 太田酒造場 さんへ蔵見学に行った際、
お手伝いしてちょびっと造りに携わった時のもの！！

1回目は 渡米する直前 の2008年（19BY）、
2回目は つい3年前 の2011年（21BY)。

「まっきーじゃないと意味が無いお酒があるから」
って、そーゆーことだったんですね。。。


渡米する前、帰って来た時、そして今回と、
いつもいつも、こうやって、
温かく目いっぱいのおもてなしで迎えてくれる友達…

いつになったら恩返しできるんだろう？？？？

というより、
んもう返しきれないくらい、いっぱいツケがたまっちゃってるー！！


神戸と東京なんて、今や飛行機に乗っちゃえば1時間の距離。
永遠に会えないわけじゃない。物理的には。

だけど、そういう問題じゃない。

「飲みきれなかった残りは、また会える時まで、とっておくよ」

その言葉が、じんわりと、心に温かく残る…