私がテロ関係の要注意人物？！搭乗券に「SSSS」

今年ももう師走。
この一年、相方はよーく海外出張に行き、今でも帰宅時の合言葉は 「貯まるのは疲れとマイルだけ」 。まぁ確かに、ドイツのハンブルグへ行って3日後に帰国するとか…キツイわな。

でもそのわりには、マイルが溜まってステータスも上がって行くのが嬉しいようで（それしか楽しみがない！とも）、貯まったマイルであちこち行こう！と自ら計画を立ててくれるのは、ありがたい。

そんな今年ラストの、貯まったマイル旅行は GUAM！！

相方と付き合ってた頃に、初めて一緒に行く海外旅行！ってことで、HISかなんかの激安プランでグアムに行ったことがあるんだけど、それももう15年くらい前？！

あの時は気付きもしなかったけど、今になって改めて発見したグアムの良さは、フライト時間は沖縄に行くのと変わらないし（3〜4時間）、時差も1時間だけだから、ムスコの負担が少なく気軽に英語圏に行けるってこと。

ちなみに、日本人観光客がめっちゃ多いから、ハワイ同様ほぼどこに行っても日本語は通じるけど、そこはあえてムスコの前で英語で喋る。英語に慣れるのじゃ〜〜〜。

もとい。
相方のカードステータスのおかげで、関空では早朝からラウンジでまったりさせていただきました〜。


ほんっとに、すごいよなぁ…食べ飲みがFreeだなんて。

こういうラウンジは、まだ物珍しくて、ついテンションが上がっちゃうお上りさんデス。

出発も平日なので、周囲のビジネスマンやリッチな人たちの雰囲気にそぐわない私たち（笑）。

それにしても、ここのラウンジ、入った途端に漂うカレーのスパイシーな香りがハンパない。

相方は「ここのカレーうめーんだよー！」とな。

食べてみたいけど、まずは軽くつまみたいから、朝9時だけど 朝ビー から始めま〜す（笑）。

もちろん！せっかくラウンジに来たんだから、ビールだけで終わらせるわけが無く。（貧乏臭くてすみません）

日本酒以外のワイン、スピリッツ系はこんな感じで、ぎゅっと凝縮されてるけど…


日本酒コーナーは相変わらず凝ったレイアウト。

今の時期は（空港によって違うかもしれないけど）、桑名の 久波奈（くわな）　と、長岡の 米百俵 の2種。 どちらも、常温に戻って来た方が美味し〜い。米百俵は本醸造だしお燗にしてもいいかも。ま…ラウンジでは燗はできませんが。


しっかし、飲んでるそばから、相方の カレー臭がスゴイ！ （加齢臭じゃないヨ（笑））
これは食欲をそそる…ってコトで、一口もらって食べてみると…

うまーい！！こりゃ確かに旨いわ！！
そいえば、このラウンジにいる人のほとんどみんなが食べてるもんな、納得。


さてさて。
そんなこんなでまったりしてる “フリ” してるけど、実はこの数十分前に、大変なことが起きたんです。
遡ること、チェックイン時。

相方が 「昨日の夜、なんでか WEBで事前チェックインができなかったんだよー。 カウンターでやるしかねー、めんどくセー…」 とブツクサ言ってたのだけど、発券してもらって、その原因が分かった…




SSSS ですとぉ！！！！！
Secondary Security Screening Selection 、簡単にいえば 「セキュリティ検査をダブルチェックすべき（怪しい）人物」ってこと。

9.11の同時多発テロ以来、アメリカで出入国する場合、FBIがリストアップしているテロリスト疑惑のある人物の搭乗券に表示される…って事は知っていたけど、それがなぜ私に？！？！

私の個人情報がテロリストに流出して、何か悪用されてるのか？！
とか色んなことが一瞬頭をよぎったけど、私より相方の方が慌てている姿が、なんか可笑しくって（笑）。
「おまっ…！SSSSって！何やったんだよ！」って言われても、「なんだろーおもしろーい！」って開き直っちゃった。

まぁまぁ、とりあえずラウンジで落ち着こう、ということになったワケです。


そのラウンジで調べていて、初めて 一般人もランダムに抽出される ということを知った私。
なーんだ！大当たりじゃん！すごいじゃん！
毎月シカゴに行ってるあんたが当たらないのに、あたし今年でたった2回目よ？

って言ったら「すごかねーわ！検査にめっちゃ時間かかるらしいぞ。警備員に囲まれて、別室連れてかれて、荷物の中身も全部調べられっからな。」と相方。

確かにネット上の情報でも、みんな同じようなことを書いてる。
でもまぁー、怪しい事はしてないしー、怪しいものも持ってないしー。
時間がかかっても飛行機に乗れれば貴重な体験になるじゃない。

と思いつつ、どんな検査だろう…と、ちょっとドキドキ。

搭乗時刻の15分くらい前に、このチケットを持っている人が呼ばれたのでゲートに行くと、私含めて3人。けっこう居るんだな〜って印象。

スタッフのお姉さんが「SSSSチケットはランダムに発券されます。恐れ入りますが、搭乗時刻にこちらに来ていただいて最終チェックいたします」と。
「ランダムに発券されます」って言ってくれるのは、「大丈夫ですよ〜」と言ってくれているようにも聞こえる。

いつもは相方とムスコと3人で行動するけど、ワタシ一人だけ先に入ることになると知ったムスコが 「やだぁ〜ママと一緒に入る〜〜！」 とごねるので、「もしよければご家族で一緒に入りますか？」とも。

でも、待ち時間が長いとムスコが愚図りそうなので断ると 「ママたいほされちゃうの？！」 って、超不安そうな顔…かわいいのぅ。

で、その検査やいかに？！？！







へ？

も、もう終わり？


っていうくらい、あっさり…ものすんごい検査のネタを期待していた方、すみません…。

強面の警備員に別室に連れていかれるどころか、優しそうなスタッフさん2人に、ゲートを通ったすぐ先にあるパーテーション2枚程度で遮った裏に通されるだけ。

靴を脱いだら立ったまま、おばちゃんが、試験紙のようなものを服の上から体の各所にぺたぺたして、それを専用の機械に入れて、緑のランプがすぐついて、はい、終了〜〜。

え…っと、こんな簡単でいいの？
もし私が本当にヤバい人物だったらどうすんの？

というくらい、あっさり。
あまりにすぐに終わったから拍子抜けしちゃった。

しかも、搭乗時刻と同時 ＝ 優先搭乗と同時だから、そんな人たちと同じタイミングで入れて、むしろVIPな気分。
相方にも 「ほーら、なんもなかったでしょ」 と、思わずドヤ顔。

とは言っても、空港とか機体とか時間帯とかその時々の条件によって変わるとは思うので、今回はラッキーな方だったのかもしれない？！
何はともあれ、このチケットは記念にとっておこう（笑）。


と、こーんな感じに始まったグアム旅行、その後の日記はまた追々。


--- おまけ ---
ちなみに、一般人なのに、しょっちゅうSSSSに当たる人は、FBIのリストに載っちゃっているかもしれないんだとか。
そんな場合は アメリカの 国土安全保障省（DHS） に「リストから外して！」って申請しないといけないそうです。