まき子の酒

日本酒が好き。純米酒が好き。そんな飲兵衛が「母親」になってしまいました。今はムスコを飲兵衛へと英才教育中?!

Peyton Manning の引退

2016-03-11 00:00:00 | NFLバカ

相方とは、スーパーボウル直後から
「スーパーボウル勝って引退できるなんて、こんないい終わり方この上ない。
 だからPeytonはもう引退すべきだ。」

とかなんとか言ってた。
そんなこたぁ、そりゃ頭ではわかっている。

でも ”その時” がいざ来たら、何も考えられなくなった。

「引退会見の後にきっと自分はblogにそのことをすぐに書くだろう」
って思ってたけど・・・





何も書けない。

何をどうやって書こう?って思うたびに涙がぼろぼろ出てきて…

胸がいっぱいになって…

何も書けない。



放心とも違う。
毎日「書こうかな」ってとPCの前に座ってはみるものの、
いざ思いを巡らすと、感情が溢れて、涙が出てきちゃって、
まとまりきれなくて。


その会見から4日たった今。

「まとまらなくてもいいや!今の気持ちをそのまま綴ろう」と思い立って、
なんとかPCに向かってる。

最後まで書けるかなぁ。
(もう既に泣きながら書いてる。。。)



Peytonが引退を決めたという報道が流れたのは
日本時間で月曜日の夜中。

引退会見は火曜日の夜中3時ごろからだった。
その時間まで起きてて、リアルタイムで観た。

http://goo.gl/hTaJy7
(↑は、前座のお偉方の言葉や、後の記者との質疑応答はカットしてある動画)


Peytonの声はところどころ、そして最後の締めくくりも、涙で震えてた。


特に、Coltsに入団する前後の、きっと辛かっただろう頃のハナシの時。

ボルチモア・コルツ(今は インディアナポリス・コルツ)でレジェンドになった
QB ジョニー・ユナイタスから”stay with it.(NFLでプレイを続けるんだ)”
って言われたこと、
そして
「実際にここまでプレイし続けた、18年もね。
 18 is good number…きっと何か深い意味がある。」
と。
(Peytonの背番号も#18)

ドラフトでアーリーエントリーをしないで、
テネシー大学で4年目を過ごした時のことを話す時も泣いてた。
「自分の人生の中で、テネシー大のファンのみんなはかけがいのない存在だ。」


そして、私も涙がぶわっと出てきたのは、
Peytonのおじいちゃんとのエピソードに始まるColts時代の話。

Coltsに入団した1年目から、おじいちゃんは毎試合、
”マッデン(超有名人)はお前のgameの実況解説をしないのか?”
って聞いてきたんだそう。
その当時は、まだColtsは弱小チーム。
マッデンほどの人は注目度の低いgameなんて解説してくれない。

でも、Peyton曰く
「2年目のカウボーイズ戦で、とうとうマッデンが実況してくれることになったんだ。
 おじいちゃんにそのことを電話したら
 ”I can't believe it!” って誇らしげに言ってくれた。

 そして、そのあと、実際にColtsは7年連続で12試合以上勝って、
 スーパーボウルにも勝った。
 その一員であったことを誇りに思う。」

って、涙をこらえながら語ってた。
当たり前だよね、NFLに入団した1年目から14年もの経験や思い入れもきっとある。

PeytonにとってのColts時代の思い出というか記憶というか
そういうのを勝手にシンクロしてしまった。

私も…今のBroncosは大好き!大好きだけど…

やっぱり初めてPeytonを知ったColts時代のことも忘れられない。
ただ単にPeytonやColtsの思い出あるだけじゃない。

アメリカ生活と共にあったから。。。

初めてのアメリカ生活で、毎週末のgame観戦が、
どれだけ楽しみで、
どれだけ充実した日々にしてくれたことか。

3回もインディアナポリスに観戦のためだけに飛んで、
ワシントンD.C.現地の友達に「Are you crazy?!」って何度も言われたっけ。。。


今、Broncosが大好きなのはPeytonが好きだからっていうのがきっかけではあったけど、
今はチームのみんなが好き。大好き。

同じように、Coltsの時もみんなを大好きだった。

Peytonが一番信頼してただろう、センターのサタデーさん(Jeff Saturday)
ホットラインだったワイドレシーバーのマーヴィン(Marvin Harrison)、
ストークリー(Brandon Stokley)、レジー(Marvin Harrison)

ランニングバックなのにパスプロがやたら上手かったアダイ(Joseph Addai)
何気に私個人的に本気で惚れてたタイトエンドのダラスクラーク(Dallas Clark)
外しちゃいけないシーンで確実にFGを決めてくれキッカーのヴィナ様(Adam Vinatieri)
筋肉の塊セーフティのボブちゃん(Bos Sanders)
ディフェンスエンドのマシス(Robert Mathis)にはサインもらったし
何よりディフェンスと言ったらフリさん(Dwight Freeney)だったよね!

あぁ・・・書いてたらキリがなくなってきた。他にもいっぱいいる!

もうほとんどみんな今のColtsにはいない。NFLってそういうもんだ。
Broncosだって、来シーズンはほとんどメンバーが入れ替わることになる。

だから、その年、その年がとっても特別なもので、
自分を取り巻く環境とともに、とっても思い出深く記憶に残る。


私自身、
Peytonが引退することが”ツライ”とか”寂しい”とかで涙が出るわけじゃない。
この感情をなんて表現したらいいかわからない…
わからないけど…

敢えて言うなら…

Peytonの、この会見でも力強く言っていたこの言葉にとっても共感してしまうから。

「Absolutely...absolutely, I will.(I miss Football)」

”続けたい、フットボールが大好き”
その気持ちが悲痛なほど伝わってくる一言だった。

NFLでプレイすることが大好きで大好きでしょうがないけれど、
引退という選択肢を選んだPeytonの想いに共感して、
涙が溢れる。

Peyton自身が言ってた「18years, it's time」
きっと自分のキャリアに関しては”やり切った”って思ってると、勝手に思う。

でもそう簡単なものじゃないだろうな。
それはPeytonが会見で 「I miss...」って語った”些細なこと”からもわかる。

「Saturdayと一緒に相手のブリッツ対策していたこと」
「Reggieとサイドラインのベンチでいつも並んで座ったこと」
「Demayius ThomasがTDパスの後、いつもI love youと言ってくれたこと」
「コーチとタッチダウンのプレイを練ること」
「gameの後のメディアとの会見」
「イーライとgame後にバスの中で電話すること」
「トムブレイディとの握手ですら」
「アウェイでのgemeも」
(他にもいっぱい語ってた)

Peytonにとっては、こういうちょっとしたこと、全てが全て、
心に刻み込まれている大切なことで、全てがきっと恋しいんだと思う。

そう思うと、また、ぶわーー!っと涙が出ちゃう私。


Peytonバカな私を知ってる友達は
「この先、どこを応援するの?」って思ってるだろうなぁ。。。

でも、それは今の私にはわからない。

Peytonほど好きになるNFL選手が現れれば嬉しい。
でも…ぶっちゃけ現れなくてもいい。

普通は、自分の生まれ故郷だったり所縁のあるチームを好きになるわけだから、
私みたいな個人(Peyton)の追っかけをしてる輩はイレギュラー。

でも。

これだけは言える。

私はPeytonバカかもしれないけど、NFLバカでもある。




NFL・が・大・好・き!なのー!!!

日本のプロ野球、サッカー、テニス、バレー、いろいろあるけど、
ごめんなさい、私にとっては、どれもこれもNFLの面白さにはかなわない。
オリンピックですらほとんど観なかったし。

今までもPeytonばっかり見てただけじゃない。
他にも面白い選手、面白いチーム、コーチ、いろいろあるからこそ熱中してこれた。


だから今後も見続けます、NFL。

きっと相変わらずマニアックな、
そして暗号(OLとかCとかSとか書いても普通は分からないよな)ばかりを
Blogにアップすることになると思う(笑)。

なので、今後とも、
わかる人は一緒に楽しんでください。

時折、引退したPeytonネタもきっとアップする・・・はず。



=== おまけ? ===
はーーーー。
なんだか不思議。
ここまで書いたら、涙が引っ込んだ。すっきりした。
やっぱ気持ちをぶちまけるっていいことだな。

すっきりしたとこで、会見についてもう一つ言いたかったことを。。。

Peytonの何が好きってユーモアあるとこが大好き!

会見の途中も、泣きそうで声を震わせながらも、
会場の笑いをきっちりとってるのだ。

「モズリー(5歳の娘)が、僕に何度も”パパ、最後なの?”って聞いてくるんだ。。。」
って、感極まって言いながらも、
「こりゃあ、ChrisかAdam(どちらもESPNの有名なジャーナリスト)が
 僕の5歳の娘をダシ(情報筋)にしてるんだなって思ったよ。」
って、会場が、ダハハハハ!!!って笑いがおこるし。

だからPeytonは見てて楽しい。
楽しませてくれる。
きっとそれは、これからも・・・。



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6 コメント

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そうかー (Ben)
2016-03-11 00:25:12
その選択をしたかー。

NFL制して引退って有り得ないけどね・・・・・

でも、ペイトンの気持ちも痛いほどわかるな。

マッキーの気持ちも。

私はスポーツ全般を愛してるし、どのスポーツもルールが分からないものは、かなり少ないと思う。

でも、マッキーみたいに1つのスポーツに特化してのめり込む面白さっていうのも分かる。
他人から見たら「たかがスポーツでしょ」でも、言葉では理解し合えない何かがスポーツにはあるよね。

本当に応援できる選手なんてざらにはいないだろうから、じっくり探せばいいんじゃないか!

それにしても、ペイトン、本当にお疲れ様。

NFLならどんなマニアックな事でも多分付いていけるから、安心して! 笑

返信する
■Benさん (まき子)
2016-03-11 01:05:05
NFLを制したとは言っても…
これだけボロボロになりながらもスーパーボウルを制覇したからこそ、
こんな風に引退できるって、まるで映画みたいですよ。

そんじょそこらの選手だったら、
最盛期も過ぎて首の手術をしたコルツ時代で終わってたはず。

コルツの時にスーパーボウルを制した時は、確かにペイトンの力がなければ辿り着けなかった。

でも今年は、周りのみんなが「ペイトンのために」って頑張ったからリングが取れたと思ってます。
(ペイトンだけじゃなく、DCフィリップスと、OLBデマーカスもみんなにリスペクトされてましたよー)

他人から見たら、ほんっと「何をそんなに熱くなってんの?」って感じかもしれないけど(笑)、
でもいーんです、これは自己満です。

でもBenさんみたいに共感してくれる人がいると、
やっぱり嬉しいです。

またこれからも「どーでもいいNEWS!」とか言ってメールするかもしれません(笑)!
よろしくお願いしますっ!
返信する
Unknown (庄助)
2016-03-11 13:00:17
有終の美、良い引き際だったのではと思います。
ボロボロになるまでやるというのもありですが、、、。

どこぞの人のように、自分探しなどと言わず(笑)、記憶と記録に残る伝説のスーパースターとしてすばらしい第二の人生をおくってほしいですね。
返信する
■庄助さん (まき子)
2016-03-11 13:15:01
まさに、きっと最高の終わり方です。
ボロボロになるまで…て、結構、もうペイトンもボロボロだったのですよ。

5年前の首の手術のせいではなく、年齢的なもので。
あんな激しいスポーツをプロの世界で18年もやってきてるんですもん、すごいですよ。

相方のたった1歳年上なだけなのに、もう既に全米でのレジェンドですもん。
たった1歳…書いてて自分でもちょっとショックです(笑)。

まだまだ人生は長いから、きっとこれからまた面白いことをやってくれると思います、ペイトンなら。

返信する
今頃すいません (ひじり)
2017-03-10 08:18:57
昨年。引退の会見を見ることができないほど、ガックリしたことを思い出して、マニング兄様のことを検索したら、ここにたどり着きました。私も2009年のペッツ戦で逆転したゲームをみてから、一気にマニング兄様にはまりました。華麗なるプレーの数々、まだまだみていたかったです…(T0T)これからもずっとNFLを応援していきたいです‼
返信する
■ひじりさん (まき子)
2017-03-10 12:43:46
コメントありがとうございます!
「スーパーボウルでリングを獲ったら、引退」
と頭ではわかっていましたが、
引退会見はほんっとに何度も見ては泣いてました。。。

ひじりさんの、“見ることができないほど”・・・というのも相当なファンなのですね。
そんな方にコメントいただけて嬉しいです。

毎日peytonのニュースを探していた日々が懐かしい…
といっても、今でもちょいちょいニュースで名前を見かけると嬉しくなっちゃいますね♪

きっとPeytonはNFLから(というかアメフト)から離れないだろうし、今でもメディアにはあまり出ないけどあちこちで活躍してるみたいだし、私もNFLを観続けて行きたいです〜!

でも、心の底から応援していたチームがなくなってしまってちょっぴり寂しい…
返信する

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