予想外の避難？！ 宮島へ！

台風の季節になってまいりました。
連日の変な大雨に続いて、日本全国各地で被害が酷いようで。
（昨日に至っては、静岡が地震！・・・大丈夫～～？！）

関東には台風も近づいていると聞いたのだけど、そんな状況を横目に。
関東脱出！

といっても狙ったワケではなく、夏休み企画第2弾のために、フェリーに乗って、初めての場所へ。

あの光景が見えてくると、カメラを構えだす乗客のみなさん。
どこかというと。


ここですっ！！

日本三景の一つ　宮島　だーー！！

先日、アメリカ人の友人、マギーンさんに先を越されて触発されたワケではないのだけど、
本当は今回一番行きたい島が別途、瀬戸内海にあり、せっかくそこに行くのなら、とココも計画に。


本土の方は、もくもくと雲が覆いかぶさっていたのだけど、
宮島だけ？！は、なんだか、どんどん良い天気になってきたー。ていうか、あぢい！



一番の見所へ行く前に、宮島のあちこちを、プチ散策。

表参道は、お土産屋さん、かき焼き、穴子めし、いろ～んな飲食店が立ち並んで、
とっても賑やか。

でも、そんな賑やかな市街地もいいけど、
ちょっと住宅街に入って、小道を散策すると、これまた島の自然な姿が見えてくる。

“島らしい”のんびりした空気が流れてるなぁ～。

少し勾配のある坂を登っていくと、良い景色が、どどーん！と目の前に。

五重塔　に　千畳閣　も見えるよ～！
この敷き詰められたような屋根の眺め、日本だなぁ・・・。


途中、暑さのあまり、かき氷の旗を見かけて入ったカフェで、
地元のおじいちゃんと、なぜか和気藹々。

すると　大正時代　の、宮島の写真を見せてくれる。

白黒の写真で、宮島のあちこちの風景は、なんだかとっても　幻想的！！
家もまだ全然まばらで、緑が深くて・・・

あぁ、この島の姿だったら、
昔の人は　“神秘なもの”　や　“霊気”　を感じて、崇拝したくなっただろうな・・・と。

カフェの奥さんも「こりゃー貴重な写真！！」ってビックリ感動してる。
おじいちゃん、貴重な写真を見せてくれてありがとう！！


さて！
んでは、いよいよ　厳島神社　へ！！

ちょうどこの時は、満潮時。

床板には釘が使われていなくて、少し開いた隙間から、水面の涼しい空気が～♪


これこれ・・・この光景を、目にしてみたかったんだ。感動・・・。

なんで、こんな海中に社を建てたんだろう・・・？？

って思って後で調べたら、
昔の人にとっては島全体が神様だったから、陸地に建てるのは恐れ多い、と考えたそう。

その結果、現在では日本三景になっちゃったなんて・・・当時の人たちは思いもしなかっただろうな。


お約束の日本酒の樽。

あったあった♪　竹鶴　みーっけ。


宮島に来たからには、宮島名物も食べなければ！

まずは、あぢい中、歩いて喉カラカラなので、ビール！！

やけにキリンの広告が目につくなぁ、と思ったら、キリン工場が広島にあるのね？！

そして　あなご飯　をいただきまっす♪

関西風に、カリっと香ばしく焼かれている。
白飯まで味が沁みてておいしい～。

焼き方のお姐さん、暑い中、ご苦労様！



さてさて、もう一つ食べたいものがあるのだ～。
あちこちで見かける　かき焼き　。

お店の窓口で、こうして焼かれてて、みんな立ち食いしてる。


ほんとは一皿２個で４００円なのだけど、一個おまけしてくれた♪
ありがと、おっちゃん！！


こうして食べ歩きも楽しみつつ、18時まで待つ。
その時間になったら、また社を見に行くのだ。

というのも、最初に見たときは満潮。　
でもせっかく一日中居るのだから、干潮も見なければ！

さっきは、床下すれすれくらいだったのに、もうこんなに引いてる！！

鳥居の周りも、こんなに引いちゃって、近くまで歩いて行けるぞ～。


すごーい！間近で見ると、本当に太い大きな木を使っている。

昔の時代に、よくこんなのを海中に建てられたよなぁ。
いくら干潮に水が引くといっても、6時間かそこらでまた満潮になってしまうのに。

それにしても、よく歩いた。歩きまくって、気持ちいい疲労感。
この日は、宮島で一泊する予定だったので、旅館へ。

こぢんまりとした旅館で、女将さんがとっても温かくて愛嬌たっぷり。
日帰りで宮島に来るお客さんが多いみたいだけど、やっぱ島の旅館って雰囲気が好きだなぁ。

ちなみに、この日泊まった日本人は我々だけだったみたいなんですけど・・・。
なんとも国際色豊かな夕飯タイム（笑）。

刺身に始まり、鱧や鱸、穴子に煮凝りなどの、地魚が豊富な会席料理。


日本酒も広島の地酒というのを熱燗でお願い・・・だけど、ま、やっぱし期待は禁物ということで。。。


そして、〆にまた　あなご飯　。　しまった、かぶっちゃった（笑）。



夕飯を食べ終わったあとも、再び外へ。
せっかく一泊で行くのだから、夜のライトアップされた社も見なければ。

淡い光に灯された、海岸をテクテク歩いていくと。

ああー綺麗だ・・・。
光が水面にも映って。

一番最初に建てられたのは、もう今から1400年も前。
この頃の日本は、本当に神秘な事、霊感のある事が、大事だったんだろうな。

都会に住んでいると、信仰や神様とかより、ついつい「現実現実」となりがち。
はたまた西洋の文化にすっかり気圧されて、意味も分からず、やれハロウィンだ、クリスマスだ。

もっと、日本人として基本的なことを伝えていかなきゃいけないな。。。
と、自戒含めて、色々思ってしまうのでした。



（瀬戸内海の旅はまだ続きます）