目的地のある路地に入って、この建物が見え始めると、
きっと誰しもが “とある事に” 気づくと思う…それは…
羊のかほり…
“臭い”じゃないです… “かほり”です。
なんともいえない、ふわわ~~~んと漂ってくる、良~~~~~~いかほり…。
そんな香りを、通りまで放ちまくってるのは ビストロ ひつじや 。
入口はこんな小さなドアだし、どう見たって、チョットアヤシイ雰囲気…んがしかし。
そのドアの向こうは大賑わい!!
この日は金曜日というのもあって、全席予約が入っていた様子。
夕方にわざわざお店から来店の事前確認の電話まで入ってくるくらいだったもんな。
この日も “自称ちょーラム好き!” 、でもココに来るのは初めてという友達を誘って♪
「羊も楽しみだけど…?!?!」と、ワインリストを見て、友達一人は大興奮!
「うぎゃーーー!!なんって安いの?!?!?」
そうなんだよねー、すんごい安いんだよね~~~。
お店曰く “原価+100円でご提供” と謳ってるくらい。
しかも、ワインだけじゃなくビールも格安で、嬉しい種類も!
ブルックリン ラガー が 470円 ですよ!
“価格.com” とかで見つけちゃっても、原価「360円」のシロモノが、ですよ!
びっくりですよ!
ワインは後ほど頼むとして、
一番最初に美味しいビアを頼んだのにはワケがある。 それは…
しょっぱなから
羊の脳みそ!バングラディッシュ風 生唐辛子炒め を頼んだから♪
この生唐辛子が、すんごいスパイシ~~!で、HOTなのだ。
そんなHOTさと、フォアグラみたいに濃厚でまった~~りな脳みその相性がたまら~ん!
のだけど、
“スプーンで盛りっとすくって”一口…なんてことやったら、お口の中が大変なことになってしまうので、
お箸の先っちょに乗せるくらいで、ちょびちょび…っと。
ま、それでも辛~~い(笑)ワケで、
お口直し用に初めて エヴァンス風アラビアサラダ を頼んでみたけど、これもイイな♪
しかし、ビールを飲みながら赤ワインも飲みたくなっちゃう。
最初は キプロス の OHELLO KEO を。
あれ…?!メニューの表記が以前に戻ってる(笑)!
もう言っちゃっていいのかな♪
羊のたたき 。
牛の生レバ禁止騒動で一時「レアステーキ」って表記に変わってたけど、
ま、変わったのは表記だけってことで(笑)。
すんごい新鮮な味わいで、でも噛みしめてると、羊の風味がふんわ~~~りと鼻を抜ける…
く~~~!相変わらずんまい!
心臓、たたき、に続き、今度は 羊の舌!
メニューにある調理は2通りあるのだけど、塩焼きではなく いぶし焼き 。
豚や牛の舌って、けっこーう脂っこいけど、羊はかなり違ってあっさり。
これはもう完全に “飲兵衛のアテ” 。
そして 羊の脳みそ 第2弾!!
こっちは ニュージーランド風 ガーリック炒め 。
最初のと比べると、とってもマイルドだけど、ガーリック風味がまたイイ♪
「脳みそ、2種類頼んでくれたの~~?!ありがと~~!!」という友達、へへへ、当然。
さらに、
「脳みそを喰らう私たち、 “羊たちの沈黙” 的な~?」という友達、
う…あの衝撃シーンを思い出してしまうぢゃないの(笑)。
定番?!な シシカバブ も食べなきゃね♪ ということで、アラビア風 のをチョイス。
南米風のはもっと肉の塊だけど、これはこれでうま~い♪
でも、
友達がホームパーティで振舞ってくれたやつのが、“マトン臭さ”があって、旨かったな~(笑)。
ここに来ると、もちろん羊しか胃の中に入れたくなくなるのだけど、
なんやかんやと、サラダがけっこう美味しいし、良い箸休め。
前回頼んで気に入ってしまった ヤーコンサラダ 。
アンデス山脈の民族たちが主に食べていたというヤーコンは、
しゃくしゃくは歯ごたえとさっぱり感がイイな♪
脳みそ→ 舌 → 脳みそ…ときたから、今度は 心臓ステーキ!
ちょっとブレちゃってスンマセン…(汗)。
シンプルな塩・コショウだけの味付けで、ハツ(心臓)らしい 「血」 の味わいも、しっかり。
ちなみに、ワインのサイズは3種類から選べて、ボトルかハーフかグラスか。
グラスでもハーフでも、割高感はほとんどないのが、このお店のスバラシイところ。
とはいえ、「たくさんの種類が飲みたいよね!」ってことで、
3人なら1杯ずつで無くなるだろうハーフサイズでガンガン種類をいくことに。
最初のキプロスの次は、ギリシャ NEMEAN 。
ラベル写真を撮り忘れちゃったのだけど、味の深さがとってもいい~~♪
順番はやっぱり最初か軽めのものから、段々と重みのあるものへ…
と頼んでいたはずなのだけど、3本目のをグラスに注ぎ分けてしまってから気づいた!
「これ、頼んだのと違くない?!」
よくよく見ると、ブルガリア Terra Tinger 。
でも、そいえば頼んだのは グルジア Mukuzani 。
すかさず店員さんを呼び止めて、
「これ、頼んだのと違うから伝票、気をつけて下さいね! これはこれで飲みますから♪」
と…さっすが~~~(笑)。
すると、持ってきた店員のお兄さんも確認に来てくれる。
「ゴメナサイ。これ、チガイマシタ?」
日本人じゃないから、ちょっとした発音の違いを聞き間違えたみたい。
私たちも
「ブルガリ…グルジア…ムクザニ… どれも似てるもんね~~~~あはは(笑)」
ってな感じで。
でも、グルジアの重めのワインを頼んだのにはワケがある。
ここで頼んだお肉が…
スペアリブのいぶし焼き だぁ!
こーーれーーも、絶品!!
注文してから "桜の木のチップ" で燻すので時間はかかるけど、羊の味わいそのまんま。
良いかほりが、鼻から抜けてゆく~~~~(>_<)。
最初、ナイフとフォークで食べようとしてた友達…だけど、
「もう、素手で持って、かぶりついちゃって!」
そうやって食べる方が、骨までしゃぶりつけるから(笑)、断然うまいんだもん。
そして、この肉肉しいスペアリブには、やっぱり味の濃い赤ワイン、
さっき間違えられちゃった グルジア Mukuzani が、合う合う。
それにしても、、、
「これ、ハーフの量じゃなくない?!」と気づく。
ハーフでもボトルで出してくれるのだけど、その量は、どう見ても…
ハーフイジョウハイッテルキガス(笑)!
一応、ボトルの底上げの分量を目で見積もっても、
コップグラス3人分、なみなみと注げちゃうし。
また店員のお兄ちゃんに 「これ、量多いよね(笑)!」 と聞いちゃう私たち、
でも “にっこり” と、「ハーフ、ハーフ♪」
そうなのね~~~、いやあ、飲兵衛な私たちにとってはありがたい限りなのだけど♪♪
最後に クスクス も初めて頼んでみたのだけど、これが美味しくてびっくり!
イメージしてたのと全然違って、すっごいサラサラっと食べられちゃう。
いろんな調理ヴァージョンがあるから、また次から色々試しちゃおう♪
ちなみに、お兄さんに絡みつつ羊さんについて聞いてみると、
どうやらオーストラリア産のもの?!
でも、マトンなのか仔羊ラムなのかは…首をかしげておりました(笑)。
う~~む、やはり一筋縄では暴けない「ビストロひつじや」…
奥が深い!
[ビストロ ひつじや ]
03-3320-3651
東京都渋谷区代々木1-59-1 オーハシビル2F
11:30~15:00 / 18:00~24:00
無休
[ 以前の日記 ]
・2013/2/1 舌もハツもネ
・2012/12/4 脳みそいっぱい!
・2011/8/11 初・ひつじを喰らう
近所に住んだらヤバいっすよ、通っちゃいますよ。
ランチのお値段とかもヤバいですもん。
シシカバブとスペアリブのセットで630円っすよ!!
いっぱい来て~~~☆
帰りの電車の中では、羊くさかったろうな、わたしたし(笑)。
毛穴からも羊のかほりが発汗されてそうだったよ。
ジンギスカンは巷では流行ってる(た?)けど、
やっぱし香りのクセがないものが多いんだよね~~。
マトンの、なんというか、この土臭さというか…なんとも言えない味わいがたまりませ~ん。
ちょっと匂いが気になって、昔は苦手なお肉だったけど
おいしーーーーーものを1回覚えたら好きな食材になっちゃった。
脳みそは食べたことないから興味ありあり。
ワインも普段飲まないようなものだから興味あり。
東京行ったら連れてってケロ。
あの時も昼からタタキ、シシカバブ、ハツ、スペアリブ…
一通り食べられましたよ♪
平日ランチタイムはランチセットのメニューしか置いてないですが、
聞けば夜メニューも見せてくれました☆
しかし、ランチタイムはサラリーマンがほとんどで、
その中昼からガンガン、ワインを空けてた我々への視線は、
白かったです(笑)。
13時過ぎなら予約なしで入れそうだけれど同じメニューでのめるのかしら?久しぶりに行ってみたくなりました。
多いですね~♪
3回続けて…それは悲しいですね(涙)。
けっこう直前に電話してたりしません??
なんやかんや、やっぱり「知る人ぞ知る」名店みたいで、
けっこう早めに予約とらないと厳しいかも、です。
そうそう、四谷3丁目の方も雰囲気同じく、メニューも変わらずみたいなので、そちらもアリですね♪
はるばるご苦労さん! 笑
いいなぁ、ここ、3回続けてふられたよ!
四谷3丁目は空いてるって言われた。
やっぱりたたきは美味そうだね!
その“モノ”を食べたくなるときは、
自分の“モノ”が弱ってるからだとか、あは(笑)!
カエルの刺身と
豚のキン●マを食べに行ってきます♪