16日18時30分から20時まで、大阪市立大学文化交流センター「9月ターム講座」《現代社会の変容と『安全社会』の新しいデザイン》の2回目「『安全』社会と刑法の役割」を受講しました。
講師は、大学院法学研究科教授の恒光 徹さんです。
統計学上、犯罪は基本的に減っています。殺人、強姦、交通事故死者数、少年の強姦・強盗等いずれも減っています。しかし、人々の犯罪への不安感は強くなっています。
不安感は、生命犯・身体犯・生命身体危険犯に対する不安感および処罰感情の構造に由来するから、その構造を理解し、適切・冷静な対応をとることが必要です。生命身体の罪に対する処罰感情は、2つのベクトルとして存在します。社会の基本道徳との強い結びつきと死に対する社会の態度の変化です。
不安感は、認知犯罪減少の事実を啓蒙するだけでは、減りません。刑法によって安全社会が実現するわけではありません。重罰化より、貧困の減少や家庭の養育力の強化などの社会政策の充実が肝要です。
詳細は、[こちら]をご覧下さい。
講師は、大学院法学研究科教授の恒光 徹さんです。
統計学上、犯罪は基本的に減っています。殺人、強姦、交通事故死者数、少年の強姦・強盗等いずれも減っています。しかし、人々の犯罪への不安感は強くなっています。
不安感は、生命犯・身体犯・生命身体危険犯に対する不安感および処罰感情の構造に由来するから、その構造を理解し、適切・冷静な対応をとることが必要です。生命身体の罪に対する処罰感情は、2つのベクトルとして存在します。社会の基本道徳との強い結びつきと死に対する社会の態度の変化です。
不安感は、認知犯罪減少の事実を啓蒙するだけでは、減りません。刑法によって安全社会が実現するわけではありません。重罰化より、貧困の減少や家庭の養育力の強化などの社会政策の充実が肝要です。
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