10月24日、立命館大阪プロムナードセミナー 木津川計「名作映画のロマンティシズムー純愛と母性ー」の第4回「離れ瞽女おりん」と水上勉の永遠の女性、を受講しました。会場は満席でした。講義の内容は以下の通りです。
幼い時に、母と別れた男の子が成長して作家になると少なくない割合で母を恋い、思慕の情を強める。
谷崎潤一郎は裕福な家に育ち、16歳まで母と一緒に育った。16歳で住み込みの家庭教師になった。谷崎は31歳の時に母と死別した。谷崎潤一郎の描く女性像には母への思慕が大きな要素としてある。母への思慕を主題とした作品は、「吉野葛」、「母を恋うる記」、「少将滋幹の母」、その他がある。
水上勉は、福井県の貧しい宮大工の家に四男一女の次男として生まれた。貧困から10歳の時に相国寺へもらわれ12歳の時に飛び出した。それから放浪生活が始まった。30を余る職業を転々としながら小説を書いた。「五番町の夕霧楼」と「離れ瞽女おりん」を上映(一部)した。浮かばれない、貧しい、しいたげられた男女の助け合いが描かれていた。詳細は[こちら]をご覧ください。
幼い時に、母と別れた男の子が成長して作家になると少なくない割合で母を恋い、思慕の情を強める。
谷崎潤一郎は裕福な家に育ち、16歳まで母と一緒に育った。16歳で住み込みの家庭教師になった。谷崎は31歳の時に母と死別した。谷崎潤一郎の描く女性像には母への思慕が大きな要素としてある。母への思慕を主題とした作品は、「吉野葛」、「母を恋うる記」、「少将滋幹の母」、その他がある。
水上勉は、福井県の貧しい宮大工の家に四男一女の次男として生まれた。貧困から10歳の時に相国寺へもらわれ12歳の時に飛び出した。それから放浪生活が始まった。30を余る職業を転々としながら小説を書いた。「五番町の夕霧楼」と「離れ瞽女おりん」を上映(一部)した。浮かばれない、貧しい、しいたげられた男女の助け合いが描かれていた。詳細は[こちら]をご覧ください。