小泉元首相「怒るより笑っちゃう」、麻生首相を批判

自民党の小泉純一郎元首相は１２日、党本部で開かれた「郵政民営化を堅持し推進する集い」で挨拶し、郵政民営化見直しを巡る麻生太郎首相の迷走発言について「怒るというよりも、笑っちゃうぐらい、ただただ呆れている」と厳しく批判しました。また、定額給付金を盛り込んだ第２次補正予算の関連法案も「３分の２を使ってでも成立させなければならないとは思わない」と語り、『あのとき賛成したけども、実はそうではなかった』とは言いたくない。政治に一番大事なのは信頼感だ。特に総理。総理の発言を信じられなければ、選挙は戦えない」とも述べました。

なぜこの時期に、小泉元首相が麻生首相批判を行ったのかは分かりません。しかし、「小泉改革」の負の部分を忘れてはなりません。第二の「小泉劇場」に騙されない様に気を付けなければなりません。来るべき衆院総選挙では、国民は馬鹿ではないことを自らの一票で示しましょう。

麻生首相「国民は４分社化を知らない」

麻生太郎首相は首相官邸で１０日、平成１７年衆院総選挙について「４分社化を知っていた国民はほとんどいない。郵政民営化かそうでないかであの選挙は問われた。国民が感じていたのは民営化かそうでないかだけだった」と記者団の質問に答えました。
自民党の森喜朗元首相は11日、麻生太郎首相が郵政民営化について「賛成ではなかった」と発言したことについて「胸を張って『民営化して正しい』と思った議員は、私は小泉純一郎元首相だけだったと思う」と首相を擁護しました。

二人の発言は国民を馬鹿にした発言です。郵政選挙で自民党が３００議席を得たのはいったい何だったのでしょうか？　　

麻生首相「郵政民営化勉強して賛成」

麻生太郎首相は９日の衆院予算委員会で、５日に「郵政民営化に賛成じゃなかった」と発言したことについて釈明しました。郵政民営化に反対した時期は、平成１５年の総務相就任時と修正し、「２年かけて勉強して、最終的に賛成した」と説明しました。

５日の発言にも呆れましたが、９日の発言にはもっと呆れました。こんな首相では駄目ですね。

麻生首相「郵政民営化に反対だった」

麻生太郎首相は５日の衆院予算委員会で、小泉純一郎元首相が郵政解散を行った平成１７年当時、「郵政民営化に賛成ではなかった」と述べました。「小泉首相のもとで私は郵政民営化に賛成じゃなかった。私が反対と分かってたので、総務相の担当職務から郵政民営化担当は外された」と自ら説明しました。

首相としてあまりにも軽い発言で、呆れたの一言です。郵政選挙で自民党が３００議席を得たのは何だったのでしょうか？