『 散るのを忘れた紅葉の木 』
1月6日 撮影
先日に書いたそんな状態で、ズキズキ傷んで食べ難い、眠れないという辛い不安な正月だったが、
じっと我慢して5日に掛かっている歯科医の開業を待って飛び込んだわけだ。
休祭日救急センターに行かなかったのですかと言われたが、そもそも私は歯医者さんが怖くて苦手
なのだ(孫娘が歯科医の大学に行っていてというのに)。
差し歯の5本がぐらついて割れたり欠けたりしているので歯茎迄腫れているという。これを抜いて
入れ歯にするしかないという。5本を抜歯すれために市立病院の口腔外科へ回された。
私は小中学までは、身体検査の度に虫歯など1本も無し、とても良い歯ですよ。こんな歯に生んで
くれたご両親に感謝しなさいと学校医に言われていたのを思い出す。
その後の手入れが悪かったのだろうか。
そしてもう一つ思い出すのは、会社時代に昼休みに洗面所に行くと鏡の前で歯磨きしている内勤の総務関係
の連中をよく見掛けたものだ。鏡の前の台にはマイブラシ、マイカップが幾つも並んでいる光景だ。
女子洗面所ならいざ知らず、我々営業にはそんな時間はない、なんと軟弱な男達だと思っていたわけだ。
これがそもそも間違っていたのだろうが。
時代は変わって、今は3度の食事の度に歯を磨く、痛くなくても3ヶ月に1度は歯の検診やクリーニングに行く
のが常識だそうだ。それが歯という体の部品の耐用年数を伸ばす方法だと教えられた。
頭では分かったし、今回のような目に合うとなるほどとは思うけれど、痛くもないのに、あの歯を削るキーンという
不気味な音のする歯医院へ行くのは結構辛いものがありそうだと思ってしまう。多分又行けないことだろう。