『 チェコの朝焼け 』
高橋 カリンさん 撮影
機械も何でもそうだろうが85年以上も使えば、金属でさえ疲労して壊れてしまうのだから、
ましてや精密精巧な部品の集まりである人間では,耐用年数を過ぎた頃には、故障や不具合が
出てくるのは仕方のないことなのだろう。
人間の場合は、次々と古い細胞は新しいそれと入れ替わりその働きを継続するという。
この細胞の生まれ変わりの作用が強いほど生命を長く保つわけで、長寿のポイントがこの辺に
あるという。
しかしまだ現在では、この作用にも限界限度があって、その交代作用を終えたたり衰えた時が、
病や死滅という事になるそうだ。
何だか話は脇道にそれてしまったが、私は昨年の暮れに今年もあと10日も残すかという頃に、
差し歯の5本がグラグラして歯茎が腫れて来て、痛くて噛むことが出来なくなってしまった。
そんな状態で年を越した。正月にはお餅は勿論あの美味しいおせち料理は全く手を付けられず
という正月だった。
こんな正月は生まれて初めてのことだった。見るだけのおせち料理だったが、どういうわけか
お屠蘇だけは幾らでも顔をしかめながら飲めたけれど。