100年に一度とも言われる金融危機。
「なぜ誰も止められなかったのか?」
という問いに正面から向き合う
NHKスペシャル「マネー資本主義」は今日が最終回。
テーマ音楽を映画「モダン・タイムス」
(チャップリンのね)で知られる
「Smile」にしたセンスに唸る。(深い)
チャールズ・チャップリンが自らが作曲した
この曲を今回は細野晴臣さんがアレンジしたということ。
映画好きの方にはおなじみ、モダンタイムスは、
資本主義社会を痛烈に皮肉り、笑いにした映画。
金儲けにより尊厳が失われ、
人間が機械の一部分のようになる姿を
笑いで表現した映画の名曲「Smile」を使うことで、
言葉にすることが難しいニュアンスを漂わせることに
成功した制作陣の手腕は流石。
たいていの悲劇や過ちは、あとから
「なぜ誰も止められなかったのか?」
と検証されます。
戦争、ナチズムと虐殺、タイタニック号、
チェルノブイリ原発事故など、
本当に、「なんで止められなかったのよ!!」と
いまを生きる私たちは思います。
でも、ライブで起きていた市場の暴走は
止められなかったし、
いまだって、止めようと思えば止められることを
止めない私たち人間。
そんな人間の無責任さ、業の深さを痛烈に感じながらも、
「危機を繰り返さないために」
というメッセージは、
制作者の本音であり良心であるし、
大切なことだと思います。
何かが起きたとき「自分たちがなんとかしなきゃ」と考え、
伝え、行動する。
悲劇や過ちを
「二度と同じ過ちを繰り返しちゃいけない」と検証し
後世に伝えていく使命感。
そんな青臭さって、
私たちは失ってはいけない精神だと思います。
傍観者や評論家でいてはいけないと凄く思いました。
■最終回 危機を繰り返さないために
2009年7月20日(月)午後7時30分~ 総合
再放送は、2009年7月25日(土)午前1時35分~2時48分
(24日深夜) 総合
終わってしまった前回の再放送予定は下記の通り。
■第4回 ウォール街の“モンスター” 金融工学はなぜ暴走したのか
2009年7月22日(水)午前0時45分~1時34分
(21日深夜) 総合
最後の松平氏の語りの部分の聞き書き
「人々の暮らしを豊かにするはずだったマネー。
(金融?市場?)
いつしか、それは、ゲームの道具となり、
世界を翻弄しました。
私たちは二度と危機を繰り返さないために、
何ができるでしょうか?」
「なぜ誰も止められなかったのか?」
という問いに正面から向き合う
NHKスペシャル「マネー資本主義」は今日が最終回。
テーマ音楽を映画「モダン・タイムス」
(チャップリンのね)で知られる
「Smile」にしたセンスに唸る。(深い)
チャールズ・チャップリンが自らが作曲した
この曲を今回は細野晴臣さんがアレンジしたということ。
映画好きの方にはおなじみ、モダンタイムスは、
資本主義社会を痛烈に皮肉り、笑いにした映画。
金儲けにより尊厳が失われ、
人間が機械の一部分のようになる姿を
笑いで表現した映画の名曲「Smile」を使うことで、
言葉にすることが難しいニュアンスを漂わせることに
成功した制作陣の手腕は流石。
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たいていの悲劇や過ちは、あとから
「なぜ誰も止められなかったのか?」
と検証されます。
戦争、ナチズムと虐殺、タイタニック号、
チェルノブイリ原発事故など、
本当に、「なんで止められなかったのよ!!」と
いまを生きる私たちは思います。
でも、ライブで起きていた市場の暴走は
止められなかったし、
いまだって、止めようと思えば止められることを
止めない私たち人間。
そんな人間の無責任さ、業の深さを痛烈に感じながらも、
「危機を繰り返さないために」
というメッセージは、
制作者の本音であり良心であるし、
大切なことだと思います。
何かが起きたとき「自分たちがなんとかしなきゃ」と考え、
伝え、行動する。
悲劇や過ちを
「二度と同じ過ちを繰り返しちゃいけない」と検証し
後世に伝えていく使命感。
そんな青臭さって、
私たちは失ってはいけない精神だと思います。
傍観者や評論家でいてはいけないと凄く思いました。
■最終回 危機を繰り返さないために
2009年7月20日(月)午後7時30分~ 総合
再放送は、2009年7月25日(土)午前1時35分~2時48分
(24日深夜) 総合
終わってしまった前回の再放送予定は下記の通り。
■第4回 ウォール街の“モンスター” 金融工学はなぜ暴走したのか
2009年7月22日(水)午前0時45分~1時34分
(21日深夜) 総合
最後の松平氏の語りの部分の聞き書き
「人々の暮らしを豊かにするはずだったマネー。
(金融?市場?)
いつしか、それは、ゲームの道具となり、
世界を翻弄しました。
私たちは二度と危機を繰り返さないために、
何ができるでしょうか?」