ぼちぼち日記

シニアの暮らし方や思い、猫たちのことなどをマイペースで記録しています。

「ひとくず」

2024-05-25 19:14:51 | 映画、音楽
この作品あまりに暗い内容すぎてためらっていたが、観て良かった。
最後に希望の光があった。



子どもの虐待が一つの軸になっているが、タイトルにあるようにくずとしか言いようのない人間たちがこれでもかと登場し、虐待は連鎖する、という短絡的な感想では済まない世界が描かれている。

監督、脚本も手掛けている上西雄大さん。良い人物評価ばかりではないようだが、本物と勘違いするほど徹底した役者さんだった。
親から愛情を注がれず、むしろ日常的に暴力を振るわれ、何も学ばせてもらえなかった人間がどんな大人になるのか。
この人は視線や激しい言葉使い、態度ですべてを表現しきっていた。
凄い役者さんだと思う。
2022年の作品で国際的にも注目された映画だ。


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親になるということ。

2024-05-25 18:27:53 | 家族
次女から赤ちゃんが出来たようだとの連絡。
子どもが出来るか心配していたので、とても嬉しそう。
しかし私の反応がイマイチだったためちょっとガッカリしたようだ。

赤ちゃんが無事に産まれたら、きっととても嬉しい。
そして、成長したその子が、この世に生まれたことを幸せと感じていることが分かった時(もし見届けられたら)は心の底から嬉しく思うだろう。



男女が結びつくのは簡単であっても、人間ひとり誕生させることは、たやすいことではない。
これからの時代を生き抜いていくのは、子どもにとっても大変だ。
大人は子どもと共に学びながら親への道を模索していく。思うようにいかなくても、愛情があればきっと乗り越えていける。
いつもそう思いながら子育てをしてきたように思う。
辛い時も悲しい時も沢山あったし、進んできた道は、決して歩きやすいものではなかった。
そんな自分の時を思い出しながら、今は静かに娘家族の健康を祈っていようと思う。
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